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介護施設内と入院先病院での転倒事故

ご相談者:60代/男性

介護施設と病院内の転倒事故
本文:
私、地方で母と2人暮らしをしている63歳のものです。兄弟は兄がおり西宮で夫婦2人暮らしをしています。母の年齢は、今年90歳になりました。
ご相談の内容ですが、母も90歳ということで近所づきあいも少なくなり、楽しみを持ってもらおうと田舎にある介護施設の申し込みを行いお世話になっていました。
母も施設に行く日が楽しみになり機嫌よくお世話になっていたのですが、ある日施設側から転倒したので病院に連れてきているので、私にも来てください。という連絡が入りました。結果、大腿部の骨折ということで、すぐ施術しないといけないので一番近い市民病院に移します。と言うことになり、救急車で市民病院に移りました。
しかし、術後のケアーのことを考えれば、地元から病院まで約3時間もかかり、私の日々の世話が困難になり無理だということもあり。
兄の住む西宮市の病院に移動して施術することになりました。しかし、救急車の手配ともなれば相当高額な費用がかかるということもあり、お世話になっていた介護施設の車で運んでもらえないかと相談しましたが、断られ、結局自費で移動しました。
骨折した日は12/9日で、母は糖尿ということもあり施術した日は12/19日になりました。
術後の経過ですが、母も相当ショックを受けており、施術直後は自分に何が起こったのかわからない状態になり、自分がどこにいのかも分からない状態になっていました。その状態が約半月ほど続き、少し頭のほうもましになりかけたとき、愛が回復していないに関らずトイレに立とうとしてまた転倒してしまい、今度は反対側の大腿部を骨折してしまいました。当然また施術を行った訳ですので、一気に痴呆の症状が現れたようでした。
そして、そろそろリハビリを受け退院かなと思った今年の4月初め、一人でトイレに行こうとして、看護婦に声をかけないでトイレに移動して車椅子のまま転倒してしまい、最初に施術した箇所を再々度骨折をし、施術を行う羽目になりました。
現在は、長期入院ができない方針なので別の病院に移りましたが、骨折の繰り返しと長期にわたるベッド生活によるストレスで、昨年の時事狛江とは見違えるほど衰弱しています。

ご相談ですが、
今回の件で、介護施設側がどのように対応してくれるのが一番適正なのか、私個人では判断できず、また、病院内の転倒骨折に病院側に責任はないのか、など どのように受け止めればいいのか御相談にのっていただきたくご相談させて頂きました。
介護施設側は保険をかけており和解のお話も頂いていますが、内容は十分納得できるものではなくそれが適正なのかもはっきり判断できない状況です。
以上、ご相談のほどどうかよろしくお願いします。

60代/男性 | 日付:2010年5月29日(土) 14:48 JST | 閲覧件数: 6,428

事故報告の書面を入手してください

永井 隆一

永井でございます。
ご相談内容を拝読いたしました。

まずは、回答が遅れましたことをお詫び申し上げます。

短期の間に、3度の骨折そして手術となると、例え若い方でもあっても精神的にはふさぎこんでしまいます。お母様がご高齢でいらっしゃるので心配な面もありますが、しっかりとリハビリされるようにお声掛けをされてください。

施設側から「和解案」が提示されているとのことで、具体的には事故概要や原因、処置の経過についてもご説明があったものと存じます。残念ながら、当該内容がご投稿内容からは読み取れないため、小職も回答を致しかねます。
しかし、あなたが納得いかない内容であったのであれば、まず、施設側に対して請求したい内容をまとめてみてください。施設側は、保険を利用するようなので、ある程度の施設側の過失を認識している推定されます。
次に行政や法テラスなどへのご相談をご検討ください。
事案処理の専門家である保険業者と一般の方では、公平な和解は困難かと存じます。

ここまでは、介護施設の関る部分になります。
この先の病院内の事故とは切り離してお考えいただいたほうが妥当かと存じます。
文面からは、病院内での最初の事故(2度目の骨折)のときの病院側の対応が気になります。3度目の転倒事故は無論でございますが、むしろ2度目の事故はあってはならないように存じます。
もう一度、病院側に書面による詳細な事故報告をお求めください。

施設・病院双方からの対応に納得がいかない等の場合、第三者機関(役所や弁護士など)へのご相談をお勧めいたします。この際に、まずは証拠書面を必ず相手方から入手されてください。

最後に、お母様のご快復をお祈り申し上げます。
また、あなたご自身もどうかご自愛のほどお忘れなきようお願い申し上げます。

ご不明なところなどございましたら、下記までご連絡ください。

行政書士 ナガイ事務所  永井 隆一
045-461-3240(FAX同)
080-5470-0283(携帯)
〒221-0045 横浜市神奈川区神奈川2-13-6 KSビル5F
r-010109@mars.dti.ne.jp
社会福祉士 精神保健福祉士 FP技能士 防災士 介護予防指導士
「成年後見・防火防災・介護・ビザ申請」

回答日時:2010年6月 5日(土) 11:00 JST

永井先生へ、
まずは、文章中に誤字等が有りお恥ずかしい次第です。
ご迷惑をおかけいたしました。
それから、適切なご意見本当に有難うございます。

こういった似通ったケースで、どうすればいいのか分からない方も結構いらっしゃるのではないかと思います。
また、私どもは地方ということもあり、都会生活に比べて田舎特有の人の見方や考え方にとらわれてしまいます。また、母も高齢であることや、日々自宅においてもこのようなことが起こることも十分ありえますので、介護施設に責任を求めること自体にも躊躇してしまいました。

都会でのこのような事故対応に比べれば、施設側の常識的な対応がなされていないようにも感じています。
ただ、相手の立場に置き換えて事態を考えれば、どのように責任感を感じてもらえているのかが一番求めたいことであり、相応しい対応が行っていただけているかが、納得への第一歩だと思います。
 私は、その点に疑問を感じていました。
今回のケースでどのように私どもが対応すれば、一番適切なのかをお聞きしたかっので、先生のご意見が大変参考になりました。
また、母へのお気遣い、重ねてお礼を申し上げます。
本当に有難うございました。

| 60代/男性 | コメント投稿日:2010-06-05 |

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。


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