受け入れながらも新しい視点の切り替えを

川崎 ノブアキ

心理トレーナーーの川崎です。
ご相談有難うございます。

過去の投稿も含めて拝見しました。
辛い毎日から開放できるよう、しぶしぶ選択し、
ようやく新しい生活を踏み出そうとしたさなか、
引っ越し前から不安な気持ちを持たれているようですね。

何かヒントになればいいかと
いくつかの例え話が浮かんだのですが、

例えば、深夜の騒音は耳障りな出来事ですが、
暗い山道で遭難し
生き倒れ寸前、辛くさみしい思いをしている深夜に
バイクの音や音楽が流れてくるとどう感じるでしょう？？

騒音は事実ですが、置かれている状況によっては
迷惑ではなく安心できるものに変わる人もいるという事です。

さらに例えを、
怪獣が出て戦っているウルトラマンがいるとします。
怪獣に被害を及ぼされた人からすればウルトラマンはヒーローですが、
怪獣をやっつける時に壊された家の住人は、
ウルトラマンが戦う事で迷惑になるかもしれません。
視点を変えると良い人も悪くなるし、
悪い人も良い人になる場合もあるという事です。

最後の例えを
高速道路で前をトロトロ走る車がいるとします。
渋滞にイライラしながら走っているとき前で事故が起こり
高速で走っていた車はどんどん玉つきが起こっていきました。
ところが、トロトロ走っていた車は、前で起こった事故を知り
ゆっくりとブレーキを踏み事故に巻き込まれませんでした。
そのおかげで、後続に続く車も安全に止まる事が出来ました。

怒りは時に感謝に変わる事があるのです。

さて、3つの例えを書きましたが、何か気付く事があったでしょうか？

お母さんは 今回の件を悔やんでいるようですが
恨みは何も解決しません。

自分は被害者だと思えば思うほど何も生まれないのです。
世の中には理不尽なことなんてたくさんあります。
ところが、ずっと恨み続ける人もいれば
同じ苦しみを味あわせたくないといって
団体を立ち上げる人もいるのです。
この違いはなんでしょう？？

自分が悪くないという思いからスタートした場合、
相手を変えようとする事に力を注ぎ、
いつまでたっても、根本的に解決できないように思っています。

気をつけないとを今後、些細なことでもすべて目に付き
嫌と感じ引っ越さなければ良かった・・・となるかもしれません。
ですから、
どれだけ嫌なことがあっても前とは違う前よりはいいというように、
良いと思える部分に対して焦点をあて、

例えば、前より自動販売機近くなった
前より、車が汚れなくなった 。
ばかばかしいと思えることでもいいから
前とは違ういい部分を探し、それを積み重ねる事も
一つの解決の方法かもしれません。


不安とワクワクは同じものです。
ワクワクする気持ちが強ければ強いほど、
それを失うことの怖さで不安になることがあります。

あなたのお母さんは、それだけ辛かったのでしょう。

ですから尊重してあげながらも、新しい道を進んで行けるように
サポートしてあげてくださいね。

気をつけないといけないのは、
嫌なことだけを探していると常に後悔に繋がり
心理的症状を引き起こしかねないので注意してくださいね。

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回答日時：2010年11月 6日(土) 11:31 JST

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