ご相談ありがとうございます

心理カウンセラー 太田 祐也

fallさん

はじめまして、太田です。
ご相談ありがとうございます。

あなたの理知的で、そしてとても真剣なご相談を3度読み返していました。ご自身の女性とのコンプレックスやコミュニケーションについて、過去のいじめが原因になっているのではないかと自分自身のことを客観的に分析されているのがよく分かります。頭では分かっていても、無意識的に嫌われるのではないか？と考えてしまって積極的になれないということは、とても辛いことだと思います。

過去の恐怖感が現在の状況に影響を及ぼしているのでしょうね。そして頭では分かっていても、身体が反応してしまっているでしょう。

まずご安心いただきたいのは、このような無意識的な、身体的な反応というのは、心理カウンセリングによって解決のお手伝いができるということです。私が専門にしているNLPカウンセリングでは、このような場合、身体に記憶された恐怖感などの心身のパターンを、よりよい感情パターンに変更することができます。

またNLPでは一般的に恐怖という感情は、過去辛かった経験から自分を守ろうとする肯定的な反応であると捉えます。もしかしたらあなたは、今までこの恐怖感をネガティブなものと捉えていたかもしれませんが、実はあなたを守ろうとしている肯定的な意図があるのですね。

ですので、私は恐怖を感じるというあなたの無意識の心にあえて、「ありがとう」と伝えたいのです。これからもfallさんを守ってほしいとも思います。そしてあなたの無意識の心が今までと他の方法でもあなたを守るように働くことができるという可能性についても信じたいと思います。

今まで多くの場合、「女性に近づかないぞ」という決断と恐怖感を感じることで、あなたの無意識はあなたが傷つくのを守っていたのかもしれません。自分自身のこの反応を尊重して、認め、感謝すること。これが第1ステップです。それから新しい選択肢を身につけていきます。

私が現在勤めている　敬愛カウンセラー学院にて提供している再決断療法のカウンセリングでは、過去のトラウマの際に戻って、恐怖などの感情を再処理し、「～が恐い」「～に近づかない方がよい」「自分はダメだ」等と無意識に刻まれた決断を変えていきます。

過去の事実は変える事はできませんが、記憶に対しての意味づけや、身体の反応、未来にどのように希望を持つのか等は、自分自身で選択することができます。
カウンセリングでは、このあたりの人間の能力を信じて、それを援助していきます。

ですので、あなたが本当にこの課題について、取り組みたいのであればキチンとした方法がありますのでご安心いただきたいのです。

またカウンセリングは、人間の本来ある力を増幅することで、解決の援助をすることだと思っています。つまりもともとあなたの中にも、そのような力があるのだということもお伝えしたいと思います。

以上が回答となりますが、いかがでしょうか。メールでの対応なので不十分な点もあろうかと思いますが、少しでもあなたの不安を軽減できれば、と思い返答いたしました。どうぞよろしくお願い致します。

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回答日時：2010年12月 8日(水) 19:00 JST

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