相談&回答 |
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回答プロ: 松下 豊太郎
ご相談者:30代/男性
はじめまして、私は31歳の会社員です。
先日、私の父が祝賀会で胴上げをされ、落ちて頭を打ち、意識不明の重体となりました。救命救急に運ばれ、一時は命の心配をされたものの、何とか一命を取り留めました。
しかし、容態は落ち着いたものの、以下のような問題があります。
A.頭部を打ち(頭蓋骨の骨折、頭内出血(血腫))、後遺症や知能低下も心配されている。(事故後1年くらいでその低下レベルが分かる)
B.落ちた時に鎖骨にもヒビ。
またこの事故のポイントとして以下の点があります。
1.被害者(?)が主賓の祝賀会であり、胴上げ自体を断りにくい状況であった。
2.祝賀会で参加者全員にかなりアルコールが入っていて、まともな判断や行動が出来ていなかった。
3.祝賀会に参加していた管理職(幹部クラス?)が近くにいなく、監督することが出来ていなかった。
4.この祝賀会は被害者が勤務する会社の公式イベントではない。しかし、社内メールで参加者を募り、かなりの数(50名以上)が参加していた。
5.事故後、警察が事件性の調査を行った。
6.被害者はこの祝賀会後、定年退職するが再雇用を行い、数年継続して業務を行う予定であった。
(しかし、前述の問題Aの影響でそのプランが出来るか分からない。)
7.被害者家族(私を含む)は事故以降病院に毎日通いつめ、およそまともな生活が出来ていない。
(母は精神的なダメージから食事がほとんど出来ておらず、今までの炊事・洗濯・家事etcがその場しのぎ。TVや新聞を見る余裕すらない。)
このケースで、どの相手(会社or祝賀会参加者or胴上げをした数名、etc)にどういった訴訟を行うことが可能でしょうか?
また、訴訟が可能な時、どれくらいの慰謝料を要求するのが適切なのでしょうか?
長文および拙い文章で大変申し訳ありませんが、お知恵をご拝借させていただければ幸いです。
どうぞ宜しくお願いします。
30代/男性 | 日付:2010年12月22日(水) 19:31 JST | 閲覧件数: 2,847
○現状分析
次の3点が、法定対処法につき検討課題となりそうです。
1.実質的に会社の行事というとらえ方をして労災請求ができるか
2.参加者の過失による損害賠償として、参加者のうち誰に請求が可能か
3.過失致傷として、警察に被害届けを出し、加害者の刑事責任を問えるか
○対処法について
1.今回のケースは、弁護士に対応依頼されるようおすすめします。
2.関係者の数が多いこと、会社や参加者の法的責任、道義的責任、さらに刑事責任を同時に検証し対処することは、当事者間では困難なケースです。
3.弁護士の選定に当たっては、下記データを参照され、探す、紹介を受ける選択肢があります。その際、しっかりコミュニケーションがとれ、行動力のある方を選択されるのがよいでしょう
ご参考
法テラス静岡 http://www.houterasu.or.jp/shizuoka/
静岡県弁護士会 http://s-bengoshikai.com/
いずれにせよスムースに事態が進展しますよう願っております。
回答日時:2010年12月24日(金) 18:43 JST
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早急なご回答、真にありがとうございました。
私なりに労災側からの検証を試みてはいましたが、
「専門外であること」と、「心情など様々な思いが入る」点から、どうしもて正常な判断が困難でした。
ご指導頂きました弁護士の選定から熟考し、今回のアドバイスも頭にしっかり入れて問題解決に挑みたいと思います。
最後になりましたが、お忙しい中、明確なアドバイスをして頂き、ありがとうございました。
| 30代/男性 | コメント投稿日:2010-12-24 |