一旦深呼吸。ゆっくり進んでいきましょう（＾＾）

心理カウンセラー 大塚　悦子

こんにちは。ご相談メール拝読しました。
この就職難の中での就職活動、本当に大変だったことだと思います。
よく頑張りましたね。本当にお疲れ様でした。
まずはここで一区切りさせてください。

そしてやっと決まった就職先での実習訓練は、とてもあなたに耐えられるものではなく、 自分から辞めたとのこと。
苦労して、頑張って、やっとたどり着いた矢先の出来事。
時代とは裏腹にとても簡単に決まった就職先だったか、よっぽど自分に自信がある人間でない限り、あなたの落ち込み方は自然のことだと思います。
心療内科でうつ病だと言われたのですね。
無気力で自信が持てない状態で自分の欠点について考えると、まるで誰かが後ろから背中を押しているかのように、止め処なく不安になっていくものです。
ちょっとストップして、一旦深呼吸。一言で言っても実はこれが難しいんですよね。
今回のこのメールが、少しでもそのストッパーの役割が出来ることを願って、回答させてもらいます。

「学生の頃から出来ないと思ったことはすぐにあきらめて生きてきました」
この一言が引っかかりました。
あなたは　あきらめられるものにしか、まだ出会ってないのかもしれません。
自分が本当にやりたいこと。
やっていると、またはやり通すことで心が打ち震え喜ぶこと。
例え出来なくてもあきらめ切れないもの。
それに出会ったら、他人から見える『忍耐』はあなたにとって忍耐でも我慢でも苦痛でもなくなるはず。
上司に中学生以下と言われても、パワハラにあっても耐えられる・・・のではなく
「たかがそんなこと」「だから何？」または気付きもしないかもしれません。
あなたにとってそれが何なのか、もう一度探してみませんか？
まだまだ大学四年生。人生はこれからですもの。
初めて社会に出ることで、しかも短期間で！自分の欠点に気付くことも出来たのです。
自分の欠点を知っているということは、成長する上で必要不可欠なことだと思います。
とても意味のある就職活動～実習訓練だったと考えてみてください。
ここで伝えておきたいことがもうひとつ、欠点＝障害ではないということ。
その性質を補うために必ずや別の性質が秀でてあなたを形成しているはずです。
もしどうしてもあなたの進むべき道において、それを障害と感じるようだったら、
コミュニケーション能力は専門の学校でいくらでも学び、
習得することは出来ますし、
忍耐に関しては先程書かせてもらった通り、進むべき道では否応なしについてくる、
そうですね、親への依存はカウンセリングがお手伝い出来る分野だと思います。
でもまずは自立への第一歩に、
この就職難の時代、就職が決まった自分を労って
職場で耐えられないと感じた自分の声を聞き、自分を守った行動力を評価してあげてください。
そして前に向かって歩けるように感じたら、もう一度自分自身とよーくよーく話しあって、新しい道を探していきましょうよ。
見えない将来に対して、不安でない人間なんていません。不安と楽しみが共存して進めるようになる日がきますように。
心から応援しています。

回答日時：2010年2月12日(金) 14:43 JST

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