心の迷走の原因は…？

鈴木 直人

なるさん

動けないなら動かない。
これが病気の時の鉄則です。

そして、体も心も休んで回復すれば、
いつか心底動きたくなるようになります。

それでも動けない時は何かをしなければなりませんが、（病気かもしれませんので）
今は、ただ何もせずに休んでください。


また、なるさんは人生を真剣に考えていらっしゃるんだなぁと感じます。
しかし、真剣になりすぎているのかもしれません。
もっと肩の力を抜くと、体も楽になるでしょう。


そして、やりたいこととありますが、
実はこれには落とし穴があります。
我々は多くのものに洗脳されています。

ですから、自分のやりたいことは、
実は他人がやりたいことだったります。
また、自分の欲しいものは、他人の欲しいものだったりもします。

大学に行くことを決めたのも、
他の多くの人が行きたいからだったのかもしれません。
でもそれに気付いているので決めたかが最低だったと思っているのでしょう。
しかし、安定を求めるのは人間の心理で、決して悪いことではありません。
おそらく、その時から大きなストレスを感じていたので、安定を求めていたのでしょうね。


関係ないかも知れませんが、感じたことを書かせてください。
最近は人生をハッピーにバラ色にするにはどうすればいいのか、といった類の情報が散乱しています。

しかし現実は、どうにもならない問題があったり、苦しいことが多かったり、自分の思うようにならないことが多いのです。

人生の前提として多くの苦しみがあるとといったのは仏教ですが、人生を歩むというのは苦しいことが多くあるという前提条件があると思った方がいいのではないかなと思います。
また、何のために生きているのかなんて、ほとんどの人は答えられません。
答えられないのが当たり前なのです。

生きがいを感じられる人生を歩むには…
などという方がおりますが、
そのようになることが当たり前なのではなく、
生きがいを感じられる方は、実際にはほんの一握りなのです。

後は生きている理由など分からずに、でもそれを受け入れた人は楽しく暮らしています。
人生を大上段に構えず、今を生き抜いていきましょう。
そうすると、意味のないストレスから逃れられるでしょう。


　　　　　　うつ病回復アドバイザー　鈴木直人

回答日時：2011年5月28日(土) 14:53 JST

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