２枚もらうともらったなりの人生になります。

公認心理士 / ｽｸｰﾙｶｳﾝｾﾗｰ / 研修講師 / ｺｰﾁ 増田 進明

ご相談ありがとうございます！
内容、読ませていただきました。


文面を見る限り、たしかに原画家の方も本当に嫌なら「サインはひとり１枚で」といったことくらいは言えると思うし、
イベント後はほとんどサービス残業のような形なのでしょうが、それも本当に大変なら切り上げて帰るということも
できると思うのですが、

原画家の方々は、自分にとって嫌で負担であっても、とてもそれを言い出せるような感じではなく、
それを言おうものなら今後の仕事がなくなるなどといった不利益が大きくて、立場がない、といった厳しい現状なのでしょうか？


ご依頼主様はとても気遣いをされる優しい方のご様子ですので、
そんな原画家の方の負担についてどうしても気がかりなのであれば、

直接、それが無理なら間接的にでもイベント会社の方に「ひとり１枚で」というルールを徹底して不公平感をなくしてほしいとか、
そういう提言をしてみるのがまずは妥当な対策なのではないかと考えます。


そして次に、自分もつい２枚頼んでしまうようになってしまって、そんな自分が怖ろしくなったとのことですが、
そのように感じることはとても大切なことだと思います。

もしそういう自分に慣れきってしまうと、そのイベントだけではなく、他のあらゆる生活場面（学校や職場などを含む）に
ついついそういう自分が出てしまい、周囲の信頼を失ったり、チャンスを逃すような不利益をこうむることが確実にあります。


ルールを無視していつも２枚もらっている人は、
その時点では一見得しているように見えるのですが、そういう自分を悔い改めない限り、
ついついそんな性格が他の場面でもにじみ出てしまって、

そんな人は人から好かれませんし、当然人生を発展させるようなチャンスはもらえませんので、
結果的に損をしてしまう人生を歩むことになります。それも、本人が気付かないうちに…というのが怖いところです。

なぜなら、「君にチャンスを与えようと思ったけど、なんか人間性が感心しないところがあったのでやめたよ」などと
人生でチャンスをくれるような人たちはいちいち自分に告知してくれません。

ただスルーするだけですから本人にはチャンスを逃したとわからないのです。
（ちなみにそういう人ほど、「なんであいつばかりチャンスもらえるんだ？」というように、周囲に不満感情を抱きやすくなります。）


世の中は実は日ごろの自分の行いの積み重ねによって、自分の人生が決まってしまうようにできています。
イベントにおける自分の行いに対して、反省するところがあるのであれば、それを改善していけば、改善したなりの人生を歩めます。

自分の人生はそのようにできているんだという事実を知って、今後のご自身の行いを検討していってほしいと思います。


長文読んでいただきありがとうございました！

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回答日時：2010年8月22日(日) 07:54 JST

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