相談&回答 |
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回答プロ: 鈴木 直人
ご相談者:50代/女性
・はっきりと断れない。
・人の顔色を伺いすぎてしまう。
・他人の言うことに左右される。
・完璧主義。
・マイナスに考えてしまう。
多くの場合、これらの能力は無力なことも時代に必死に自分を守ってきた能力です。
・はっきりと断らないことで、問題を起こさずに来れた。
・人の顔色を伺うことで、その人の気持ちを逆なでしないように出来た。
・他人の意見を取り入れることで、その場をしのいできた。
・あきらめずに完全を目指すことで周りから褒められた。
・マイナスに考えることで、マイナスの状況になっても心理的ストレスを軽減できた。
このように、無力な子供時代は、
その時を乗り越えるために自然と色々な能力が付きます。云々
アドバイザーの鈴木先生の他の方の悩みに対するアドバイスを読ませていただき、母は全くそのような子供時代を送り、学校を卒業して世間に出ることもなく結婚し専業主婦で、父に守られて82歳になりました。
近所との疎外感から家にほとんどいて、子供時代の能力のままでストレスを抱え込み、体力低下で
寝たきりの介護になって現在私が面倒をみています。パーキンソン病の難病があることもわかりました。完璧主義者でプライドが高く、私の介護を快く受け入れてくれる時と、娘に世話になりたくないとはね除ける時のギャップが強まり、困惑する毎日です。欝的な要素のある母親とどのように接していけば、残された楽しい人生を送らせてあげることができるのか教えていただきたいと思います。
50代/女性 | 日付:2010年12月11日(土) 11:44 JST | 閲覧件数: 6,818
老人のうつ病には一つ大きな特徴があります。
それは「喪失感」というものです。
喪失とは字のごとく「失うこと」です。
この「何かを失った感覚」がうつ病を起こす場合が多いのが老人性うつ病です。
失うものは下記のようなものです。
・体力 : 年を取れは体力が落ちていきます。
・友人知人 : 年上の友人知人は自分よりも早くなくなる可能性が多いです。
・配偶者 : 年上の配偶者も自分よりも早く亡くなる可能性が多い。
・財産 : 収入が年金しかない方が多いので、段々減ってくる財産に喪失感を覚える方もおい。
・権力 : 子供は自分よりも社会的能力が出てくるし、退職すれば仕事上での権力も無くなる
・尊厳 : 年を取ると邪険に扱われたり、厄介者と扱われるようになり、尊厳が傷つけられる
老人でなくとも、上記のようなものを失うと、うつ状態になりやすいです。
老人の場合、全てに当てはまることが多く、うつ病になりやすいと言えます。
老人性のうつ病の対策はたった一つ。
「自分の人生には意味があった」
と思えることです。
これが全ての喪失感を補うことになります。
このお手伝いを章子さんが出来るといいですね。
それは、お母様の昔話を聞くことかもしれませんし、
お母様に、感謝を言うことかもしれません。
どんなことがお母様に
「自分の人生に意味があったと」と思えるようになりそうですか?
うつ病回復アドバイザー 鈴木直人
回答日時:2010年12月13日(月) 14:12 JST
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母の人生には意味があったと感謝の気持ちを伝えるのは、現象を見ずに広い視野に立って母のことを考える作業に思えます。少しでも恨みとか批判があっては、自分の中で蟠りの心が占めているのがわかります。
つくづく私の勉強なのだと思います。暖かい言葉で御回答をくださり、ありがとうございます。
| 50代/女性 | コメント投稿日:2010-12-14 |