祖父の相続前後、叔母の嫌がらせに困っています。

ご相談者：30代/男性

祖父が亡くなる前から後にかけて、他家へ嫁いでいる娘（私の叔母）の度重なる嫌が
らせに困っています。
私が問題行動を問い詰める度に、叔母は和解を申し出てきて応じましたが二度も反故
にされてきました。
これ以上ルールのない叔母に関わりたくないのと、こちらが被ってきた迷惑や苦痛、
損害について法的に白黒つけたいと切に考えるようになりました。
親族間においても訴えることは可能でしょうか？
どうぞ、よろしくお願いいたします。

＜以下、叔母が行ってきた実家への嫌がらせの一部です＞

■祖父の生前、祖父の自動車を「車検切れ」を理由に売却。実際は車検後すぐの車
だった。祖父も事実を知り「返してくれ」といったが「もう売ってしまった」の一点
張り。叔母の友人が経営する会社に売却。叔母は5～6万円にはなるといっていたが、
結局は35,000円にしかならなかった。叔母を問い詰めお金だけはこちらで受け取った
が、代わりの中古車を入手するのに４６万円強かかった。

■祖父の入院中、叔母は祖父の通帳を管理名目で保有していた。そこからお金を引き
出し、自分が営業員として勤める生命保険会社の保険を契約させた。
祖父は生前「株を売ったお金を、祖母と折半し（叔母の勧めで、定期預金のような感
覚で）生命保険会社に預けた」と語っていたが、保険証券を祖父の死後に返してもら
うと、いずれも祖母名義になっており、被保険者を叔母の娘とする終身死亡保険だっ
た。

叔母は契約の２ヶ月後に、契約者である祖母を病院に連れて行き、認知症の診断を得
ている（本人に解約の委任状を書いてもらったが、意思能力なしと生命保険会社に受
理されず）。
叔母は、契約の以前から「金銭感覚の欠如」を理由に、祖母の通帳・印鑑も自分が保
有していた。
祖父（出資者）の意向に沿わない契約を、叔母は自ら通帳等の管理が必要と認める祖
母（当時79歳）と、自分の娘を利用し締結。
保険会社にも上記内容を相談したが「家庭の問題」「苦情は契約者からのみ受け付け
る」と取り合ってくれず。

それでも生命保険会社の本社に質問書を出し正式回答を求めると、答弁書に契約者と
して書かれた名前は祖母のものではなく、私の母の名前だった。真剣に考えてくれて
いる様子もない。
叔母は、祖父の財産を隠す目的と、自分の営業成績を上げるために、このような不要
な契約を自分の立場を利用し行ったものと思われる。

成年後見制度も考えましたが、叔母が素直に応じるわけはなく。また、親族間にもめ
ごとがあるときは第三者が後見人となり報酬を支払わなければならないと聞きます。
私の母は、度々病院等から祖母の件で呼び出され、仕事にならず生活費もままならな
い期間が続いたため、私にも内緒で借金をしていました。私がこれを知り補填してき
たわけですが、こうした状況でもし後見人が第三者になったとしたら、報酬は長年に
わたっての負担となりますし、なかなか申請に踏み切れないでいます。

■祖父の通帳を、叔母が管理名目で保有している期間、多額の使途不明金がある。
祖父は入院しており、祖母は自宅で療養生活のようなものだったため、数十万円もの
お金を度々引き出す必要があったとは到底思えない。

■叔母は、自分の主人に実家の台所周りの修繕をさせ、30万円近くの祖父の通帳から
お金を引き出しているが、なぜ修繕する必要があったのかも分からず、明細書もな
い。
当時、叔母の主人は数ヶ月間仕事をしていなかったというのを後で聞く。

■祖父の葬儀の日、相続関係にある者がみんな相続を放棄し、私に任せるということ
で話がついていたが、４９日までの間に叔母は他の親族をそそのかし「当日は書類も
印鑑も持ってくるな」と指示していた。
叔母を問い詰めても話しにならないので、裁判所を通して納得行くよう手続きしよう
と私がいうと態度が豹変。「はじめから放棄するつもりだった」といい、自分だけ印
鑑をつき必要書類を置いて帰って行った。
私は他の親族の印鑑や書類集め、事情説明のために仕事にならず、１週間近くつらい
思いをさせられた。

■実家が債権を持っているタクシー会社の社長と叔母が友人で、祖母にタクシーのタ
ダ乗りをさせていた。債権と相殺されてしまう恐れがあった。

■祖母が誰にも行き先を告げずに友人宅に行き、数時間行方が分からなくなった日が
あった。すると叔母の主人より私の母に電話がかかってきて、「あいつ（私）は何に
も責任を果たしていない。祖母の通帳を返せ」とすごい剣幕で恫喝してきたとのこ
と。
このような、分けの分からない言いがかりや、揚げ足の取り方をされ続けている。

■現在、祖母は介護施設に入っており、私の母親が介護をしているが、祖母に私や私
の母の悪口を吹き込んでいる。たとえば「祖母の通帳からお金を引き出し（私の母
が）飲み歩いている」などと吹き込んでいる模様。その度に祖母の態度が硬化し、母
はつらい目に合っている。

など、困っています。

叔母はマイホームを数年前に購入しており、その支払いのために実家の遺産を、祖父
が入院しているときからひとり狙っていたのだと思われます。
ただ、あまりにも早まってしまい、問題行動がたくさん露見してしまったため、葬儀
の日に相続放棄をすると約束し、和解の申し出もあったためそれを私は飲みました。

しかし、49日までの間に和解は反故にされ、他の親族をそそのかし相続を妨害してき
ました。
それなら裁判所で納得いくまで話をつけようと私が申し出た途端、「はじめから相続
放棄するつもりだった。おまえ（私）も大人になった」と和解の姿勢を見せ書類に印
鑑を押し必要書類を提出してきたので、またこれを飲みました。
さらに私は、なぜか口を挟んできた叔母の主人がいうことを、「これで平穏が保たれ
るなら」と考えその通りに飲み、相続放棄した叔母に20万円、相続関係のないその子
供ら3人に5万円ずつ支払い、手打ちとしたのですが・・・。
今度は祖母が契約者になっている生命保険を目当てにしているのか、前述のような嫌
がらせがまたはじまり、自分を正当化するために、私や母が悪者にされてきていま
す。

希望としましては、叔母の行いが法的に通用しないことを証明した上で、以後、実家
に干渉せず、迷惑にしかならないような言動をしないことを約束させたいと考えてい
ます。可能であれば、それまでの経済的な損失、反故にされた和解のとき支払った現
金、精神的な苦痛や名誉を毀損するような嘘やデマの吹聴について、相応の賠償を求
めたく考えています。ただ、これはあくまでも二次的な目的であり、叔母が実家の方
針に私利私欲で首をつっこむようなことをなくしたい、というのが主目的です。

叔母は、祖母が入院していた病院から「パンツのゴムを換えてあげてください」と電
話がかかってきたとき、「（私の母に）一任しているから」と取り合わなかったそう
です。叔母の会社は祖母の入院する病院と目と鼻の先でしたが、私の母が仕事を休
み、往復２時間かけてパンツのゴムを換えにいきました。
このように叔母は、義務も責任も何も果たしていないのに、権利ばかりを主張し、私
利私欲のために嘘までついて、これを正当化するために私たちが悪者にされているよ
うな関係を、早く絶ちたいと思っています。

それとも、このまま耐え続けていくしかないのでしょうか。
専門家の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

30代/男性 | 日付：2010年3月11日(木) 17:36 JST | 閲覧件数: 6,629