[悩み辞典：回答＆相談]「うつ」と職場復帰について

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2024年11月24日（日）

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回答プロ： 佐古康弘

「うつ」と職場復帰について

ご相談者：40代/男性

現在「うつ」で自宅療養５ヶ月目となります。薬を替えてから副作用は感じなくなりました。
それまではめまい・立ちくらみといった副作用や睡眠不足で悩まされていました。
現在、リフレックス錠を就寝前に１５ｍｇを２錠服用しています。
糖尿病も３年前から治療し、薬を服用し血糖値は安定しています。

副作用が無くなり、そろそろ復帰しないと家計の事が心配です。家族も気にかけてはくれますが明らかに早期復帰して欲しいという事が伝わってきて心苦しく、何でこんな病気になってしまったのか自分が嫌になります。

復帰が見えたような気がしますが、未だに散歩で職場方面へ足が向きませんし、車で知り合いと遭遇する確立が低い場所へ行き散歩やショッピングは出来るようになりました。心のどこかに「うつ」になってしまい病気休職に対する自己への屈辱感があり行動範囲を狭めているような気がします。

「うつ」は確実に良くなっていると思うのですが、職場に対する恐怖心が心のどこかに残っていて中々、働く気力が起こりません。これは「うつ」とは関係なく単なる甘えなのか判断しかねます。

「うつ」を克服し職場復帰するためこのような心の葛藤をどのように克服すればよいのか復帰に向けての取り組み等アドバイスをお願いします。

40代/男性 | 日付：2010年6月27日(日) 09:56 JST | 閲覧件数: 2,684

病気の自分も受け入れてあげましょう。

佐古康弘

こんにちは。
「うつ休暇」からの職場復帰について悩んでるのですね。
家計の心配は良く解りますが焦る事は再発に繋がってしまう恐れがあるので気をつけましょう。

自覚症状で確実に良くなってると感じられる事はとても良い事です。
職場復帰には段階を踏む事が良いと思います。
会社によるのですがすぐ元通りに仕事出来る（しなければ）と思わず、１つ１つ出来る事を確認しながら復帰する事をお勧めします。

職場に対する恐怖心が残ってるとの事ですがこれは休職する前からの恐怖心ですか？
長い期間休職してしまうと休職に対する後ろめたさを感じてる人ほど以前とは別の恐怖心が生まれてしまう事があります。
自分を見つめ、どちらの恐怖心かを確認しておきましょう。
以前の恐怖心なら根本的改善が出来てない可能性があるのでカウンセリングをお勧めします。
新たな恐怖心でしたら職場状況や状態にもよりますが半日出勤などの段階的復帰を試してみるのも良いでしょう。

あなたは病気休職に対する自己への屈辱感があるようですね。
病気になりたくてなる人はいません。
辛い気持ちは解りますが自分を嫌いにならないで下さい。
病気の辛さが解っているあなたが自己嫌悪になる必要はないはずです。
調子がよくなったら再発しない心構えなどを勉強すれば大丈夫。
心の病気改善への第1歩である病気の自分も受け入れてあげる事をしっかり行いましょう。

復帰については今まで診てくれている担当医の意見を重要に考える事が大切です。
まだ担当医に相談してないようだったら自分の現状を説明し相談してみましょう。

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回答日時：2010年7月 1日(木) 18:33 JST

佐古康弘　様

早速のアドバイス感謝いたします。今まで色々な方に相談しましたが、納得できる回答をいただけませんでした。今回のアドバイスは今までに受けたことがなくとても、復職に向けての勇気を与えてくださいました。

恐怖心は、前のものとは別で長くお休みをしてしまったことに対しての罪悪感から来ています。幸い職場の人事担当も「うつ」の職員を何人か担当されてノウハウがあり、今まで居た職場からの異動や半日出勤から
徐々に時間を増やすことを考慮していただけるようです。

長くお休みをいただき、勤労意欲が湧かないことが今直面する悩みです。佐古様のアドバイスをもとに、担当医と相談し焦らず取り組もうと思います。

自分を嫌いにならない、自分を大事にすることから周りへの気配りが出来ると思います。
貴重なご意見を賜り感謝いたします。

本当に有難うございました。

| 40代/男性 | コメント投稿日：2010-07-01 |

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