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回答プロ:心理カウンセラー(うつ病・うつ状態・人間関係) 大岳 龍昇
ご相談者:20代/女性
突然のメールですみません。
どうしていいのかわからず、似たようなご相談を拝見しましたので
大岳先生にご相談させていただきます。
付き合って1ヵ月半の彼氏が一ヶ月の長期休養となりました。
原因は心の病気で、仕事のストレスと診断されています。
職業はSEで、今年の春頃から激務に配属されたようです。
夏ごろから不眠症で、薬を使っていたのですが、
11月になって食事も取れなくなり、休養と診断されました。
年齢は私と同じ年の20代後半で、とてもまじめで責任感の強い性格です。
付き合い始めてから、公私(仕事が長時間、本人の引越しなど)に渡り忙しく、
とても心配していたのですが、私が心配すればするほど、相談しにくくなるようで、
長期休養状態になるまで、あまり仕事の話はしませんでした。
また、私自身、付き合う以前から今に至るまで家族と将来の問題で悩みがあります。
長期休養になる前の期間のことですがそんな自分の不安を
彼氏に相談したくても「今は彼は忙しいから我慢しよう」と思って
言えないことに不満がたまって、冷たくしてしまったこともあります。
今更ながらとても後悔しています。
彼氏の今の状況としては、
不眠症(睡眠導入剤使用)、食事が日に1回~2回
(果物やスープなど少量、味はわかるらしいです)
1人暮らしですが、ご両親は近くにお住まいです。
本人に「治そう」という意志はあるようです。
休んでいる今、どのような生活をしているか教えてはくれません。
(「話せるようになるまで待ってほしい」といわれています。)
お出かけも辛いとは言うのですが、
「会いたい」とは言ってくれて、ドライブに誘ってくれたりします。
そんな彼氏に私はどう接すればいいのでしょうか。
彼の方から告白してきたということもあり、
私の前では、あまり弱った姿を見せたくないのだと思います。
寂しがり屋の私に気遣って会おうとしてくれるのだと思うのですが、
「会おう」「出かけよう」といわれて素直に応じていいものでしょうか。
会えば、嬉しいので、つい楽しく過ごしてしまいます。
「会いたくなったら連絡して」「無理しないで」とは伝えてはあります。
会ったときは、愚痴らない、励まさない、笑顔でいるようには心がけています。
私からは「会おう」と言わないようにしています。
メールもしていいのか、全然わかりません。(今は日常会話メールを2日1度くらいしています)。
彼は無理して会ってくれているかもしれないのに、
私は無理をやめてもらう伝え方すらわかりません。
同棲していれば、彼の主治医に直接お話を聞いて、
接し方や症状を聞けるのでしょうが、家もそれなりに離れていますし、
彼の家族と面識もありません。病院も知らないのです。
付き合いだして期間が短く、彼のことはよく知らないのだと思います。
もしも、このまま悪くなったらどうしよう、とか、お別れになったら悲しすぎる、とか、
死んじゃったらどうしよう、とか考えると、どうしようもないくらい心配で辛くなります。
辛いはずなのに眠れて、食事もできる自分の強さが今は恨めしいです。
今、一番辛いのは彼だと思います。
彼が良くなるまで、負担にならず、重荷にもならず、
でも、できれば力になりたいのですがどう接していけばいいのでしょうか。
このような経験は初めてで、どうしていいのかわかりません。
乱文、長文で申し訳ありませんが、アドバイスいただければ幸いです
20代/女性 | 日付:2010年11月17日(水) 18:05 JST | 閲覧件数: 5,818
みぞれさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
付き合って1ヵ月半の彼氏さんが心の病気で
休職されているのですね、心配ですよね。
彼氏さんの職業はSEですか
私のNLPカウンセリングの先生も元SEで激務の末
うつ病になられたということでした。
マンガ 『 ツレがうつになりまして 』 のツレさんもSEでしたよね
大変な職業だと思います。
私もうつ病で休職することになった当時付き合って7年の彼女がいました。
私も彼女にうつ病のことは休職することが決まってからしか
話ができませんでした。
その時は、彼女も『ゆっくり休んだらいいね』
と平静な感じで言ってくれましたが、
元気に回復した後で話したときには
『本当はどうしたらいいかぜんぜん分からなかった』
と言っていました。
私は職場も住まいも東京でしたが、休職して半年が過ぎても
良くならないどころか悪化していったため
療養に専念するべく愛知県の実家にもどりました。
埼玉県に住んでいた彼女とは
病気を抱えながら2年間の遠距離恋愛となりました。
当時は本当に不安でした
将来のこと
仕事のこと
彼女とのこと
どれもどうしていいか分からず絶望の淵にいました。
そんな中 私は起きてからと夜に
毎日2回ほど彼女にメールを送っていました。
彼女からのメールの返信は2日に1回程でしたが、
私はそんな感じでメールを送っていました。
みぞれさんも『 おはようメール 』 と 『 おやすみメール 』
くらいは送ってあげてみてはいかがでしょうか。
彼氏さんがどのくらいの頻度で返信してくるか
見極めたうえで彼のペースに合わせてあげるのが
一番負担がないように思います。
うつから抜けるには楽しいことばかりするのが良いので
彼がデートで楽しめるのであれば
誘いに応じて会いにいくのがいいでしょうね。
いっしょに楽しい時間をつくってあげてください。
ただ、彼氏さんが元気になったとしても
心の構えが変わっていなければ
同じ状況のところへ復帰すれば
同じようにまた状態が悪くなることは
十分考えられます。
私達がNLPカウンセリングのセッションで
どのようなことをしているのかを
みぞれさん自身が体験されるのも
よろしいかと思います。
私のところにも
息子さんがうつ病になってしまったが、
本人はまだカウンセリングを受診する意欲が乏しいので
試しに私が受けに来ましたというお父さんや
母がうつ状態で寝込むようになってしまったので
どうしたらいいか聞きに来ましたとおっしゃるお嬢さんが
いらっしゃることがちょくちょくあります。
それと、先日のご相談でもご紹介しましたが
うつ病体験記のマンガはうつ病の状態が
どのようなものかとても分かりやすいので
目を通していただければと思います。
ホームページのお役立ち情報でいくつか
ご紹介していますので参考にしてみてください。
彼氏さんが元気を取り戻し
みぞれさんと幸せな人生を歩んでいかれることを願っています。
心理カウンセラー 大岳龍昇
回答日時:2010年11月18日(木) 14:13 JST
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大岳先生突然の相談にもかかわらず
親身なアドバイスありがとうございました。
彼は休んだのがよかったのか、
最近は多少の食事も取れるようになり、
外出に対しても前向きな発言が
多くなってきました。
メールも返信はできなくても
もらうのは嬉しいというような
ことも言ってくれました。
まだ、よく眠れないようですが、
ときどきメールをしたり、
一緒に出かけたりしながら
ゆっくり時間をかけて元気になれるよう
そばにいたいと思います。
ここは北海道ですので、
先生と同じようなカウンセリングが
あるかどうかわかりませんが、
一度、私自身が専門機関に
相談に行き、色々考えていきたいと思います。
どうもありがとうございました。
| 20代/女性 | コメント投稿日:2010-11-21 |