私は先手を打っても良いと思いますよ。

心理カウンセラー（うつ・人間関係・労働・教育） 渡辺 裕子

jamさん、こんにちは。

いつもご投稿ありがとうございます。

今回はお師匠さんとのメールのやり取りのことでお悩みなのですね。
確かに、あなたにとっては試験も控えている大切な時期で、たくさんの質問をどうしたらよいか、現実問題としてお困りでしょう。

そして、尊敬している師匠ゆえ、「面倒くさい」という言葉をどう受け止めたらよいのか？そして、返事が返ってこない事実をどう考えたらよいか？悩んでしまうのは無理もないことだと思います。

今回、私は少し視点を変えて、考えてみました。

それは、メールというツールについてです。

私も、大学に教えに行っているので、質問をメールで受けることもあります。
また、この悩み辞典のご回答もメールですよね。

自分がいつも使っているメールという媒体は、とても便利ですが、とても難しいと思っています。

それは、人にどれだけ自分の伝えたいことが伝わるのか？ということです。

アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンによれば、言葉で伝わるのはわずか7％！（メラビアンの法則と呼んでいます。）

それ以外は、非言語の部分、視覚情報などです。

つまり、メールという媒体は、言葉によっては自分の意図しないように伝わるわけですし、どう取るか？も取り手次第なので、私自身もメールはとても神経を使います。

書いては読み直し、書き直し・・・見えないところでそんな作業をしていますし、自分が大変な時は、面倒・・・というか、返信するのが大変と思うこともよくあります。

なので、そのお師匠さんのお気持ちがわからなくもないということと、もう一つは年齢、性差的なものです。

60代というのは、jamさんたち20代の方々とは違い、メールなどなかった時代ですから、メールを打つことって、とても大変なことですし、特に男性は、メールより電話、電話より会って話した方が早いと思う人の割合が高いのです。

私でも、悩み辞典に投稿していただいた方と、できれば会ってお話しできればどんなに良いか・・・といつも思うのですから。

ですので、メールを打つ、という若い方なら何でもないことが、60代、男性のお師匠さんにとっては、かなりの負担であることをまずは理解していただけたらと思います。

なんだか、お師匠さんの肩を持っているようになってしまいましたが、私の言いたいのは、立場や年代、性別の差で、感じ方、とらえ方が違うことがよくあるということなのです。

もちろん、今回のことでjamさんが悪いことは一つもありませんが、
相手の立場を思いやり、「そんなこともあるさ」と大目に見ることも大事なのではないかと思います。

そして、別に悪いと思っていなくても、「ご負担をかけて申し訳ありません」と先手を打ってこちらからつないでいくことは、大人の礼儀・マナーとしても良いことだと思います。
それによって、気持ちの良いやり取りができ、人間関係がうまくいくのならば、どちらから先・・・とかこだわらなくても良いのではないでしょうか。

あとは、他の先生にお願いするのも良しだし、できることなら、お師匠さんにお会いして質問できる機会を作るのが一番良いのかと思います。

jamさんのご都合もあると思いますので、それに合わせて、自分のできることを行ってみてください。
きっとうまくいきますから、心配しないでくださいね。

もうすぐお誕生日なのですね。
少し早いですが、おめでとうございます！
きっときっとこの年はすてきな年になると思いますよ。
ですので、明るく、前向きに進んでくださいね。

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回答日時：2011年3月24日(木) 11:26 JST

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