認めたくないだろうけど、彼の気持ちは離れています。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

smilgreen24さん、お返事お待たせいたしました。
私の仕事は夫婦問題の相談をお請けしております。
だから恋愛問題に疎い、という意味ではなく、そのもっと奥の事の問題に取り組まさせて頂いているので、それを乗り越えた後の結婚をした方を対象としているのです。
つまりそこまでに手を広げると、私の仕事は多岐にわたりすぎて、ごちゃごちゃになるのと、恋愛の中には不倫をしている方も含まれて来てしまう為、あまり恋愛相談はお受けしていません。
何故なら、この私への相談はパートナーに不倫をされて苦しんでられる方からご相談が多い為、不倫をしている方を応援するような事は避けたいと思っております。しかしsmilgreen24さんは、不倫ではなさそうなので安心しました。
しかし、できれば恋愛専門の先生に改めてご相談される方がよりよい答えが頂けるのではないかと思います。と、言う事で、それではご自由に…と言うのはあまりにも冷たすぎますので、専門外ではありますが私なりに答えさせて頂きます。
そこで、あえて「専門外」と言う言葉を使ったのは、素人の逆の意味ではありません。
夫婦は恋愛があって、その結果が結婚です。だからこうしたsmilgreen24さんの悩みは理解できないと言う事ではなく、むしろ恋愛の集大成が結婚だと捉えていますので、むしろこうした恋愛は私は通過点だと考えています。
夫婦には法に守られた一定のルールがあるので、そのルールを中心に外れるか、外れないかを軸に考えていくようにしています。
しかし恋人同士の付き合いの場合は、ある意味、何でもアリなのです。
この何でもアリとは、非難の意味ではありませんが、ルールは自分たちで決めればいいと言う事で、人や法律が縛れるものでないという、ある意味自由な事を羨望の意味を込めて　あえて何でもアリと言わせて頂きました。
smilgreen24さんの相談の文頭に書かれてある離婚原因の事は、やはり今の恋愛に、通じる所があるのでしょうね。
離婚も恋愛も、同じ人間がする事です。そう大きくは変わらないのです。
そこで、smilgreen24さんは人の考え方とか、物事の感じ方などに造形が深いように思えましたので、この面でお答えが見つかるのではないかと思うので、ここを分析して行きたいと思います。

smilgreen24さんは、一生懸命にご自分を分析されている方だと思います。
しかし、そこには「考え癖」という特徴が見えます。これはある種、自己流の解釈という言い方をすれば判りやすいでしょうか？
ここはsmilgreen24さんには、耳の痛い事になりそうですが、あえて言葉を飾らずに申し上げます。
例えば・・・
＜元旦那は楽観的、マイペース、深く考えない、特に他者の考えを汲み取ることが苦手な人でした。＞

これはお互い様というか、ある意味似た者同士というか・・・・・

もし、smilgreen24さんが　他者の考えを汲みとる事が出来ていたら、今の彼氏の気持ちが判らない、なんて相談は頂かなかったと思います。

やはり男心というのは女性からすれば,難解な物ですが、これは元夫さんに対するチェックと同様、客観視すれば判るものです。
本当に簡単に判ります。
それなのに、smilgreen24さんは「判らない」と言う。
これは、深く考えると判るのに、実は判ろうとしないというか自己流の解釈をしすぎです。

ここを一つ一つ、説明して行きますね。

プロポーズをされていた彼に別れを告げられた・・・・・
これは婚約と言うほど深い意味ではなく、交際の初期には、真面目に愛するという意味で往々にプロ―ポーズしがちです。
実は日本人の男性は、セックスをしようという代名詞の変わりに結婚という言葉に置き換えますが、それは本当に結婚をしようという意味ではなく、結婚を考えるほど真剣なのだ、という事くらいのアプローチの意味と、取るのが妥当だと思います。

と、言う事は女性はそれを結婚というゴールと捉えがちですが、むしろゴールではなく　交際のはじまり、つまり交際の初期の通行手形というくらいと取るべきかと思います。

そうして、交際が深まり、人間性も良く見えて来たところで、やはり結婚はしないという別れ。
これは、当然のながれというか、良くあることと言えば失礼かもしれませんが、大人の付き合いはこういう繰り返しだと思います。

