相談&回答 |
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回答プロ:カウンセラー 江上 智子
ご相談者:40代/女性
ここねね といいます。
よろしくお願い致します。
今年40歳になりました。ひとり上京して20年近くになります。
派遣社員として事務をしており、勤務先は東京ですが、住まいは神奈川です。
ひとりでかなりいい加減に生きてきたと思います。
育った家庭のこと、うまく他人と付き合えないこと、鬱などを克服しつつあり、初めて生活をきちんとしたものにしようと考え、ここ1~2年で初めて自分自身になったと思います。
ここにきて九州にいる母に突然、認知症であることが発覚しました。
兄夫婦がそばで暮らしているのですが、うちはずっと生活保護を受けてきた家庭で、母はいまでも需給者です。そのため何の保障もサービスも受けられないことから、兄も生活が苦しく、世話の協力と経済的な協力ということで、
「結婚していたら言わないが、してないのだから帰ってくるように」
と言われました。
確かに勝手かもしれませんが、私はここにきてやっと自分になれたのです。いろいろあった実家には戻りたくない。
結婚していないのだからどこに住んでもいいだろうという言われ方にいまだに怒りを感じています。これから二十年以上も働いていかないといけないのに、「探して何かある仕事をすればいい」と言われたことにも。
離れていて、経済的な協力をすることだけではいけないのでしょうか。
実家に戻って恨み、憎しみの中で不満をためて生きていきたくない。
初めて好きな男性ができたこともあります。無理に戻されるなら告白しようと思います。
でも「結婚すれば戻らなくていいんだな」とどこかで計算、妄想する自分がいるのです。
彼を好きな気持ちは純粋なものなのに、この状況で、「どうにかなるなら。結婚できれば」と焦る自分がいて、彼への気持ちすら、打算になる瞬間があるのです。
つらいです。
生年月日は、1971年1月11日です。
40代/女性 | 日付:2011年2月20日(日) 22:51 JST | 閲覧件数: 1,994
ここねねさん、ご相談ありがとうございます。
ずっと、一人で悩んで、乗り越えてこられたのでしょうか。
頑張ってきたのですね。
今から生活を立て直そうという気持ちを持てたことは、本当に素晴らしいと思います。
でも、その矢先に問題が発生してしまったのですね。
しかも、お母様のこととなると、簡単に決断ができないお気持ちもお察しします。
今までのご家族との関係がどうだったのかはわかりませんが、
ここねねさんはお母様とこれからどう関っていきたいと思われますか?
認知症となると、介護は大変だと思います。お金もかかると思います。
でも、それにより、またここねねさんが心の病になってしまってはもともこもありません。
介護する側が心身ともに健康でなければ、長く続けることはできないと思います。
多分、お兄様、お義姉さまも、これから相当大変になると思います。その気持ちを察してさしあげること、感謝の気持ちを表すことは大切なことです。
私も義母の介護を3年間しましたが、これは一緒に住むものでしかわからない葛藤があります。
ただ、一緒に住まずとも、仕事が休める時があれば、その時だけでも介護を代わってあげるなどの協力方法もあると思います。
とにかく、今はやっと自分の生活が立て直せたこと、そして金銭的にはなんとか援助していきたいことを伝え、しばらく様子を見られてはどうでしょう。
今年、ここねねさんは、あまり大きな決断をするよりは、じっくり次のことを考える時期にきています。今、九州に帰る決断をされるよりは、この一年良く考えてみるとよいと思いますよ。
江上夏海
回答日時:2011年2月22日(火) 14:41 JST
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江上夏海様
相談へのご回答、本当にありがとうございます。
改めて読み返すと、取り乱して書いていて、ただの勝手な一方的な話だと言われても仕方のない内容でしかないのに、要するに介護から逃げているだけという面もあるのに、それを裁くことをさけて、寄り添って答えていただいて、涙が出ました。いまも、出ます。
介護を経験した方なのに、私だったらできないと思います。職業としてプロとしていうことなのでしょうが、私にはやはり驚きでした。
ここ1~2年くらいで初めて、派遣であっても短期であっても仕事には真剣に取り組むこと、他人とどう接するか、自分の身なりに構うことなどを知り、始めました。40間際で、です。
「頑張ってきたのですね」と言ってもらえたのは初めてでした。
こんなに救われるものだと初めて知りました。
とりあえずお金を貯めて、一度実家へ行き、兄夫婦へ直接、お詫びと帰れない旨を伝えようと思います。
これで逃げてないことになっていればいいのですが。
回答文を読み、「じっくりとどうするか考えましょう」と読み、誰かに答えてもらえたことを支えにしています。
本当にありがとうございました。
| 40代/女性 | コメント投稿日:2011-02-23 |