互いに支えあうにはお互いが大人になるしかありません

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

難しい問題ですね。
要するに生き方という部分だと思うのです。
２０代前半と４０代前半、親子ほど年の違う夫婦です。
ご主人がバツイチで、前妻に家、財産を全部渡し、養育費でも払っているなら、今の生活苦は解らないでもありません。
でも、初婚のご主人がひまさんと結婚し、お腹の大きくなったその時には、お金が無かった男なのです。
普通の４０代の男なら、住まいぐらいは可愛い若嫁の為に準備こそすれ、それも無いから嫁の実家に世話になった訳でしょ？
と、いう事は家賃も何もいらない訳ですから、少々不慣れな土地や仕事でも、食費だけでも稼げば何とかなるはずです。
誰もたくさん稼いでくれとは言っていないはずで、親子が食べていくだけの仕事は、何だってあるはずです。
「自分の妻と子供は自分が食べさせて行く」という覚悟のない男です。
キツイいい方ですが、結婚前からお金のない事は解っていたはずです。
それならば、働くしかないのです。
それを妻や義母がいる時は甘えて遊んで・・・・・・・・
つまり、周りの人がご飯を食べさせてくれる内は、何とかなっているという事は、甘える事しかしない人間です。

今やっと、一人立ちの機会を得て、都会で一人で生活をし出したとたん、会社のお金に手を付けるなんて、
これは横領という犯罪です。
ひまさんにたくさん仕送りをしていて生活が苦しかったのなら、まだしも、恐らく１人で羽根を伸ばし遊んだ結果です。
ひまさんに一緒に住んでくれというのも、甘える相手として求められているだけで、一緒に生活したら、尻拭いをさせられるだけです。
妻子がいない寂しさは理解は出来ますが、それは自分の蒔いた種です。
むしろ幼い子供の為、都会で一生懸命に働き、休みになれば田舎へ帰って子供の顔を見ればいいじゃないですか。
田舎の男性は冬は出稼ぎに出て、子供の写真を胸に仕事に頑張るのです。
別々に暮していても責任感は持てます。
自分の作った家族ぐらい、４０の男が食べさせていけずにどうしますか。
責任感のある男は、どんな環境にあっても、働きます。
甘えた男は、どれほど周りが思いやっても、感じません。
あまりひまさんが甘やかさない方がいいです。


だんなダメ夫でも、パパとして頼りなくても、愛しているからとその夫に成り代わって、ひまさんが
夫も子供も食べさせて行くんだ・・・というくらいご主人を愛しているなら、苦労を買って出る。
そういう生き方も有ります。
苦労を苦労と思わず、夫に尽くす。
貧しくても鍋カマだけを持って嫁に来て、夫を支え、乳飲み子を保育園に預け働く妻もいます。
でもそれは、支え甲斐のある夫にこそ出来る苦労で、妻の苦労も解らずに放ってく夫に尽くして、報われる物は有りますか？
何が何でも、子供は食べさせていかねばならないとすれば、ご主人までも食べさせていく事は大変です。
この際ですから、多少辛くても、ひまさんはお母さんの手助けを得て、働く事です。
そして生活の基盤を作って下さい。
ひまさんと子供さんだけでも、食べて行けるように仕事を見つけて下さい。
冷たいようですが、ご主人の事までも支えるのは無理だと思います。
そしてもし、ご主人がお金をせびってきても決して渡してはいけません。
ご主人がどうしてもお子様と一緒に暮らさないと寂しいというのなら、妻子を迎える準備を整え
迎えに来るのが男という物です。
妻子が一緒じゃなきゃ、働けないという程度の男なら、妻子を負担のいい訳にして、また働かなくなるかもしれません。
その時には　ひまさんの稼ぎを当てにしますよ。
冒頭に生き方の問題だと言いましたね。
それは、ひまさんにも言えるのです。
こういう男性は、破滅型の人生を歩みます。
その男性と、共倒れするつもりなら、誰も止めませんが、生まれたお子様の為、
母子家庭になるくらいの覚悟で、先ず子供さんと食べて行ける生活力を身に着ける。
これがひまさんの選ぶべき生き方ではないでしょうか。
ごめんなさい、厳しい事を言いまして・・・・
でも、それくらいの覚悟を持って生きて行って下さい。
頑張れ！

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回答日時：2010年8月 6日(金) 03:43 JST

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