働く期間と、得たいメリットによります

鉢須 祐子

ご相談ありがとうございます。

今年について言えば、配偶者控除を使える方がよろしいかと思われます。
ただ、現在、課税方法の見直しがなされており、来年から配偶者控除がなくなる可能性があります。
今年6月から中学生以下のお子様がいらっしゃる家庭に子ども手当が支給されることになったため、その分控除をなくしていく、というのが現段階での政府の方針のようです。
そのため、早ければ来年から控除が廃止されるかもしれません。

また、奥様の年収が130万円を超えると、社会保険の保険料を奥様が支払う必要が出てきます。
健康保険を、おそらく現在はご主人様のものにご加入なさっているかと思いますが、正社員として働く場合、月収から考えると奥様が独立して健康保険料を支払う必要が出てきます。

これらのことを加味すると、
税制の改定前、つまり配偶者控除を使えるうちはパートでお仕事なさった方が支払う金額が少なくて済みます。
ただ、このさき長くお仕事をされるご予定で、かつ老後の年金額をアップさせたい（＝厚生年金）というご希望があるのなら、今から正社員として働かれても良いと思います。
短期的に見ればパート就業の方が支払額を減らせますが、長期的に見ると正社員の方がメリットはある、といったところです。

ご参考になりましたら幸いです。
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回答日時：2010年3月31日(水) 22:30 JST

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