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復学後への心配

ご相談者:20代/女性

初めまして。相談させていただきます。宜しくお願いします。

私は現在休学中の美術系大学に在籍する4年生です。
大学復学後に関する不安があるので、相談させていただきました。

4年生をやり直しということで、
去年後期から今年の前期まで休学しています。
理由は、周りの人には作品制作の為や、旅行のためと言っていますが、
本心としては、自分にとって就職する意味が分からず、
卒業後の進路についてや、卒業制作について悩みすぎた結果、
悩むことから逃げ出すように、あまり目的を持たず急に休学をしました。
今は、精神的に安定したいのと、仕送りなどを考慮して、自身で判断し、
実家で親と一緒に生活しています。
今はたまに旅行に行ったり、絵を描いたり、好き勝手暮らしており、
親と毎日話をして、就職したいという気持ちが強くなっています。

今年の10月に復学するのですが、
今度は、復学についての不安が大きくなってきてしまいました。
大学4年の前期のころ、美大なので、先生に作品について講評をしてもらう際、
誰かの期待に添うようなものができていない、
自分で胸を張れるようなものができていない、
先生に見放されるのではないか、という不安を常に抱えていた事を覚えているのですが、
そのような不安が、また出てきているように感じて、
どう対処すればいいかがわからないのです。

休学は一人の先生にしか言わなかったから、
自分勝手な生徒だと他の先生には呆れられているだろう、
復学しても、見放されるだろう、
卒業はできるのだろうか、等という不安です。

単なる思い込みでしかないのですが、
本件以外でも、
思い込みの不安(誰かに嫌われているという不安が多いです)に該当する
何かしらのカケラのようなもの(噂、人の態度、目線、会話など)を見つけると、
「ああ、やっぱりそうだったんだ」と酷く落ち込み、
「あの人にも、あの人にも受けいられていない。誰も信じたくない。」
とふさぎ込むことがよくあります。

毎回同じ行動パターンで不安を抱えているのですが、なかなか治りません。

どのように気持ちを持っていけば、
大学に復学しても、マイナス思考にならずにいられるのでしょうか。

長文になり失礼しました。
宜しくお願い申し上げます。

20代/女性 | 日付:2010年4月 7日(水) 01:17 JST | 閲覧件数: 4,450

原因がわかっているのだから大丈夫です!

公認心理士 / スクールカウンセラー / 研修講師 / コーチ 増田 進明

ご相談、ありがとうございます。
内容、読ませていただきました。


文面から、マイナス思考になりやすい傾向にある自分について、
かなりの自己分析ができているように私には思えます。

(遠隔地に引越しをしたため現在ネットが常時使える環境におりません。
返信が遅れてしまいもうしわけありません)



まわりの人に嫌われているという不安についても、
「単なる思い込みでしかないと頭ではわかっていても、つい不安にかられてしまう」という状態だと自覚できていますし、

ちょっとしたカケラのようなものを見つけて、人に嫌われているという不安を、なにか確信めいたものに変えてしまっている自分がいて、そういった「思考パターン」から抜け出すにはどうしたらいいのか、

実は私もそのような経験がありましたので、お気持ちは多少なりとも理解できるつもりです。


他の専門家の方にも同様の記述がありましたが、
近くのよさそうな方でかまいませんので、カウンセリングを受けてみることは私もオススメいたします。


思考パターンについて、ご自身に合った修正方法を教えてくれると思いますし、
この文面からは読み取れない様々な部分についても、フォローしてくださることと思いますので、
カウンセラーといってもいろんなキャラクターの方がいらっしゃいますから、
感じが合う方をひとりみつけてみることは、将来的にも大切なことかと思います。



その上で申し上げますと、
こういった「頭ではわかっているけど、できない」という状態で苦しんでいる人たちは
私を含めて数多くいることと思いますが、

そうやって焦れば焦るほど、空回りすると思いますので、
一度そういう感じを手放したイメージを持つことをオススメしたいと思います。


先に述べたように、自分の思考パターンなどの理解はできているので、
問題の改善に必要な最初のステップである「原因への気付き」はクリアしています。

この気付きが最も重要なのですが、実はこれができていない人が大半で、
ご依頼主様に関しては、原因がわからずにストレスを抱えてしまっているという状態ではないので、


どちらかというと「きっかけ待ち」といった感じです。
(そしてそんなきっかけ探しをしているからこそ、悩み辞典を活用しようと思われたのかもしれませんね。)


私は預言者ではないので、いつどこでご依頼主様の人生の流れが変わるかはわかりませんが、
あまり焦ってしまっていたりすると、きっかけはころがっているのに、
見えなくなってしまいがちです。

ちょっと脳科学的なことをかみくだいていうと、脳が「ばちっとくる」というしくみが、
焦っていると働きにくくなるので、結果的にきっかけをスルーしてしまうのです。
(だから焦れば焦るほど、空回りする状態になります)


その落とし穴に入らないように、一度今の自分が抱えている問題から開放された(手放した)イメージを持ち、

「わかっているけど、できなくて…」という感じでなく、
「原因はわかっているのだからあとは楽に構えていて大丈夫」と思って、頭(思考)は休めてください。

その代わりに、五感を刺激するようなことで好きなこと(音楽を聴く、アロマを炊く、ぬるま湯につかる、出かけて綺麗な風景を見る、ジョギングをして汗をかく、おいしいものを食べる等)をして、

できるだけ気分良く生活するようにこころがけると良いと思います。

楽観的すぎるように聴こえるかもしれませんが、
こういった意図的な「こころがけ」の積み重ねをしていく方が、
焦ったり悩んだりしているよりも、早くきっかけを運んでくれると思います。

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回答日時:2010年4月28日(水) 23:11 JST

ありがとうございます。
金銭的な問題でカウンセリングを受けにいくのはできませんが、
できる限り焦らないよう心がけます。

| 20代/女性 | コメント投稿日:2010-04-29 |

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公認心理士 / スクールカウンセラー / 研修講師 / コーチ
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