乗り切った先に・・・。

田中 大祐

Ｋ０８さん　ご相談ありがとうございます。

今もパソコンに向かっているかもしれませんね・・・。
実習中は経験者にしか分からない本当につらい状況に追い込まれると思います。
わたしも１～２時間しか寝れず、いつも朝焼けを拝んで胃をきりきりさせていました。
お気持ち察します。

私からお話できる点は２つです。

１つ目はスーパーバイザー（ＳＶ）の側からみると、自分にだって全てが分からないのに学生に分かるはずがない！つまり、正解はないということです。
リハビリは不確実性へのチャレンジです。実習は脳みそを常に「考え続ける」ように指向させるトレーニングとも言えます。
だから、レポートを出してその結果で「解雇」になることは決してないはずです。唯一期限内に提出するということだけ・・・完璧さではないのです。

今までに多くのＳＶをしてきましたが、必ず贈る言葉があります。

「知識には経験がいる、そして経験には時間がいる・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　素敵なセラピストになってください」と。

＜理学療法の現場に触れ、患者様が徐々に回復される姿を目の当たりにすると皆＜さんにはがんばってほしいと思います。

今のＫ０８さんに必要なのは患者と寄り添える資質だけ、時間が解決してくれることがたくさんあると思います。


２つ目は理学療法士を取り巻く環境は確かに厳しくなっています。そのうえで、この仕事には
①前職にはない人生の喜びを感じるチャンスがあります。
②自分の価値を高める可能性があります。

金銭的な充実を目指そうとすると時代の先を読みながら、さらに模索を続けていかないといけませんが・・・。（私も少しずつチャレンジしてます）けがをして患者として出会ったときの理学療法士への憧れはそれだけではなかったのではと思います。


最後に、実習中はエネルギーが枯渇します。あなたの人生の中でも何度目かの大きな逆風だと思います・・・。いつものＫ０８さんらしくあってください。理学療法士であったとしても、たとえなかったとしても、それは変わらない真実です。

そして、実習が終わったら４８時間ぐらい爆睡！！これらの言葉がすこしでもＫ０８さんのこころのつっかえ棒になることを願っています。

回答日時：2010年3月 5日(金) 01:31 JST

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