問題は刻一刻変わっています、今の取り組みを計画しましょう。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

はじめまして、danteさん。
心も患われている中で、こうした身の振り方を決心されるのは大変な勇気が要ったと思います。
でも、本当の勇気が必要になってくるのはこれからなので、覚悟を持って取り組みましょう。

まず、一番頭に中心になる考え方を書きます。

１、 一つの相談機関だけでは解決しない。
２、 一度の相談では解決しない。
３、 一回の経験だけでは物事は決まらない。
４、 一番大切な物の優先する。
５、 一度にすべての希望をかなえる事はできない、諦める物も決める。
６、 一年前と、今は違う。

私はdanteさんへの解決策は　【一（いち）作戦】と名付ける事にしました。

danteさんが一年前、他のカウンセラーにご相談されている過去の相談も拝見させて頂きました。
その時の状態はまだご主人とは仲は良く（？）お子様を取り戻す事もお二人で相談をされていましたね。それから1年が経ち、ご主人がDVをされるような変化が起きています。
そして、お子様は義母さんから義弟さんの手に渡り、事態は変化してきています。
これまで児童相談所などや女性センターなどに相談をされ、回答してもらった事もその時点での回答なのです。その相談が一回だけだったとは申しませんが、やはり1つの案件を相談されたということです。
その案件の内容が現在変化しているのですから、それに応じた相談はその都度、必要になってくると思うのです。

ですから、過去、各所に相談され、その回答に失望することがあったかもしれませんが、それはその時、と考えるべきで、また変化して行った今の現状をもって再び相談すべきです。

たった一度の経験で、すべてを決めてしまわないでほしいのです。
関係各所の方々は、一生懸命相談に乗って下さったと思いたいところですが、残念ながら、窓口になる方によっては、様々な結果が生まれます。
たまたま若い相談員なら経験や知識不足かもしれません。
決してあってはならない事ですが、お仕事に熱心でない窓口の方の場合もあります。
また、その時の現状では、そこまでしかできなかった、と言う事もあります。

そういう意味で、1年前の相談は、それはそれと考えて、それを踏まえて活かしていく知識にして下さい。

そしてdanteさんの抱える問題は、一つの相談部署では解決できない事で、各専門分野を組み合わせていかなければなりません。
そして残念ながらそういう相談機関が連携できればいいのですが、残念ながら現状ではそのシステムは完全ではないので、各相談各所をdanteさんが、上手く組み合わせていくしかないのです。

そこでどういう関係各所に相談するかをここで考えてみました。

A,　女性センターに再び相談する。
女性センターはDV問題と児童虐待問題には、専門的に力になってくれます。
以前は満足しなかったかもしれませんが、一年も経てば、窓口の人が変わっている場合もありますし、また変わっていなくても、事情が変わったんだと言って、違う方向のアドバイスを貪欲に求めて下さい。

遠慮なんかしている場合じゃありませんよ。
そしてそうした女性センターのメリットを活かしましょう。
まず、そのメリットとは、母子の為にシェルターを持っていますので、一時的にしろ半年間は無償で
入居させてくれるはずです。ですからご実家に帰る事はしない方が今はいいでしょう。
しかし残念ながら、そこでペットまでは変えるかどうかは判りません。
もしかしたらペットOKの所もあるかもしれませんが、概ね難しいと思って下さい。
それが先にも書きました、すべての希望をかなえるのは難しく、希望の優先順位を決めると言う事です。
ご主人と離婚をし、身の安全を確保することが何よりも優先と考え、第2希望は目をつむる必要もあります。ただペットの行方に関しては相談に乗って下さると思います。

