相談&回答 |
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回答プロ: 村上 彩子
ご相談者:40代/男性
はしめまして、お世話になります。
私は、和歌山県在住の49才の独り暮らしの男性です。
私は、元市役所の地方公務員でした、亡き親父が末期ガンだと言われ、最後の親孝行と、20年間勤めていた市役所を退職し、平成19年の6月に親父の経営する会社に入りました。その頃から、何か体調が不良でしたが、特に日常生活には、支障をきたさないので、そのままにしてました。平成19年の9月に親父は、代表取締役を退任し、その後、平成19年11月に亡くなりました。
その頃から、左の後頭部から足まで、違和感や痺れを感じ、特に頭の痺れが気になったので、色々な病院で、MRIやCTの検査を受けましたが、との病院でも、異常はないと診察されました。
市役所時代の知り合いの紹介で、精神科の診察を受けたところ、主治医の言う症状が、ほとんど当てはまり、鬱病と診断されました。市役所の時に私は、人事関係をしていたので、鬱病の職員と何人も面談し、復職や休職の判断をする立場でした。その経験上、すぐに仕事を休んだ方がいいと考え、平成20年8月から、重要な打ち合わせ以外は、仕事を休むようになりました。現在の会社での立場は、代表取締役専務で、親父からの株式の相続もあり、経営者という立場です。
その後、週に一回通院しましたが、一向に回復せず、一時かなり悪化し、家に閉じこもり、食事も睡眠もできず、毎日、死ぬことばかりを考えていました。その状態を見た役所の時の上司に入院を勧められ、主治医に相談し、平成21年の8月から、平成22年の3月まで約半年入院しました。
現在は、睡眠も食事もとれ、死ぬことを考える回数もかなり減りました。しかし、退院してから、もう一年以上経過するのに仕事には、復職出来ておりません。
主治医と私の共通した判断は、病気の原因は会社の存在自体だと認識しています。現在の家は、市役所時代に建てたため、会社から歩いて2分で、家の目の前が、私の所有する土地で社員の駐車場という位置関係も弊害があるようです。自宅にいる時は、多少マシな体調でも、会社に行くと物凄くしんどくなります。
経営者という立場から、病気を治すために会社の解散を考えています。しかし、社員には住宅ローンや小さな子供さんを持ってる者もおり、簡単に解散という決断もできませんし、今、会社の解散をするほどまで回復していません。(会社を解散すると発表したら当然、社員の猛烈な反発を受けるだろうし、それを受け止める精神状態ではありません。)
先日、弁護士に相談したところ、私ひとりの判断だけで法律的には会社を解散を出来るという回答をいただきました。
もちろん、私が元気になれば、会社の解散なんてことは考えなかったと思います。ただ、鬱病になって、ほとんど何もできない状態になって、もうすぐ三年になるので、何らかの決断をしようと考えています。
なんとか少しずつでも、体調が回復傾向にあればいいのですが、精神的には波が激しく、会社に復帰できる状態ではありません。焦らない方がいいのは、頭ではわかっていても、なかなか開き直れません。
長々となりましたが、何とかすぐに回復できなくても、徐々にでも回復する方法はないでしょうか?
現時点でも、左半身の痺れは、日によって状況は違いますが、すっきりとした日はありません。
できれば、何かアドバイスをしていただきたく思いますので、大変お手数ですが、ご助言・アドバイスをお願いします。では、よろしくお願いします。
40代/男性 | 日付:2011年5月15日(日) 23:48 JST | 閲覧件数: 2,500
ご返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。
ご自身の鬱病を徐々にでも治したいということで悩んでいらっしゃるのですね。
私は、ご相談者様のお話を聴き、徐々に回復出来るものだと信じております。
文章を読むと担当してくださっているお医者様との信頼関係がきちんと築けているように私は思いました。
体調面に関しては、お医者様と二人三脚で歩んでいくことでこれまで少しずつ回復してきたように、これからも少しずつ回復していくと思います。
あとは、ご相談者様の"心"の面をサポートしてくださる方が周りにいると良いのですが、そういうかたはいらっしゃいますか?
心のうちを吐き出していくことで不安や悩みから少しずつ解放されていくと思います。
会社のことが気になるのはわかりますが、今の状態でとても大切な決断をするのは避けたほうが良いでしょう。
ご相談者様が不在でも会社がまわっている、というのは一企業としてとても素晴らしい状態だと感じます。
今すぐに決断を下す必要がないのであれば、精神面が落ち着いて回復してから判断したほうが、後々後悔しない選択をすることができると思います。
家のすぐそばに会社があるということで、気になるのは当然ですが、そのことで自分を追い詰めるのではなく、「回復すること、休養することが今一番優先順位の高い仕事である」と割りきってみてはいかがでしょうか?
社員の方たちもそれを一番望んでいらっしゃるのではないでしょうか?
経営者様なので、会社のことを考えるな、と言っても難しいとは思いますが、1日1日自分のために過ごすことも忘れないでください。
「今日を無事過ごせた自分」を承認し、自分の様々な面を受け入れていくようにしてください。
ご自身を信じていれば徐々に回復できるはずです。
こうしてカウンセラーへ相談なさったことも回復への一歩だと、私は思います。
また何かご相談がありましたらご連絡をください。
回答日時:2011年5月18日(水) 07:18 JST
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おはようございます。早々にご回答いただき本当にありがとうございます。この精神状態の時に大きな決断(会社を解散するような)は、しない方がいいとは思っているのですが、病気の原因が、会社の存在そのものであるということ、市役所退職してから、今の会社に実際に勤務したのが、約一年、休んでいる期間が三年、ということで残念ながら、愛社精神がほとんどありません。経営状況は、順調ですが、元気になったとしても、今の会社に戻ることは全然頭にありません。しかし、アドバイスいただいたとおり、あわてて結論を出すのはいったん止めて、もう少し時間をかけて、ゆっくりと考えてみます。三年経過して、ようやく、こういう相談できたので、それも一つの回復の証してしょうか?
ご回答いただき、ありがとうございました。また、よろしくお願いします。
| 40代/男性 | コメント投稿日:2011-05-18 |