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回答プロ:心理カウンセラー 福屋 義美
ご相談者:30代/女性
関東から関西に引っ越してきました。
理由は、15年くらい前から母はリュウマチの持病をもちます。
リュウマチは精神からくる病と言われており、母と別居生活を10年くらい前からしてきました。
母はストレスの少ない場所にしか住めないと、伊豆の温泉地の近い場所に家を借りて一人で住んでいました。
私は母の病気と中学生くらいから、精神的に深く関わってきました。
母が病気であることからいろんな苦労をしてきたと思っていました。
健康である人では創造がつかないかもしてませんが、母の性格は私から見るには、犠牲者意識が強く思います。
人に自分の生き方をいろいろと言われることが嫌のようです。そのくせ、人を支配したがります。
それには全くきづいていません。
私は意識の問題が病気を引き起こしているんだと思ってみてきました。
人の為に家事をしていると、嫌になってくるといいます。
母親らしいことが普通こなすことに怒りがこみ上げてくる人です。
若いころはそんな必死な母の姿をみて、いつも冷静に分析し、受け止めてきました。
母が半年間インドにいって帰ってこないときもいつも心を許してきました。
理想の母親になって欲しいなんて、一言も言っていないのに、いつも被害者意識をもっている人でした。
それを許してきて、あるときはそれだけを伝えるために、インドやペルーに会いに行ったこともあります。
あなたが思っているようには人は思っていないよ。というため母に会いたいという思いで行きました。
でもはじめは断られたりもしました。
インドやペルー、バリ、ドイツ、ニューヨークいろんな場所に何度か何ヶ月かいって、自分の居場所を探していたんでしょうね。
でも本当はここ。
だたここで生かされているだけなのに。と小さな幸せはここなんだ、いろんな人に愛されて生きているんだと伝えたかったですね。
いろんな場所を転々としていた母がもう、外国には行かない。とわかってから伊豆での生活が始まり10年になります。
そんな母がリュウマチの症状が最近になって悪化しているので関西の方にいい病院があると聞いて、又一人で引っ越すというので、様子が心配だと思い関東で生活していた私ですが、仕事をやめて関西に引っ越してきました。
10年ぶりくらいに一緒に住んでみると、あまりにも自分の事しか考えられなくなっていて、自分のペースがくづれると人のせい。私を指図する態度に怒りがこみ上げてきました。
こちらも正直大変なんです。
しばらく一緒に住んでいなかったせいもあるかもしれませんが、母のこと、口ばかりえらそうなことを言って自分は
人に助けられて生きているじゃないか。と人に愛情を分け与えることができない心の持ち主にあるじゃないかと。
日々に感謝して人生をなんでも楽しんできた私ですが、いらいらを支配や指図という形で人にぶつける母の表現方法にこの上ない怒りがこみ上げてくるようになりました。
10代のころから、私が進路で迷ったときとか、人間関係で悩んできたときは、その職場は合わないじゃない。さっさと次に行けば。と27歳くらいまで言われて生きてきました。
でも社会で働いていろんな壁にぶつかったときに、実はそれは問題ではなくて、考える、そしていかに人生を楽しんで生きるかを試されているんだとわかるようになってから仕事が楽しくなりました。
また問題が問題だと思わなくなりました。
もともと洞察力が鋭くて、人が何に問題があるのか理解することが得意だったんですが、今の私には心のゆとりと優しさがありません。
人によって自分は散々振り回されてきた。という思いがとても強くなってきて、感謝のできない人をみると怒りがとめられなくなってきました。
苦労が足らないからそんな顔をしているんだと。もっと苦労が必要でそんな中から幸せを自分で発見していくんだよ。と。
母はあんたは私のことを全然わかっていないといいますが、今まで病気である母に何も言わずに又普通のことができない母を何も言わずに暖かく見守ってきたこと何かあってもいつも肩を持ってきたこと。それだけで愛情をもらってきたんじゃないですか。といいたいですね。
