まずはご自身が笑顔になれる方法を。

村上 彩子

旦那様についてのご相談ですね。

旦那様はストレスに弱く、被害妄想的に物事を捉え、あなた様に愚痴ることが多いのですね。
他人の愚痴を聴き続けるのは辛いことだと思います。
ご結婚されてからと考えると、随分と長い間耐えてこられたのですね。

旦那様と直接お会いしたわけではなく、性格までは詳細に把握できませんので、「このタイプにはこうするのがよい」というアドバイスはできないのですが、他人を変えるのはとても大変なことです。
なぜなら、本人に「変わろう」という自覚がなければ行動は起きませんし、「なぜ変わらなければいけないのか」ということを理解しなければ、思考もシフトしないからです。

他人を変えようとして、疲弊してきた方を私は何人も見てきましたが、成功した方はほとんど知りません。
そのぐらい、自分以外の人を自分の力で変えるということは大変なことですし、時間のかかることだと言えます。

そこで、私はあなた様の考え方、旦那様への見方を変えることをお勧めします。

あなた様は旦那様を、
「愚痴をいう旦那は『嫌い』」
「旦那のこういう行動は『許せない』」
という風に、100%感情だけで見ていることはありませんか？

一歩下がって冷静に状況を見てみましょう。
紙に書きだしてみても良いと思います。

1：旦那様のマイナス行動（事実のみ：毎日愚痴る、など）　⇒　それに対する自分の行動（事実のみ：その度に頑張って笑顔で聴く、など）
2：旦那様が褒めるのはどんな人か（事実のみ：マナーを守っている人）
3：自分が旦那の良いと思うところ（性格ではなく行動を書く：仕事は手を抜かない、一度も寝坊したことがない、など）

思いつく限りたくさん書きだしてみてください。時間をじっくりかけていただいてかまいません。

1からは日頃ご自身が旦那さまに対してどのような行動をとっているのか、客観的に知ることができます。
自分で褒められる行動は思いっきり褒めましょう。そして、逆にあなた様が旦那様の立場に立ったときにされると嬉しくない行動については「自分だったらどうされたいか」を考えて変えてみます。

2は旦那様の価値基準を知るためのものです。もしあなた様と価値基準が全く違うという部分があれば、そこは「そういう人もいるんだ」と認めるようにしましょう。
3は旦那様の良いところを見つけ出すためのものです。人のマイナスの面ばかりを見ていると自分自身が疲れてしまいます。良い部分を見つけてそこを褒めるようにしましょう。


「なぜ旦那ではなく、私が変わらなくてはいけないの？」
そうお思いになられたかもしれません。
私は、あなた様にご自身を好きだと言えるようになってほしいのです。
毎日旦那様の愚痴を聞きながら、辛い思いをしているご自身のことはどのように感じていらっしゃいますか？
旦那様を変えよう、ということにエネルギーを注ぐのではなく、自分の力で自分自身が楽に笑顔で過ごせる方法を見つけて実践する方が楽しいと思いませんか。

「母親は家族の太陽」とよく言うように、あなた様が笑顔でいることが多くなればきっと今の状況も少しずつ少しずつ変わると思います。
14年前、ご結婚をされるほど愛しあったお2人ですから、またきっとうまく歩み寄れる方法があると信じています。
旦那様を変えてあげようと思う心優しいあなた様のことですから、無理をせず、自分を大切にしてください。

試してみたけど結果が出ずに辛い、などなかなか笑顔になれない日々が続くようでしたらぜひまたお話を聞かせてください。

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回答日時：2011年4月25日(月) 17:47 JST

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