ご主人に本気のお灸をすえましょう。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

Kayuさん、お正月早々、心を煩わす事で、心中お察しいたします。
しかし、それ以上にご主人の本音のところも、見え隠れします。
Kayuさんはこのご主人の本音のところを読みとることが出来ていないので、私に相談を寄せて頂いたのだと思いますが、これが出来るようになるには、Kayuさんの覚悟のようなものが「要」になってくると思います。
例えば、ここにご主人が一人で立っているとします。
右側から、第3者や赤の他人がご主人を見れば、右側の表情を見る事になり「右のご主人」が判る訳です。
そして左側からKayuさんがご主人を見れば左の表情でしゃべるご主人の言葉が頭に入ってきて
左側のご主人がKayuさんの頭の中には、左の人物像が埋め込まれます。
ここがやはり公平な味方の出来ない要因になっていると思います。
私はこのような相談を受けると、まず全体から物事を見ます。
相談ごとの中で、ご主人の発言に矛盾はないか、またこれまでの経緯や行動に何か事実と食い違う事は　ないかと言う事を検証します。要はご主人からの情報だけでは片手落ちになるからです。

とても冷たい言い方ですが、ご主人は不貞をした人です。
不貞は「嘘」と「裏切り」の上に成り立ちます。
そうした不誠実を実行できた人の言葉をここに来て全面的に信じた上で、今後の方針を決めるのは、
少々危険です。
男性にもいろいろなタイプがあって、浮気を遊びの範囲で押さえる人と、そうでない人、そんなつもりじゃなかったけれど、流されて浮気では済まなくなる人。
ただ、ひとつ言える事は「どんな男性も浮気をする時は最初から離婚する気はない」と言う事です。
でも実は離婚理由のトップランキングに入る理由は残念ながらパートナーの浮気がとても多いのです。

この事は、浮気の結果、何も妻よりも浮気相手と結婚するとかと言う事ばかりではないと思います。以外と浮気相手と結婚する前に、自然消滅的に終わってしまう事も多いのですが、妻が家庭を顧みない夫に愛想を付かしてしまう事も数の中には多く含まれます。
ですので、離婚の発端は夫の浮気でも、離婚の断を下すのは夫に愛想を尽かした妻の決断も
大いにあります。

ですので、Kayuさんが離婚するべきか、否かはまだそんな事を考えるほどご主人の本性と言う所まで巣子は到達していないような気がします。
もちろん離婚を望んでいらっしゃらない事は良く分ります。
しかし、ご主人がいつ何時、離婚へ傾くか判らないという危険性を秘めていると言えると思います。
そもそも、1か月の出張の時に浮気をしていたと言う事は、Kayuさんが信じるほどその期間は純粋に仕事ではなかったと言えます。
つまりその１ヶ月間は、出張という事を利用した浮気期間だったと言えます。
そうなると、今後も出張と称した外泊を全面的に信じても良いか、と疑問です。
なんとなく、妻には家庭が大事と言いながら、やはりまだ浮気は続いて行くと思います。
しかも以前付き合っていたというその女性と別れたと言いますが、そんなに簡単に別れられるとは思いません。男性は「始める事は簡単に始めますが幕を下ろすのはとてもへたくそ」です。
だからその女性と別れたと言ってもにわかには信じがたいですね。
それよりも巧妙にまだ、続けて行くと考えた方がいいかと思います。

こういう危険性がまだたくさんある中で、夫に戻って来てほしいばかりに、自分を反省し、夫への接する姿勢などを考えているうちは、本当の問題解決は程遠いように思うのです。
もちろん、夫婦がこうなってしまった原因の一つに妻の至らない部分はあるとは、思います。
それは反省する点もあるでしょうけれど、だからと言ってそれを改めてたから、夫が浮気を止めるかと言うと、これはちょっと違います。
まだまだご主人が本当の自分をKayuさんに見せてないとしたら、まだしばらくはご主人は自分の好きなようにするのではないかと思います。
その邪魔をされたくない為にKayuさんには、耳触りのいい事を言っているだけと思うと、Kayuさんは自分を責めて、自分の考え方や夫への接し方を考えている場合じゃないと思うのです。

