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回答プロ:心理カウンセラー(うつ・人間関係・労働・教育) 渡辺 裕子
ご相談者:30代/女性
初めまして、宜しくお願いします。
私は、小学生の頃からずっと対人恐怖、自己不信に悩んできました。
10年くらい前に漸く立ち直りましたが、未だに人間関係に悩んでしまいます。
現在、子供が幼稚園に行っているので、その関係でママ友達ができました。
しかし、遠い場所に住んでいるので、毎日は会えません。
私は園に迎えに行っているのですが、お迎えのママ達のグループに入れませんでした(仲は悪くないですが、学生時代にグループがあったような感覚です)。
その子達は、降園後に一緒に公園で遊んでいるのですが、
うちはその時に遊ぶ友達がいません。
以前、同じクラスの子を誘ってみたのですが、本人達が園で一緒に遊んでいないようで、
それきりになってしまいました。
なので、大抵すぐに家に帰って、家の前の道路で兄弟で遊んでいます。
仲の良い友達に約束を取り付けて遊ぶことはありますが、本当にたまにです。
子供に申し訳なく思ってしまう上に、昔、自分に友達がいなかった事や孤独感を思い出し、とても怖くなります。
一番の心配事は、他のママ達や近所の人に、「あの人友達いないのかしら」と思われているのではないかと考えると、焦ってイライラしてくることです。
不安が高じて子供に八つ当たりしたりします。
来年には卒園なので、あと少しの辛抱ですが、毎日のことなので本当につらいです。
どのような心構えが必要でしょうか。
アドバイス宜しくお願いします。
30代/女性 | 日付:2010年7月 5日(月) 21:26 JST | 閲覧件数: 3,474
はじめまして。心理カウンセラーの渡辺です。
ご相談ありがとうございます。
ママ友達とのお付き合いがうまくいかなくて、お悩みなのですね。
そして、あなたがママ友達がいないせいで、子どもにも友達と遊べなくて、不憫な思いをさせているのではないかと悩んでいるのですね。
そのせいで不安になってイライラして、お子さんにも八つ当たりしてしまい、自己嫌悪に陥ってしまっているのですね。
そんな辛い状態からは早く抜け出したいですね。
何とか解決できるよう、考えていきましょう。
まずは、あなたは小学校のころから、対人恐怖症で、自己不信があったとのことで、いまだに引きずっているのが、友達とうまく付き合えない原因だと思われていますが、
あなたは、ご結婚もされ、お子さんができてから、幼稚園でママ友達ができていますよね。
であれば、対人恐怖症は立派に克服されています。自信を持っていいのですよ。
お迎えママ達のグループに入れなかったのは、あなたのせいではなく、たまたまそういう状況だっただけだし、遠く離れていてもママ友ができているのなら、すばらしいことです。
あなたが気にしていらっしゃることの1つは、お子さんに毎日遊ぶ友達がいないことですよね。
その姿を見ると、自分の過去を重ねてしまい、辛いのですね。
確かに、幼稚園時代までは、お母さんが付き添っていないとお子さんはお友達と遊ぶことができないので、お母さん同士仲良くしないとそこの子と遊べないという状況はよくわかります。
私も1人目の子どものときは、そういうことをしていたので。
しかし、子どもはいつまでも幼稚園児ではありません。
小学生になれば、自分で友達を作り、歩いてでも、自転車に乗ってでも、友達のところに遊びに行くようになります。
もっと大きくなれば、電車に乗ってでも行きますし、そのころになれば、親はどんな子が友達かなんてわからなくなります。
また、友達って、毎日遊ばなくてはいけないものですか?
毎日会わなくても友達は友達ですよね。
それに、子どもといっても、それぞれの予定もあるし、気分もある。
たまに遊ぶだけでも、本人たちがそれでよければ親が気にすることは全くないと思います。
ですから、子どものためにあなたが無理してママ友を作らなくても、子どもは大きくなれば自然に自分で友達を作るようになるので大丈夫。
いくら自分の子どもであっても、子どもはあなたとは別人格。
もっと自分のお子さんの力を信じてあげてください。
そして、あなたは自分のために自分の友達を作ればよいのですよ。
逆に、ママ友のグループに入ったがために、いろいろなトラブルに巻き込まれるケースを私はたくさん見てきています。
朝送り出したら、ランチに行って、そのあとお茶会に行って、家のことができなかったり、そのグループの中で話されることは、人の噂話や悪口ばかりで、もし自分が行かなかったら、自分が欠席裁判で悪口を言われてしまうので、抜け出せないとか。
本当にいやな思いをしている人がたくさんいるのです。
そんな付き合いをあなたはしたいですか?
私はまっぴらごめんだったので、どこのグループにも入りませんでした。
もちろん、それなりのお付き合いはしましたが。
それでも主婦仲間で、子どもの付き合いではない、自分の親友にはめぐり合え、彼女とはもう10年以上付き合っています。
それともう一つ。
「あの人友達がいないのかしら」と思われるのがいやだという気持ちです。
あなたに考えてほしいのは、友達がいないとどう思われるからいや?ということです。
友達がいないと恥ずかしいのですか?
それとも、友達がいないと人間性がおかしい、ゆがんでいる、正常ではない、と思っているのですか?
それならば、あなたはもし回りに友達がいない人を見つけたら、その人のことをおかしい人だ。恥ずかしい人だと思うのですか?
あなた自身もそうであったように、人はいろいろな理由で友達ができない時期もありますよね。それを一番よく知っているあなたが、友達がいない人はおかしいと思うならば、あなた自身が友達がいない人に偏見を持っているということですよ。
そうであれば、あなたの焦り、イライラはあなた自身が作り出している幻想でしか過ぎません。
あなたが、友達がいないことに対する偏見をなくせばすべて消え去ります。
そして、その偏見をなくせば、あなたはもっと自分のことが好きになれますよ。
もっと自分を愛して、自分を認めてください。
あなたには、愛するだんなさんと子どもたちがいるのですから、
その家族のためにも、もっともっと自分を大切にしてください。
そして、自分を好きになれば、ステキな友達がたくさん現れますよ。
自分のためにステキな親友をたくさん作ってくださいね。
今後のあなたの人生をとっても豊かにしてくれますよ。
どうかあなたにとって、すばらしい友人ができますように。
心より応援しております。
回答日時:2010年7月 7日(水) 00:27 JST
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アドバイス有り難うございました。
具体的で、とても助かりました。
色々な偶然が重なって、周囲の人の仲間にたまたま入れなかったのだと思います。
ただ、やはり自分があの時しっかりしていれば、と深く考えてしまっていました。
子供は、気の合う友達と遊んでいる時はとても楽しそうです。
私も、偏見を持たずに頑張ります。
本当に有り難うございました。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2010-07-07 |