この女性センターへは、住居や生活相談の部署だと位置づけして下さい。

では、次の考え方として、danteさんの問題は法律で解決するべき問題が含まれています。
何より良い事は女性センターでは弁護士も着いています。
そこで弁護士に相談すべき事は、ご主人の迷惑行為の予防と、暴力への防止策を相談して下さい。
これは過去の警察を呼んだ時の記録がありますので、この記録を取り寄せ、danteさんの身の安全を守る為に、ストーカー法も活用できますし、お母様へのご主人の襲撃も弁護士名で禁止しておけば
これを破れば警察に逮捕もしてもらえます。
そうして念のために警察にも再び相談しておいて下さい。その時、特に何かの動きをしてもらえなくても
そうした相談したという記録を残しておく事によって、何かがあった時に「ああ、あの人か」と言う事で速やかに動いてくれますし、お母様の家の周りをパトロールしてもらう事も可能なのです。
弁護士の先生もついていて警察も相談履歴があるとなると、いざとなったら動きがとてもスムーズなのです。こうした予防線をはって、有事に備えて準備をしておきましょう。

そして、また弁護士先生の話に戻ります。
借金問題を相談して下さい。抵抗はあるかもしれませんが、場合によっては自己破産も検討して下さい。
そして同時に障害者年金の振込口座を変えましょう。
今、いくらご主人がカードを握っていても銀行へdanteさんが行けば本人ですので、年金手帳などの身分証明を持って行けば即時に口座を作れます。お金はdanteさんが確保しましょう。口座は新しく開設すれば障害者年金の振込口座を変える手続きは福祉事務所にいって変更しましょう。そちらは事情を話さなくても問答無用で変えてくれますが、事情を話されば、なおさら力になってくれるでしょう。

そして女性センターでは児童相談所と連結していますので、現在の子供さんの状況をお話になって下さい。
以前は義母さんが面倒をみられていたかもしれません。
しかし今は義弟さんです。これがはたして子供さんの為になるか、という点です。
以前とは状況が変わったのです。
そして誰になんと言われても、私が育てるという意思を持って下さい。
欝だから育てられない、なんて人に言われたくない、という気持ちで立ち向かって下さい。
むしろ欝はご主人と一緒の生活でひどくなって要った可能性もありますので、そのご主人と別れる事において、軽減する事は間違いありません。
だからご主人と離れて、母子シェルターでお子様と二人で生活する覚悟を持って下さい。

そして、物理的に子供さんをどのように取り戻すのか、と言う事ですが、これには秘策はありますが、今、ここでオープンにすることはできません。
実はちょっと裏の手を使いますが、裏の手ですから、表には出せません。
出来れば、非公開相談に切り替えて下されば、と思います。

そういう事でdanteさんの問題は　1か所ですべて片付くと言う問題ではありません。
女性センター、児童相談所、弁護士、警察・・・・・・・・・・

これからの関係各所をdanteさんが組み合わせ、作戦を建てる必要があります。
欝症状を抱えながら、大変ですが、お子様と一緒に生活出来るようになると、意外と病状は軽くなると思います。
要するに諸悪の根源、ご主人とご主人の家族にあるとすれば、その家族と縁を切る事は、まず一番の目標です。

ここで、ペットも一緒にという、何もかもdanteさんの希望を叶えるのは難しいですが、何よりも一番の目標は子供さんと一緒に暮らせる事ですから、自信をもって母親業をすると言いきって下さい。

どんな貧乏しても母親が子供を育てるのが一番です。
義弟さんや義母さんは、何かお金を目当てにしているようで、その人たちには「母性愛」はありません。
　時にはハッタリでも、嘘でもいいのです。死んでも私が育てる」という意思を固めて下さい。

去年は、各相談所には失望する事もあったかもしれません。
でも、それは去年の事。
今年は問題も変わってきたのです。
だから、今年は今年として、せっかく昨年から関わって下さった関係各所を巻き込んで
「昨年から問題が解決するどころか、余計にひどくなった」と言って下さい。
文句を言うのではなく、昨年の相談した履歴を活用するのです。

こうした考え方を持って、お身体も大変かと思いますが、頑張って下さい。

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回答日時：2011年3月27日(日) 10:14 JST

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