つらいかもしれませんがご主人の本音を考える事をしないと、今はご主人も家庭を捨てる気はないとは思いますが、事態はいつ何時、離婚へ振り子がふれるかもしれません。

そもそも独身の女性は、そこそこの年齢になると仕事を辞め、寿退社をしたいものです。
本気の女性は妊娠すら武器にして来ることがあるのです。
若い女性の挑戦的な態度には、ご主人も心揺さぶられるでしょう。

今、何もないからと言って、その時にはどうなるか判りません。
何も、いたずらに脅かしているのではないのですが、今のご主人の言動に、この可能性を強く感じるのは、この相談業をしてきた経験論だとご理解下さい。

そういう意味で、今のKayuさんはご主人の本心を知る事を避けているのか、本当に信じているのかｈ判りませんが、いずれにせよ、ご主人を全面的に信じて、問題解決の要はKayuさんだと思う事は間違っていると思います。
これはもしかしかしたら、無意識にご主人へ歯向かう事への恐怖心があるのかもしれませんが、
これは今までの夫婦関係に起因するのかもしれません。

皆様、こういう相談をされる場合は、「これまでの事はともかくとして、今後へのアドバイスが欲しい」とい言われるのですが、これはちょっと違うのですよ。

自分自身でも気付いていない、夫婦の関係性・・・・・・・・
これが今後の事を考える事に大事な要素になります。
人は相手を責めるより、自分が反省しておいた方がいいと考えますが、これは長い結婚生活の中で
夫へ自分の意見を通した事によって起きた弊害・・・・・・
これが身体の中に刷り込まれていると、ドメスティックバイオレンスの被害者のように「私さえがまんすれば・・・」という考えが出来あがってします。
Kayuさんが、そういう事かは判りませんが、もう少し、これまでの夫婦の関係性を教えて頂けませんでしょうか？

私はこういう形の夫婦を沢山見てきましたが、浮気を防止させるには、まずご主人の真実の反省が必世だと考えます。
しかし、家庭が大事で、妻が大事だという言葉にごまかされてしまうと、ご主人も本当に反省する機会さえ失います。ご主人にきついお灸をすえないと、いけない時にご主人に反省を問わずKayuさんが
「私も悪かった」と先に言ってしまう事が、腰が引けててこれではなめられてしまいます。
Kayuさんは優しい人のようですし、争いごとを好まない方だと言うのはよく分りますが、結婚したからにはフェアーであるべきだと思います。
良くない事には良くないとはっきり妻なら言うべきですが、善くない事かどうかも見えていないようでは
ご主人は付け上がります。
そんな悪い人じゃないと言いたいとは思いますが、音は悪い人でなくても、人は変わるのです。
自分の欲求を通したい時には　鬼にもなります。
やはり、怒る時にはご主人も素直に頭を下げられる相手でないといけません。
これは子供と同じで例えばどんな悪さをしても「お母さんが悪かったらそんな事をしたのね、お母さんが悪かったわ・・・・」なんて事をいう母親には子供は、尊敬も怖がりもしません。
ある意味、こういう場合は妻を怒らせたら怖いと感じさせないと、ご主人は反省なんてしないのです。

そういう意味で、これ以上公開されたメールで回答するには限界も感じますので、出来ましたら
一度、お会いしてここいらの事をお聞かせ頂きたいので非公開相談にお切り替え下さい。
きっと解決出来ると思います。
最近ホームページの相談申し込みフォームは、文字化けを起こすようで、返信ができません。
（送り主のメールアドレスも文字化けを起こします、これは当方と互換性のないフォントで送られてくるからだと思いますので、メンテナンスを行いますのでしばらくご利用頂けません）
できれば　０６－６３６６－１１００まで直接、「相談申し込み」の、お電話下さい。

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回答日時：2011年1月 9日(日) 01:23 JST

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