相談&回答 |
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回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:30代/男性
僕は30歳。妻は26歳。1歳になる子どもが居ます。結婚1年半。交際期間3ヶ月でのスピード婚でした。妻からの猛烈なアタックで、結婚を決めて直後に子どもが出来ました。
しばらくして妻から「アンタがやると家事がはかどらない」とか「余計なことはするな」といわれるようになり・・・セックスレス状態が続きました。
僕自身、生活力はなかったし、家計の管理も任せていたし、妻にかなり負担をかけていたと思っています。マンションを購入してからの生活もストレスが続き、いくつかのケンカを繰り返し、妻は子どもと北海道の実家に帰ってしまいました。僕は反省し、手紙を送り続けて、一ヵ月後に帰ってきてくれました。
僕は妻の居ない間、仕事場での叱責を引きづり、そのことを妻には相談できずにいました。表面上は幸せな方向に向かっていたにも関わらず・・・です。GW中、妻と子が再び帰省している間に、妻も知っている女性にセックスレスだったことや職場のことや辛かったことを相談し、気持ちが高ぶって一晩不倫してしまったのです。
妻が帰ってきたその日、そのことがバレました。コンドームの数が減っていたからです。
僕は隠そうとしましたが、「隠したら人間として成長できないよ」といわれて、告白しました。
当然のことですが・・・ショックをうけてまた北海道へ帰ってしまいました。
一ヶ月に及ぶメールでの叱責ややり取り・・・妻も僕もまったく寝れない地獄の様な生活。・・・力を振り絞って誓約書を書きました。慰謝料を200万払うこと、妻に親権があること、嘘はつかないこと、など。大学ノート一冊分になりました。それでなんとか妻に許しを得て、条件付で帰ってきてもらいました。
しかし僕の不遜な態度はなかなか直りませんでした・・・メールアドレスも全部消すという約束があったのに、俯いてしまいました。すると道端で殴られました。子どもも歩行者もみているのに。「暴力はやめて!」と言うと「なんで不貞腐れるの!」と口論になり、「慰謝料払ってるんだからいいじゃないか!」と言ってしまったのです。
それで、妻は自分の貯蓄を自分の好きなものに使うようになりました。(何万もするコートや靴などを数着・・・)おかげで一緒に外出などもできましたが、「不倫しなければ・・・」ということを、僕は度々思い出してしまい、笑顔でいられなくなったり、ため息をついてしまったり・・・・彼女の中の「捨てられた」という感情がどんどん高まっていったのです。夫婦関係はどんどん悪化、泥沼化・・・
「子どもが無くのはお前のせいだ!」「あんたなんか死ねばいい」と子どもの前でも大声で言うようになり、
僕と話すだけで嫌になって大声で泣くようになり、「あんたに時間を割くなら子どもに関わりたい」と言われ、向き合って話したいことを言うと、「私のことをわかってない」と子どもの前で、子どもを抱いたまま殴る蹴るの繰り返し・・・ついには、別居、家庭内別居、別居を繰り返し、今は自分で家を出て、実家にいます。
彼女のことも子どものことも愛しています。でも子どもの前で妻を泣かせたり、暴力を振るわせることはさせたくないし、みたくありません。子どもの未来のためには母親である彼女が輝いているのが一番だと思っています。
だから僕が彼女と向き合いたい、という気持ちを捨てて、いっそ離婚に踏み切るべきなのでしょうか・・・?
でも正直な気持ち、僕は絶対にあきらめたくない。
僕の意志力の弱さと、自己管理能力の低さが招いた結果ですが、それでもあきらめたくないのです。
不倫したしまった事、ずっとずっと後悔しています。
30代/男性 | 日付:2010年8月14日(土) 08:26 JST | 閲覧件数: 3,855
Kentakumaさん、回答遅くなりました。
でもこのお待たせした時間の間、他の2名の先生も回答されている事と私もほぼ、同様の感想を抱きました。
この回答以外にもっと別の答えを求めておられたとしたら、それは自分に都合のいい答えを言ってくださる先生探しに他なりません。
そういう訳で答えとしては誰にお聞きになっても、恐らく正解は大差なく、ただ立場によって、当てるスポットの角度が違うだけで、本質は一つだと思うのです。
そこで、せっかくこのようにご相談を寄せて頂いたわけですから、私なりの立場からの考え方を述べさせて頂きますね。
私は日頃、夫婦カウンセリングという事を生業としていて、多くの相談を受けます。
その時に、表に現われている相談内容を考えるのですが、それとは別に、その相談者の考え方の特性と言う物も読み取るようにします。
いわゆる考え癖といいます。
特にこれは男性に多い考え癖ですが、結局の所、反省をしているようで、物事の「悪い事の発端」は相手のせいにするという考え癖です。
ここに書かれて在る事をようく、読んでみますと、その殆どが「他罰」と言って、妻が事象の発信基地になっているところです。
当然、これは文章の表現力という事を割引して考えても、物事の原因は自分のせいだとしながら、そこから起きてくる妻の態度や、怒りをどこか切り離して、妻の持つ特性のように考えているような所が節々にあります。
本当の反省は慰藉料などではありません。
何故なら今、Kentakumaさんが200万円という慰藉料の誓約書を書いたところで、それはもし別れても今すぐ用意できる金額じゃないでしょ?
