失礼ですが別居に対する考え方は間違っています。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

最初にお詫びいたします。
先日お送りしましたメールは確かに他者様にお送りしました内容と摩り替わっておりました。
私は回答させて頂くのに、誤字脱字を避ける為（と、言っても、まだまだ誤字脱字だらけですが・・・）自分のメモ帳にワードを使って一日の終わりに一気に書き上げ、完成後　悩み辞典のフォームに貼り付けるという事をしています。
これを一回で数人分を書き溜めて貼り付ける時にその時にどうやら間違って他の人へ書いた内容を貼り付けてしまったのだと思います。
大変失礼をしましたことをお詫びいたします。

では相談回答に入らせて頂きます。
みきたんさん、あなたには何も罪はありません。
でも　このようなご相談をお受けする度に、何故もう少し早く　私に御相談いただけなかったのかと悔やまれます。
そう簡単に人に相談できる事ではないことは充分理解できますが　これまでこのようなご相談を多く受けてきた結果　残念ながら離婚回避ができなかったケースがあります。
つまり離婚に至ってしまったケースの共通して言える傾向は、人に相談せず、自己流の解決方法を実行した方です。
これは悪いとは言いませんが　実際、離婚に至るケースが多いと言えます。
どなたも１人で悩まれて、自己流に、ご自身でドンドン悪い方向へ持っていってしまい、どうしようもなくなってから
ご相談をいただくので、ご希望に沿えず離婚に至ってしまうということが往々にしてあります。
これは、みきたんさんを責めているのではありませんが、どの段階で当方へ御相談頂くかで、結果は両極端です。
確かに、色々悩んだ結果、現在の状態になっていたのだということはわかりますが、現段階では正直申し上げて、かなり
離婚に至る確率は高いという覚悟の上、今後の対策を練りましょう。

さて、みきたんさんの希望は離婚をしたくないということですが　その為には手を打たないといけません。
何もかもご主人の言いなりでは　離婚へと進んでしまい、どのようにしてご主人に抵抗するかという事が大事です。

たいてい妻はご主人に嫌われたくなくって、ご主人の希望を叶えてしまいますが、ご主人の希望が離婚だとすると
おとなしく聞き分けのいい妻というのは　反って離婚しやすいという事になります。
本当に離婚をしたくなければ、ココは抗う必要があります。

では何に対して抗うか・・・・・
でもちょっとその前に　ご主人の本音という物を　考えてみましょう。

【今のところ【別居】を切り出してませんが、家賃や食費などの金銭面で
今まで通りの小遣いでは足りなくなると思うので
この月末の給料日をきっかけに、別居を切り出されるかもしれません。

私としては『離婚前提の別居ではなく、修復前提の別居』
という条件で、別居を受け入れる思いもありますが
別居して、考え直して帰ってきてくれる可能性はあるのでしょうか？】

この質問ですがみきたんさんと私の考えは少し違います。
今はプチ同棲のような朝帰りで、今後金銭面で小遣いが足りなくなるから別居を切り出すのではなく
相手との生活に軸足を置きたいから別居を切り出すのです。
その結果、お金も身体も一つなので、どちらかを削らないといけなくなります。
ですから　別居を切り出す限り、ご主人は小遣いではなく、お給料をみきたんさんとの生活に入れなくなるということです。
その上　別居後の不貞は不貞とは言えない部分もあり、もう一緒に住めなくなったという夫婦関係の破綻を立証させる為の別居と感じられます。
と、いう事はみきたんさんが仰るように　冷却期間の別居ではなく、実質的に生活費も入れない夫に愛想を尽かし
妻の方から「もう離婚だ」と音をあげさす為の別居と考えるのが普通です。
なぜならご主人からは不貞をしたという「有責者」ですので離婚を切り出す事はできないのですが、妻が離婚を望めば成立できます。だから　むしろ修復というより　離婚をする為の別居と呼べます。

ご主人は　そこまで悪い人間じゃないと思いたいでしょうけれど　人間は変ります。
別の女性がいる場合は、そちらへ向かう勇気が備わっていますので　別居は離婚への追い風になる可能性が多いのです。

しかし本当の別居の意味はもっと違う所にあるのですが、何だと思いますか？
実は別居はご主人の行動をわからなくさせる為です。
妻と一緒に住んでいたら、いつ尻尾を捕まれるか判りません。
ご主人は実は　ヒヤヒヤなのです。
だから尻尾を捕まれなくする為に　別居をして雲隠れするのです。
そうなれば　浮気の証拠もつかめなくなりますし、別居後の浮気は不貞とは呼べせなくなせる為だという事が判ってきます。

どうですか？ここまで読んでも別居をしますか？
みきたんさんは、戻れる可能性を秘め、別居も致し方ないと思っていますが、別居は相手女性との蜜月を作る事になり
一緒に住めば情も絆も出来てしまいます。
つまり別居を認める事は離婚へのレールを引く協力をする事になるという事をもうこれでお判りいただけましたか？
別居を考えている場合ではありません。
それを阻止しなければなりません。
その為にご主人がどのような屁理屈を述べるか　想定してプログラムをしないと手遅れになります。
もっとご主人の性格などもお聞かせ願わないと　そのプログラムを立てることは難しいでしょう。
もっと個人情報もお聞かせいただく必要もありますので本気で離婚を阻止したいのであれば、このオープンなサイトでの答えには限界を感じます。
出来ましたら　手遅れにならない内に直接お会いしてご相談を頂く問題だと思います。
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回答日時：2010年1月31日(日) 23:01 JST

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