父にも病気で散々お金を使わせてきたこと。又別居によって父が苦労してきたこと。
一切家事はやらなかったこと。海外に半年間行って帰ってこなかったこと。
いろんな意味で心配を少なくともさせてきてることに感謝はないのですか。と。
いろんな感謝の気持ちからいい加減、被害者意識をやめてほしいと。又私自信がそんな母と関わってきたことに、もう終止符を打ちたいと心から思うと同時に怒りと憎しみがこみ上げてくるようになってきました。
関西にきたのも、母が心配という愛情から引っ越してきたんだけど、喧嘩のときに、本当に自立していたら、ここにはいない。といわれたこと。自立とは精神の自立と経済的な自立とがあって私はこれまで精神的な助けは母からひとつも受けていないと思ってます。
父は必死に働いてきた人です。父のことは背中をみて尊敬しています。
人の人生の邪魔ばかりする母の精神の弱さと私の優しさを受け止めもしない。自分には甘くて人の立場を理解しない精神に、いつも心身ともに疲れます。
こちらにくるまでに貯めていたお金も今は生活費のためになくなってきていて、関東に又戻って、もう母とは一緒に住まない方がいいという危機感を感じています。
病人のことよりも自分の人生を先に考えていかなければいけないように思います。もう振り回されるのはこりごり。
もともと我欲が少ないので人のためになりたいと思って、人の立場を理解してきたけど、私のやさしさも、そんな風に利用されるだけされて、ぽいってされるんだと思うとなんの為に私は生きているだと方向性を見失ってしまったと思っていたけど、最近考えているのは、私はやっぱり孤独だなと思います。
お金を貯めて又関東に戻ろうと思います。
今はお金が無くなってきてしまったので関東にはすぐに戻れないけど、できるだけ早くお金を貯めて家族とは縁をきりたいですね。
精魂尽き果てました。
何かアドバイスをいただけたらと思って、こちらにメールしました。
30代/女性 | 日付:2010年10月 8日(金) 18:35 JST | 閲覧件数: 2,473
はじめまして、福屋 よしみです♪
この度は御相談ありがとうございます、お返事させて頂きますね♪
まめはなさんは、ご自分のお母様を本当によく理解しようと
して差し上げた優しいお嬢さんだと、私は感じております。
しかし、自分の物の考え方や見方には
限界という物があります。
結果としては許したつもりでも、心の中には無意識レベルで
文句・不平不満が自分を我慢に繋げ、犠牲を強いてしまった
度合いだけ。この現状に繋がってしまいます。
自分以外の考え方で心の中を整理し
楽に生きていくというのがカウンセリングです♪
欧米ではこのような時にカップルカウンセリングや
個人カウンセリングをすぐに受けに行くのが一般的です。
しかし日本ではなかなかカウンセラーへたどり着く事は
まだまだ少ないのが現状です。
心理学の現場では、このような状況を癒着している という
物の見方もございます。
お互いの境界線が無くなってしまい、助け合っているようで
実際には足を引っ張り合っているという
(相手に素直に両手をあげて感謝出来ないような状況)を
共依存的な状況 または 癒着 と呼びます。
これは、先祖代々世代間で受け継がれてきた物か
あるいは家族の力関係によって
自分の中心を(楽な部分)を失っているような状況です。
罪悪感と無価値観を土台にしているのが
犠牲的な生き方です。その生き方をさらに強化し
自分の今までの過去の失敗感などを
埋め合わせようとするような試みでもあります。
私達を前に進ませないようにするエゴの工夫でもあり
エゴの目標に叶った、偽りの親密感の事です。
そして癒着は自分以外の誰かから反感や嫉妬を引き寄せます
何をしても、自分も受け取る事が出来ません。
人と人絆で結ばれますが、癒着は例えるならば
まるでガムテープの引っ付き具合のように
ベタベタして引っ付いてしまうような感じだと
思って頂ければいいと思います。
つまり、相手に縋りつき。しかし縋り付かれると苦しみ。
決して楽しくない関係が続いてゆきます。
