相談&回答 |
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回答プロ: 松下 豊太郎
ご相談者:40代/女性
結婚して22年になります。子供は3人 上の2人は社会人、後1人は中学生です。みんな同居しています。主人は何事にもおれが食べさせているというのが根底にあり、言葉が威圧的に感じる毎日でした。怒ると手をあげることもあり 怖くて言いたいことも言えない生活で、夜の生活も半強制で拒否すれば烈火のごとく怒るため 苦痛以外の何者でもありません。もう限界なので離婚も考えて話し合いをしたいと思っています。そこで、財産分与などですが、今の家は結婚してから建てましたが土地は主人が独身時購入していました。預貯金はたいしてありません。出来れば私と子供達は今の家で暮らしたいと思っていますが、主人が出て行った場合 私にいくらかの支払い義務が生じるのでしょうか? 今、私は内職をしているくらいで 2・3万の収入しかありません。私と子ども達が出て財産をもらったほうが生活的には楽なのでしょうか? また、単純な別居で主人が出て行った場合 私は生活費などもらえるのでしょうか?
40代/女性 | 日付:2011年5月 9日(月) 14:28 JST | 閲覧件数: 8,419
(1)財産分与について
1.離婚に伴う財産分与は、婚姻期間中の財産を清算する方法です。
2.原則として折半ですが、当事者の合意で自由に決められます。
(2)ご相談内容の現状分析
1.婚姻中の別居期間については、婚姻費用の請求が認められます。
2.離婚後の子の養育費は、未成年の子が成人するまでの生活費・学費等です。
3.ただし、法的に権利が認められることと、実際に金銭が受取れるかは別ものです。
4.論理的な話し合い、約束ができ、誠実に約束を守り実行してくれる信頼できる相手なら、ご相談のような「離婚を考える事態」に至っていないだろうと推測します。
(3)離婚決意から実現へのすすめ方
1.離婚後の生活設計を描き、「貧しくとも笑顔のある生活」の実現に向けての準備が必要です。ご自身でフルタイムで生活費を稼ぐ手段手法を探すことが急務、また社会人のお子様の金銭的、精神的応援、支援が受けられるかどうかも重要事項です。
2.離婚後元夫と一定の関係を継続してよいなら、住居について賃貸契約をし、地代家賃を支払う。
養育費の受け取り額の範囲で、その賃貸額を決め、現実の出費なく居住できるような選択肢もあります。
3.養育費などは銀行振り込みとし、元夫と日常的な関係を絶ちたいなら、建物の半額を現金で受け取り、新たな住居に移ることを優先させる選択肢もあります。
(4)具体的な夫との離婚協議について
1.上記の準備は夫に気づかれないよう「水面下」で進め、離婚後の生活設計のメドができれば、
行政書士など専門家立合いの下で、淡々と事務的に離婚について話をするのがよいでしょう。
2.感情論が先にたつと、うらみつらみ噴出、罵声といった状況となり、話合いにならないので、
経験ある専門家に仕切ってもらうことをおすすめします。
3.突然「寝耳に水」といった状況に夫を置き、相談者さんが一歩も引かないという決意を示し、一気に押し切るといった奇襲戦法を取る選択肢もあります。
(5)結論
1.いずれにせよ、相談者さんが精神的にも金銭的にも自立し、笑顔のある生活を手にいれるんだというハラをくくることがスタート地点だといえるでしょう。
2.当事務所でも対応できることもありますが、地域的事情を考慮すると、下記サイトを参照され、地元の専門家を探す、紹介を受ける方が便利だろうと思われます。
鹿児島県行政書士会 kagyousei.com/ 電話:099-253-6500
回答日時:2011年5月10日(火) 12:15 JST
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ご相談のお礼のコメントがドシドシ届いています。
悩み辞典で笑顔のきっかけを見つけて下さい。
的確なアドバイスを頂き、ありがとうございます。まずは生活設計をしっかりたて、密かに準備をしながら主人には 思い切って言いたいことを言ってみます。それでどうにもならない時には 先生のお答えを参考に行動を起こして行きたいと思います。
| 40代/女性 | コメント投稿日:2011-05-10 |