彼とは約束事の無い世界で生きるしかありません。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

なっつさん、彼とは別れた方がいいです。

でも、こんなことを言っても無駄でしょ？

相談を寄せて下さった事は感謝いたしますが、そもそも、相談される時期が間違っています。
全て、実行に移してから、「間違っていますか？」と聞かれて、私が間違っていますと言って方向転換されますか？
もう少し、せめて離婚をする前に相談して頂いていたら、私は身体を張って反対したでしょう。
でも、もう、何もかも始めてから、どうしましょうと言われても、結局どうもしないのじゃないですか？
これを読んでいて、なっつさんは結局、自分の思うようにしかしない人なんじゃないかな、と思います。
本当に人の意見を聞く人は、行動する前に、色々自分で検証して、確認して、その上、石橋を叩くのです。

若い時は私も、自分の思うことを通した事も有ります。
しかし年をとるという事は、段々臆病になるいう事です。
その為に行動が付いていかないのです。
嫌味に聞こえたら悪いのですが、情熱だけで動ける人は、若さというより、愚かです。

ところでなっつさんはこれから、何が希望ですか？
当然、彼の愛情を貰って、自立も出来る事業もして・・・・・という事でしょうけれど、そもそもこのご時勢で
事業が成功するという事の難しさを私は知っているだけに、甘いと感じます。

と、言うより、これも彼が雇い主で、なっつさんが名ばかりの責任者とか店長とかの位置を貰っても、
いつ首になるかもしれないという危うい立場です。

まして実家の近くで開業するという事は、彼は奥様に実家に寄るという口実で、なっつさんを昼も夜も管理しようというだけじゃないですか。

浮気は奥様も公認で子供も産んでいい・・・・そんな妻はいません。
おそらく、なっつさんが万一妊娠しても、堕胎を薦めるだけです。

この彼は、自分は全くの無傷で、なっつさんにだけは離婚をさせ、他にはいけない様に陰部に刺青を入れさせるなんて
事を、本当の愛情と思いますか
こんな辱めは嫌だと何故拒否をしなかったのですか？
暴力で抑えられたのでしたら、この時点で愛情ではないと気付くべきです。

私は男女の相談を日々、受けていますが、どこか少しでも救いは在るものです。
でも今回の相談は何かいいところを見つけようと思っても、失礼ながら気分が悪いです。

本当ならばなっつさんを少しでも救ってあげられる言葉をと、探しました。
しかしどこにも、何も慰めることも言えません。ごめんなさい。

だから励ます事は出来ませんが、以下に、少しだけ生きるヒントを申し上げます。

先ず、人のせいに何でもしない事。

これは何かというと、彼の出現で離婚をしてますね。普通離婚は簡単にはできません。

やはりそれまでにご夫婦で何か、上手く行かない問題が起きていたのではないですか？
ラブラブの夫婦は多少の横槍が入っても離婚はしませんから。
それなのに、彼の出現で離婚をしたというのは、多少は渡りに船であったとしたら　離婚は彼からの要請であっても
結局は自分が選んだことだという事です。

そして彼とこれからやって行く事に不安が伴う事は覚悟をして下さい。
やはり不貞には変わりないのですから、誰かを不幸にしてなっつさんが幸せになれるはずはないという事ですから
これからの人生は、幸せを望むのではなく、「愛と情熱」に賭けるしかありません。
情熱という言葉は、そもそもが「持続性の無さ」と言う言葉の代名詞です。

そして、この彼と何か確実な物を築きたいとか、約束が欲しいというのが土台無理な話だと思います。

公序良俗という言葉をご存知ですか？
非常識な条件の下で常識は問えないという事です。

この2人の関係は、砂上の城で交わされた約束です。
とても、足元にしっかりした地盤があるものではないのです。
だから、もし、これからなっつさんが備えないといけない物としたら、いつ追い出されても良い様に
お金をしっかりへそくって下さい。

そして、一番大事な事は、「覚悟」です。

この彼が欲しかったのは、自営業をしてみたかったのかもしれません。
そこに彼女を置けば、自分は仕事と両立できます。
そして離婚はする気はなく、適当に商売をして、遊びたいのだと思います。
男性はお小遣いが出来ると、また遊び始める物です。

だから私なら、この男性に判らないように、売上を低く申告して、ポッケ内々にします。
そうしていつ何時何があっても、生きて行ける様に、お金を貯めます。
また何があっても避妊します。間違っても子供は産んじゃダメです。

ここまでの覚悟を持って、彼を信じず、尊敬せず、全て疑って生活します。
でも、ご自身の子供さんにはパパのような存在にはしないで下さい。
万一なっつさんと彼が別れても、そりゃ男女の事だと割り切るしかないのですが
子供さんは　2度もパパと別れさせるのは、可哀想過ぎます。

ここを心がけて生活して下さい・・・・・と言っても、これじゃつまらないですよね。

では最後に、生き方に対する考えを変えるしかないのじゃないかな？
なっつさんは、もう激情の人生を歩み出したのですから、穏やかな幸福などは求めずに、
激情の人生を生き抜く覚悟が必要です。

カルメンのような恋や愛に生きる女。

そうでも思わなければ、私はこの形の生活に活路を見出せません。
でも幾つになっても女性でいられることも大切かもしれません。
頑張って下さい。

でも、でも、でも、本当の事を言うと、聞いては下さらないと思いますが私なら、
たった今、目を覚まします。
本当に彼と縁を斬る決心があるならお電話下さい。

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回答日時：2010年6月21日(月) 19:49 JST

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