相手は現在の人か、過去の人、あるいはその両方かもしれません
癒着しているという事は、他の人との境界線を失ってしまったか
境界線が曖昧になってしまっているという事です。
癒着の原因として多いのは自分の親子関係がベースです。
自分の親との関係から、自分の子供時代から
自分が大人になってゆく過程で
心に成熟度や余裕があれば自分の親との親子関係が
楽になった度合いに比例して
どのような人間関係にでも、この楽さは適応していきます。
そして、心理学の現場から見る
文句のご説明をさせて頂きます。
心理学の現場での、文句(Complaint)について
ご説明させて頂きます。
文句は言葉による不満の表現です
自分の思ったように他の人や環境を「変えさせたい」と
思う時に使います。
文句は、状況を改善させてしまうかもしれない変化への
恐れを隠しています。
自分自身をコントロールし、自分の人生においての
過去の心の痛みを隠そうとしている部分でもあります。
もっと、深いレベルになると、文句は全て自分に対する文句です。
(自分に対する批判といってもいいでしょう。)
文句を言う時、今起きている事に対する自分の責任を
否認した度合いだけ、誰か他の人のせいであるかのように
自分がそう仕向けています。
そのやり方は自分のやり方・手法を貫く為に
起こっている出来事だという事です。
自分自身が、人に対する癇癪を起こした時や起こされた時。
それは自分自身の中の自分への抑圧や我慢が
爆発しただけの事です。
これを心理学の現場では
「自分で埋め込んだ地雷を自分で踏んだ」と言います。
以上が心理学の現場での「文句」という事柄のご説明と解説です♪
そして最後にカウンセリングについて、ご説明をさせて頂きます。
カウンセリングとは、誰かの言葉や態度で「心が痛んだ。」とか
過去や現在の出来事で「心が傷ついた事など。」
例えば「現在どうしても受け入れられない事がある。」
という問題を、カウンセラーは今の状態より
楽に簡単に抜けていけるように、多くの提案をしていきます。
そして現在の環境や状況を楽にし
人生楽しく生きていく為の【ツール】です。
頭では理解しようとしているけども
どうしても心で受け入れる事の出来ない感情
(寂しさ・孤独さ・惨めさ・苦しさ・辛さの感覚など...)
自分の考え方で現在のどうにもならない問題や状況を
カウンセラーは(相談者様以外の)多くの物の見方や考え方を
提案し続けていきます。
そして問題を問題でなくなるように
今の貴方の心の環境を変化させてゆく事が出来ます。
これがカウンセリングです。
貴方に準備が出来たら、貴方に合うカウンセラーのドアを
ノックされて見てはいかがでしょうか?
「心のドアには、外に取っ手が無い」といわれています。
心のドアを開けられるのは、貴方からです♪
カウンセリングの内容に関するお問合せは無料です
初回の無料電話カウンセリングも受け付けておりますので
プロフィールからお気軽にお電話ください♪
福屋 よしみのHP
(心のことや日常をBlogで随時更新中です♪)
福屋 よしみ からのお返事でした♪
回答日時:2010年10月 8日(金) 19:19 JST
・お礼はご本人のみ投稿可能です。
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ご相談のお礼のコメントがドシドシ届いています。
悩み辞典で笑顔のきっかけを見つけて下さい。
福屋さんの回答を読んでいて本当に、引き込まれていく感覚になりました。
本当にそうです。癒着です。
依存関係なんです。
親子関係から随分社会での人間関係に同じ事が起きているように思います。
頭が覚めて正しい方向に行くような感覚読んでいました。
今はお金がないのでカウンセリングを受けれないけど、働き出して少しゆとりが生まれたら是非、カウンセリングを受けてアドバイスをいただきたいと思いました。
悩み辞典を再開していただいた、タイミングのよさに自分はラッキーだったと思いました。
有難うございました。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2010-10-08 |