粘り強く大きく構えてがんばりましょう。

奥田 良子

相談に私をお選びいただき、どうもありがとうございます。お返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

以前、勤めていた会社で宴会の度にセクハラに合ったり、会社に言われるまま４０万円も払って研修に行くと、ねずみ講だったなんて、さぞかし腹が立ったことでしょう。

それに対して文句を言ったら解雇されたなんて何てひどい…もう１４年も前のことなのに、思い出すと、眠れない日がある位悔しいのですね。忘れることも必要とは分かっているけれど、くやしくて、くやしくて、うらみは増すばかりなんですね。

また、その後、職安の求人票と実際の待遇が違ったりで、更にいろいろ不愉快な思いをしたのですね。

今まで、仕事関連でこんなにヒドイ目に合ったので、ここらでこれらを食い止める手を考えると共に、過去起こったことに対する悔しい思いをどう処理するか一緒に考えましょう。

先ず、問題を以下の２つに分けました。

１）受けたパワハラに対する処置と、偽の研修に行かされた費用について。

既に、労働基準監督署に相談する等、アクションを取られているとのこと。あなたがアプローチしている方法で良いと思います。あと、もうご存じかも知れませんが、無料で相談に乗ってもらえる場所として「法テラス」があります。こちらも弁護士が３０分で無料相談に乗ってくれます。

こちらの相談の内容は、私よりも労働基準監督署の方々の方が詳しいので現在取られている方法を続けられることをお勧めします。

当時の上司をぶんなぐりたいとのことですが、殴って気持ちが晴れれば良いですが、晴れるとの確証が無い上に、殴ったことによってきっと新たな問題が起こり、話がこじれることと思いますので、ちょっと時間がかかるかも知れませんが、ここは冷静に頭脳を使って、いろいろな機関に問い合わせ、制裁を加える手段を模索することをお勧めします。またメディアへのアプローチなんかいかがでしょうか？面白い記事であれば新聞、雑誌関連が飛びつく可能性もあります。

自分の気持ちを静め、整理する方法として気の合う友人等に話しを洗いざらい聞いてもらう方法がありますが、話を聞いてくれそうな方はいらっしゃいますか？あなたの話に共感してもらえる人がいるというだけで随分自分自身が癒され、明日への活力となるパワーを貰えるはずです。

２）職安の求人票について

求人票と実際の就業条件が違うということですが、取りあえず職安に報告をしていれば、次回その会社が求人票掲載の依頼をする時に注意をしてもらえるはずです。しかし、職安にはそれ以上（会社を指導する）の権限がありません。

それに対して、労働基準監督署に言えば、悪質な場合、その会社に対して調査や指導をして貰えますが、あなたは既にその報告をされているのですね。

この不景気の中、規則を守らない会社も増えているようですが、きっとあなたに合うきちんと就業規則を守っている会社もあるはずです。こちらも粘り強く、複数件会社を当たっているうちに運よく、あなたにぴったりの会社に巡り合うと思いますので、今はちょっと辛いかも知れませんが、粘り強く大きく構えてがんばりましょう。

話を聞いてもらえる友人がいなかったり、どうしても気持ちが収まらなければ、どうぞご連絡ください。３０分、無料でお話を聞かせていただきます。愚痴でも怒りでも何でもぶつけていただければと思います。

私からのアドバイスは以上です。悪いことが重なり、ご自分の人生の中で辛い時期を迎えていることと思いますが、どうかがんばって、納得の行く結論を得られますよう、応援しています。

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回答日時：2010年3月 8日(月) 13:10 JST

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