精神的な弱さも、ひとつの特質と考えてみてはどうでしょう。

心理カウンセラー 大塚　悦子

こんにちは。
この１０年間、適職にめぐり合えていないとのこと。
生活の基盤となると言っても過言ではない仕事が続かないというのは
精神的にも安定せず、大変に苦しいことだろうとお察しします。
でもあなたは‘これじゃあいけない’と自己啓発本を読んだり、
まわりに相談したりして努力していらっしゃる。
どうしても改善しないとありますが、その努力は少しずつでも確実に
答えに導いてくれていることと思います。
自分の考え方や生き方を見つめたり、必要と感じたら変えていく、どうかその試行錯誤は続けてください。
それはきっとあなた自身の発見に繋がるはずです。
自分はこういう人間だ、自分はこういうことが好きで、こういうことは嫌いなんだ。。。
そうやって自分を知っていくことが適職に就くことへの道すじなのではないかと思います。

さて。それはさておき。
お仕事が続かないのは精神的疾患が原因なのか、それとも単に根性がないせいなのか・・・判断する方法を・・・というご相談でしたが、これはご自身で（あるいは家族や友人が）診断するのは難しいことだと思います。
専門医に相談する方法が１番確実ではないでしょうか。
（そう考えてこの場で相談してくれたのかもしれませんね。
でもごめんなさい、残念ながらご相談メールの内容だけでは私も何とも答えられません。やはり専門病院で実際に診察を受けられることをお薦めします。）

そして、診断の結果が出たら、大切なのはその結果をどう今後に生かしていくかということです。
メールからは今までどんなお仕事に就かれてきたかわかりませんが
一言で仕事といってみても、世の中には実に様々な職種があります。
例えばメールにある‘お客さん’を相手にする仕事、しない仕事。
職場の人間と始終顔を合わせて、コミュニケーションが必要な仕事、１人で黙々と進められる仕事。
精神を鍛えて強くする方法もあるかもしれませんが、私は、あなたが「精神的な弱さ」と呼ぶ、「繊細さ」を生かせる仕事ががきっとあると思います。
そんな仕事にめぐり合えることを、心から願っています。

回答日時：2010年4月18日(日) 02:17 JST

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