＜でも、彼はあっさりしたもので、既に私を”思い出”と思えるようです。
その反面、私をまだ好きだといいます。綺麗だ可愛いとほめたりもします。＞

私にはsmilgreen24さんの中身を愛してくれている言葉には聞こえず、単なるピロートークにしか聞こえません。

＜「恋人のままでいられないか?」とか「まだ私を抱くことはやめないのだから将来の変化を期待してもいいか？」と言うと彼は困ったように「うーん。どうかなぁ」「先のことは分からないよね」＞

男性は残酷な優しさがあるのですが、そんなにはっきり相手を傷つける事は言いません。
しかし、上記のような言葉は、最大級で将来の変化はない、と表現しています。「う～ん、どうかな」は通訳しますと
「有り得ない」という意味です。

＜「もったいない、僕を追い込む以外は全然相性がいいのにね」＞
の、もったいないとは、最大級の断りです。男性はもったいないくらいの人からアプローチされたら飛びついてきます。体の言い断り文句です。
でも＜僕を追い込む以外は全然相性がいいのにね＞という言葉に、色々な事が集約されているじゃないですか。
それはsmilgreen24さんも仰るように、身体の相性はいいと言う事です。
精神面では追い詰められる間柄ではあっても、セックスの相性はいいと。
将来、結婚へと変化する可能性がなく、精神面では和合は無いけれど、身体の相性はいい・・・・・・
これって、言いかえれば、セックスフレンド、つまりセフレです。
しかしここを男性は、嘘を着いているのではなく、最大級の表現でセフレを綺麗に伝えているではありませんか？
それをsmilgreen24さんが、理解できないとおっしゃっていますが、人の気持ちに鈍感ではないはずですよ。
だって、無頓着な元ご主人に困っていたくらいですから、smilgreen24さんは人の気持ちには敏感なはずです。
そして、良く考えてみて下さい。
＜はっきり言う言葉は「結婚は無理。一緒に住むとか墓場までは考えられない」とそれは即答です。
なのに、隙あらば体は求めてくる。
解らない。男性の心理が理解できないで苦しんでいます。
正直、愛情がないで抱いているのは分かります。でも避妊をしてくれません。＞

もう将来の展望が無く、今は心の和合よりも、避妊なしのセックスを好む・・・・これはもう男性としてと言うより、人として、人格を疑います。

また男性にここまで言われても、ピンと来てないなんて、楽天的すぎます。
男性の言葉を深く聞けば、ちゃんと判るように説明して下さっています。それを受け留めないのはsmilgreen24さんです。
元ご主人への批判で、楽天的でマイペースで、深く考えない、特に他者の考えを汲み取ることが苦手な人と、書いておられました。
これはまさしく、自己流の解釈をしている今のsmilgreen24さんの状態とそっくりではありませんか？

人は人に自分と同じものを見た時に、そこを嫌悪するか、自己愛に走るか、どちらかです。
元夫の方には、smilgreen24さんは牙をむいてしまいましたが、実はそこは自分にもある、欠点だったのかもしれません。

そこで今、何が言いたいかと言いますと、smilgreen24さんの書いておられる悩みは、まさしく「恋は盲目」と言いますか、
彼の言葉の意味が判らないのではなく、受け入れたれないだけです。

男性は愛のないセックスは出来るのです。
それは女性には判らない現象です。
でも、そういう意味だと言うことは古今東西、仕方がない事です。

これを何故？何故？と考えると言う事は　受け入れられないあがきです。
そして何故？何故？という時点で、自分以外の外や他の誰かに責任や答えがあるという考え方です。

もう、答えは見えているでしょう？
それを受け止められないから、いつまでも「何故？」と考えているにすぎません。
彼氏を諦めろとは言いません。
未練があるなら、未練がとことん無くなるくらいに、嫌いになればいい。
それまで愛想が尽きるくらい、付き合えばいいと思います。

でも、どこかで目が覚める事を私は祈っていますよ。
失礼な事を沢山書きました。
お許し下さい。
そしてご自分を大切になさって下さい。

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回答日時：2011年2月19日(土) 14:53 JST

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