今度約束を破ったら200万円という事で、一件落着したと思っているとしたら、それは逆に奥様はそんな誓約書は絵に描いた餅で信じちゃいないでしょう。
だって、そんな金額を払えないのは誰よりも奥様が一番良く知っているからです。
いいですか?Kentakumaさんの考え癖というのが、自分以外のところから一人歩きしていて、他に責任が移ってしまう考え方をなさっているように思うのです。
結婚も妻のアタックから始まったという書き方ですが、誰も結婚届を書くのにKentakumaさんの手を持って無理やりサインをさせたわけではないでしょ?
なのに、ここでの妻からのアタックという言葉の中に、結婚への覚悟の無さというか、悪い事が起きた時への逃げを感じてなりません。
またKentakumaさんが家事協力して、それが気に入らなかったからセックスレスになったというのもすり替えです。
そんなことで、奥様は実家に帰ったというのも、少し不自然です。
むしろ、私の勘で言えば、妻が実家に帰ったから、気持ちの隙で不貞をしたとありますが、実はKentakumaさんの不貞が先で、それで夫婦仲がおかしくなって実家へ帰られたと考えるのが相当です。
ここで少し話しをアレンジして・・・・いえ、時間を前後入れ換えて書いていませんか?
それで、奥様に謝罪を入れ、実家から帰ってこられたのに、相変わらず女性と切れていなかったというのが
実は・・・・の話ではないでしょうか?
こんなことは 赤の他人の私でさえ解るのですから、奥様なら尚更Kentakumaさんの事は分かるでしょう。
だからこそ、「もう嘘を付かないでよ」という事で再度実家に帰られたのだと思います。
何が言いたいかと申しますと、ここで、せっかくこうして相談してもらっているのですから、ごまかしをされたら、本当の回答は出来ません。
こうしたちょっとした事ですが、何か誤魔化しがあるとしたら、それは到底反省しているとは思えないし、
奥様も、この期に及んでそんなことをされたら、Kentakumaさんの事を信じられないでしょう。
これは、世の中を舐めているというか、奥様を舐めている事になります。
これでは、本当の信頼関係は築けないでしょう。
回答者の私には誤魔化せても、自分にまでは嘘はつけないでしょう?
こうして現実を捻じ曲げている限り、本当の反省は生まれません。
妻が未だにKentakumaさんに暴言を吐くのも、まだKentakumaさんに本当の反省が見られないからでしょう。
妻に子供の前で泣かせたり暴力を振るわせたくない、だから離婚をした方がいいか、なんて単なる逃げと言えるでしょう。
「妻がこんな風だったら、いっそ・・・」という事を言う前に、本当にKentakumaさんが反省をしている事が通じているかどうかを確かめて下さい。奥様こそ、こんな生活は早く卒業したいはずです。
Kentakumaさんの不貞があったからこんな事になっているというより、その後の本当の反省が感じられないからでしょう。真の反省がなければ、一生懸命、夫婦仲を修復したい、別れたくないといったところでそれは単なるわがままです。
何とか、もう信じても良いよ、という安心感を奥様に与えてあげないと、奥様は不安の塊りです。
要は、まだまだ信じられないという所ではないでしょうか?
それと、最後に言っておきますが、Kentakumaさんは有責者なのですから、離婚をするか、しないかの選択権は
ありません。もしあるとしたら奥様にしかないと考えるべきです。
だとしたら、夫婦修復しかないのですから、不貞の嫌な思い出を奥様に忘れさせてあげるくらい、完全払拭させてくださいね。
頑張って下さい。
回答日時:2010年8月14日(土) 19:16 JST
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コメントありがとうございました。
妻と楽しい思い出を作りたいと、
僕の貯蓄を崩して旅行にいったり、家計の足しにしてくれないかと、
お願いし続けても、「それは全部慰謝料になります!」としっぺ返しをもらい、
その繰り返しで、さらなる信用を無くしました。
僕の悪いところは全部他人のせいにするところ。
自分のミスと認めないところです。
ちゃんと直して行きたい。
頑張ろうと思っていますが、妻はもう取り合ってくれません・・・
| 30代/男性 | コメント投稿日:2010-08-15 |