少ない時間でも、書き続けることが大切です。

村上 邦夫

　ご返事が遅くなりました。
　仰るように、このごろでは書道教室がめっきり少なくなりました。入り口のドアが開放されていて、ひょいと覗いたり、先生に聞いたり出来た時代が懐かしいですね。
　直接指導が受けられない人のために、書道の通信講座を多くの団体が開講しています。学びたいと思う内容の講座を選んで受講することが出来ます。テキストや解説書を見ながら、自己学習するシステムです。提出課題が設定されていれば、お清書を提出して添削指導を待ちます。担当の先生が清書について、文字の添削や、アドバイスの言葉が返信されてきます。
　通信講座は、一人ではなかなか学びきれない面があるので、清書出して教えて貰うことで学んでいきます。
　最近はパソコンの発達でますます文字を書く機会が少なくなりました。だからこそ、自分から進んで書かないと、文字をどんどん忘れますし、文字の上達も望めません。通信講座を購入することも、自分から進んで書こうとすることの一つですね。
　文字の上達はともかく進んで文字を書き、毎日少しずつでも継続することが大切です。また文字はただ書けばいいというものでもありません。丁寧に、そして上手くなろうとして書かなければ叶いません。その為に、通信であれ、直接あれ、教えを乞うことが必要になります。
　どなたかに見て頂くことが必要なんですね。
　あとは継続です。これがないと、どんないい先生についても上達は望めません。逆に通信であっても、学ぼうとする気持ちが大切です。

　継続は力です。腕を落とさず上達するには、毎日、ほんの五分でも書き続ければ文字は上達します。
　ぜひ、続けてください。

回答日時：2010年3月23日(火) 14:52 JST

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