相談&回答 |
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回答プロ:心理カウンセラー 福屋 義美
ご相談者:30代/女性
8年来のその友人は、30代後半の女性で、2年ほど前に、当時勤続中に、うつとパニック症を発
症し、その職場を辞めて以来、通院しながら時々就活や面接や、実際数週間の勤務とやはり続かず…という生活を繰り返しながら、現在の無職にいたっています。
彼女は10年くらい前に、家にいたくなくて自暴自棄気味に、岩手から上京してきたんですが、たよって1年くらい居候させてもらっていたのが、実家時代にチャットで知り合った、すでにうつ患者である、男性だったんです。それまで、友人関係や対人関係がほとんど持てなく、自分をキチガイっぽいと思っていた彼女にとって、チャット時代から彼が初めての理解者となったそうです。1年くらい後に、「もう出て」と言われて、同じ駅付近に一人暮らしを始めたんですが、(私が彼女と知り合ったのは、その2年後くらいです。今のところ、唯一の心を見せられて信頼できるのが私だと言いますが、彼女が何でも話せるようになったのもここ数年です)ちょくちょく彼の都合に振り回される感じで、今まで付き合いが続いてるようです。
その途中から、彼女もうつとパニックになったわけです。彼とは、体の関係も、恋愛感情も、始めから今も、無いそうです。
彼女が自分のことで精いっぱいになってから今も、たびたび、振り回されて、最近は家にいついてるらしく、彼女の薬も飲んでしまったりするそうです。彼は、働いていなく、パチンコやマージャンで生活しているようです。
今まで何回か、やだ、とかもう家に来ないで、とか、意思表示はしてるけれど、彼は受け入れないそうです。今の彼女に正直な気持ちを語らせると、「彼とは縁を切りたい、とりあえずかまわないでほしいし、出てってほしいし…、話していても、いつも悪いほうに気持ちが行くし…」。しかし、少しいい点もあるの?と聞くと、「ま、話相手にはなってるから…」とも「彼もうつだけど、助けてあげようとは思えない、でも情はある」と、もっともな事を言ってました。正直なとこですよね…。
彼にはあったことは無いんですが、私からみると、彼は自分の状態をあきらめてるというか開き直っているような、そして「迷惑をかける」という感情に自己否定がからんで悩まずにすんでいるのか、とにかく、強気でいられるんです。(あくまでも、想像です)
しかし、彼女の大きな違いは、彼女は自殺願望も持ちながらもよくなりたいと思っている事と、「迷惑をかける」という感情に自己否定が大きくからんで悩む日々なわけです。
素人ながらにも、このスタンスの違いは、大きいんじゃないかと思ったんです。
だから、彼にとっての彼女と、彼女にとっての彼、需要や負担が大きく違うんじゃないかと。要するに、今の彼女に、彼がくっついてることが、悪影響だと、本人が一応実感しているので、上記のような正直な気持ちの揺れが彼女自身あるにしても、彼と接点持たないですむように今度こそ彼を説得することを勧めるのがいいのか?話せないようなら、自分が出て行った方がいいのか?と、悩んでる次第です。
しかし、気になるのは、彼もうつ患者で、居場所があまりないだろうし、彼にとっては彼女を精神的な居場所としているかもしれなく、彼女だけ救っていいものか…と、もうおせっかいな自分が面倒になってくる、考えも湧いてきます…。
状況がほとんどわからないのに、ここまで相談してすいません…。どうしてあげるべきなんでしょう…少しでもなにか、アドバイスいただけたらと…お願いします。
30代/女性 | 日付:2010年5月26日(水) 10:34 JST | 閲覧件数: 2,554
はじめまして、福屋 よしみです。
現場多忙で大変お返事が遅れた事をお詫び申し上げます。
この度は御相談ありがとうございました、お返事をさせて頂きます。
鬱病(=depression)はWHO(世界保健機構)によって
もっとも大きな健康上の問題と指摘されております。
心理学の現場では、これはまだ克服されていない過去の喪失感が
伴って発症します。過去の悲しみ、落胆、憂鬱、気力の衰え
そして被害者のような感情は全て鬱病と呼べるかもしれません。
鬱病は自尊心の欠如と密接に関係しており、過去からの喪失や
破れた夢、何か私達を幸せにしてくれると思っていた物を失った後に
人生を続けていく事が出来ないと拒絶している印だとも言われています
鬱は心の骨折や心の風邪とも呼ばれています
心に受けた傷を癒すという意欲を持つと癒した度合い
過去の喪失感に気付きその傷を癒すと鬱の症状は軽減し
鬱は軽減し回復の方向へと向って行きます。
このご相談は、「彼と彼女というご友人の人生を何とかしてあげたい」という
ご相談ですが、これは残念ながらどうする事もできません。
「自分の人生は自分で変化させる事は出来ても
人の人生を変えてあげる事はできない」と言う事です。
彼らに「ご自分の人生の今の現状を何とか変えていきたと言う
意欲がないかぎり」
今、貴方がご友人にして差し上げる事があるとしたら
関り過ぎる事より、今の現状に気づいて、○○さんが自分の人生の中で
見失ってしまっている、信頼や勇気を取り戻す事を
信頼してあげる事だと思います。
回答日時:2010年6月 8日(火) 16:31 JST
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ご多忙の中、ありがとうございました。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2010-06-09 |