いじめを受ける正当な理由など一つもありません。

谷口 晋一

カノンさん

こんにちは。谷口です。
ご相談をありがとうございます！

その時期の多くを過ごすであろう小学校や中学校でのいじめ。
本当につらいですね。

“心臓をわしづかみ”にされたような感覚になるとお聞きして私自身も切なくなりました。

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ちなみに今までにカノンさんがご相談された周囲の大人は、親と担任の先生だけですね？（カノンさんだけでなく、周囲の大人への提言もありますのでちょっと難しい言い回しになる事を許してくださいね）


その前後のやりとりを聞いていませんのでそのことを理解していただきたいのですが
「あんたにも悪い所あるんだと思うよ。」との周囲の大人の言葉は、個人的に私の考えとは違います。


どんな理由があろうと、密室で特定の人を対象にした集団での陰湿な行動（いじめ、ですね）は、受ける側には非はないと考えます。


自分と近くない、もしくは違うと感じる存在がいることはどんな集団生活を送る上でもあります。


しかし、違いを違いとして受け止めて集団が形成されていくのであって、その存在を
除外するかの様な行動を“近いもの同士”がするという構造は、あってはならないのです。


つまり、誰かが自分と違う性格だと思えたとしても、それそのものが攻撃の理由になんかには、絶対にしてはいけないのです。


カノンさん。
あなたは尊い存在ですからどうぞ自分を責めないでください。


◇　今までに相談した周囲の人以外にカノンさんの尊い存在を理解してくれる大人がいないか。もう一度思い巡らせてみてください。

◇　今の環境は劇的に変化しないかもしれませんから、まずは自分自身のエスケープエリアをいくつか見つけておくといいかもしれません。学校内で保健室や職員室など。

◇　攻撃をしてくる人への敵意はなかなかぬぐえないかもしれません。しかし、こう思うことはできませんか？『人を“攻撃することでしか”自分を正当化できないなんて寂しい人だなぁ』と。

◇　クラスの中でも一人ひとり温度差があるはずです。そういったこと（集団でのいじめ）に興味がない人も。その人たちのこともじっくりと見てみましょう。

◇　学校内で担任の先生以外に仲のいい、もしくは信頼している先生はいませんか？少し離れた位置でカノンさんをみてくれるオトナを少しずつ増やしていくといいです。


最後にもう一度。
カノンさんがいじめを受ける正当な理由など一つもありません。

人は人と関わっていくときに常にその関わりを修正しながら生きています（大人になっても）

これからカノンさんが生きていく過程の中で、周囲に対して自分との違いを受け止められる心を作り上げていって素敵なオトナになってください。


もうすぐ新学期。この季節に咲く満開の桜は毎年同じ様に見えますが、その桜一つ一つはすべて違います。


カノンさんも毎年心に新たな芽生えを生み出しながら成長していっているのですよ。

回答日時：2010年4月 6日(火) 07:55 JSTお礼のコメントを書く

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