心理的距離に目を向けて、その距離の確保が心の解放に繋がるように思います。

心理カウンセラー 大塚　悦子

こんにちは。ガーベラ３さん、ご相談メールからとても辛く苦しい思いが伝わってきました。
文章では一文でも、身が引き裂かれるような出来事を本当にいくつも乗り越えてこられましたね。
ここで私が共感したところで何が変わるわけではないのですけど、
ガーベラさんの相談に向き合う者として、その苦しみを考えて悲しくてたまらなくなりました。

＞自分の人生なんだから、まったく母親とは関係ないんだと思いながらも、どこか縛られている感じがして苦しいんです。

そうなんです。
自分は自分。お母さまともお姉さまとも違う、独立した存在。
お母さまの行動に、あなたが心乱される必要なない。
ましてやお母さまの存在に、心脅かされる必要なんて全くもってない。
きっと頭ではしっかりわかっているんだろうと思います。
でも頭で考えることと、心が違う反応をするんですよね。
それも痛いほどよくわかります。
ガーベラさんがまだ幼い頃受けた心の傷の痛みが、
時を越えてシクシクと痛み出している今、いくら頭でどう考え、理解したところで
その傷は癒えないように思います。

母親になって私が思うのは、『母親に答えはない』ということ。
子供を生んだその日から、子供の面倒を見、育てていく母親。
生んだら親、待ったなしのスタート。心構えも準備も完全でないまま
しつけの厳しい親、甘い親、精神的に強い親、弱い親、色々な親がいますが
そこに正しいも間違いもない、どんな親も子供を育てながら、苦しみ、もがき、
自分と戦って答えを探して生きているように思います。
ガーベラさんのお母さまも、そうやってずっとずっと答えを探しながら、
答えが見つからず、見つからないままお姉さまを亡くしたことで
より深い苦しみの中をさ迷っていらっしゃるのではないかと思います。
でもそれはお母さまの人生。お母さまの問題。
母親と娘という関係である以上、切れない係わりもありますが
その苦しみも人生も、全くあなたには関係ありません。

ただ、頭ではわかっていても切り離せない現実をどうするか。。。
逃げたところで、縁をきったところで、記憶を封じ込めたところで、
そう、ガーベラさんのお気づきの通り、本当の意味で心が自由になっていないと
ご自身の人生を縛られずに歩むことは難しいのです。
この先、お母さまと縁をきって、全く係わらずに生きていくのは現実的ではないように思います。
例え物理的に離れていても、心理的に離れることの難しさは
きっとガーベラさんが１番よくわかっているはず。。。
荷物が送られてきても、
電話がきても、メールがきても、
直接尋ねて来られたとしても、
心乱されることなく対応出来たら
本当の意味で解放されたことになるのかな、、、と思います。

私達のカウンセリングを受けてみませんか？
頭（思考）からでなく、心（感情）に働きかけてみることで
なかなか届かない心の傷の回復のお手伝いが出来るかもしれません。
お住まいの地域にもカウンセラーを始め、再決断療法を勉強する仲間が集っています。

詳しくはプロフィールのHPをご覧下さい。
もし興味がおありのようでしたら、事務局にご連絡くださいね。
詳しくご案内させていただきます。
誰からの邪魔もされず、ガーベラさん自身の人生を歩める日が来ることを心より願っています。

回答日時：2010年5月23日(日) 14:35 JST

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大塚　悦子相談件数：42件

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