色々な視点で見る癖を

川崎 ノブアキ

心理トレーナーの川崎です。

ご相談有難うございます。
目指していた資格に合格されたよう、おめでとうございます。
スキルを生かしてうまく転職できるといいですね。

今回の相談は、その転職に向けて心配なことのようだと理解しました。

過去の経験から自信を失い、面接でうまくアピールできない
圧迫感を感じストレスに繋がる、面接の失敗を引きずる。

私も過去色々な会社で面接を受けてきたので
すごくあなたの伝えたい気持ちが理解できるつもりです。
何かしら心の転機に繋がればいいなぁと思い、回答してみますね。


さて、いくつか気になった文があります。

「幸運にも」

私はこの言葉は大切にしています。
ラッキーと思う事は悪いことではありません。
しかし思考パターンの違いでは悪くなってしまうのです。

私は幸せだ！！と思える場合は良いパターンですが、
あなたから感じるのは、「たまたま」とか「どうして私なんかが・・・」といった
自信のなさが感じられます。

もしそうならもったいないですよね。


「はったりができない」

はったりをする必要などあるのでしょうか？

自信がないというのは、
あなたの中で見せたい姿、理想とする姿があって、
その姿と比べてみた現実が、
まだまだ及ばないって思ってしまっているから
そう思うのではないでしょうか？

例えば分かりやすいように動物をイメージして書いてみると
自分はライオンのように振る舞いたいのに、
まだまだライオンには程遠い
だって毛並みはボサボサだし、うまく吠える事も出来ない。
狩りも下手だし・・・なんて悪いところばかり目がいっているようなものです。

もしかしたらライオンになりたい犬だったらどうでしょう。
犬の割には大きく威厳があり堂々とし、
毛並みもいいとてもかっこいいかもしれません。

そんな素晴らしい姿なのに、
その事に気がつかないままでは自分の良さを気づく事が出来ません。
そんなことを感じました。


そこで質問です。

あなたはなんて言われたいのでしょう？
なんて思われたいでしょう？
誰と比べているのでしょう？？

そう言った、
人に見られたい姿があり、見せたい姿があるという事は
必ず誰かと比べてしまっているのかもしれません。
比べるということは、実はあなたにはプライドがあり、
そのプライドが邪魔し葛藤して
うまく自分を出せないのかもしれませんよ。

文章では自信がないと書いていますが、
自信がないのではなく、
自分を信じていないだけなのかもしれません。


もしかして自分を過小評価していませんか？

再び例えばなしですが、
醜いあひるの子という童話を思い出しました。

これはあなたを醜いと言っているわけではありません。

外圧によって自分の価値を正しく見極められず
卑屈になってしまう
童話では、美しい白鳥だと気づいて自信をつかんでいきますが

私はこれもおかしいと思っています。

すべて外部の基準に振り回されているのです。
あなたの相談文を拝見してそんな風に感じました。

どんなに泥臭くても
どんな経歴だろうと
これまであなた自身が歩んでいた経験があります。

ITスキルだけを見れば低いと思うかもしれませんが
比べず、ほかのこと、あなたならではの特徴
なんでもいいんです。

人生全般を振り返ってください。
例えば、転職を繰り返してダメなやつだと思う人もいれば、
誰よりも人事や会社面接を知っているから
転職コンサルタントになる人もいるはずです。
経験は同じなのに意識が違うと行動が変わってきますよね？

ですから、あなたの経験や経歴も違った角度から見て欲しいと思っています。
自分に偽ってはいけませんが
先程の例のように
就職決まらなかった人が転職コンサルタントと名乗るのは
はったりでしょうか？？

評価の基準なんて自己満足でいいんです。
10年やってきて成功体験がないと思うのか
10年も飽きもせずやってこれた。と思うのか。


私もうまく文章をまとめられませんが
どんな事も表裏一体です。

ことわざでも「風が吹けば桶屋が儲かる」という話があります。

すべて悪くとるのではなく
＜●●だから、○○を得る事が出来た＞という
意識づけでいていてほしいと思います。


＜踏んだり蹴ったり＞と思うのではなく
<転んでもただでは起きぬ>という心掛けでいると
それこそ、ラッキーは道に落ちているものですよ。

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回答日時：2011年6月 4日(土) 15:53 JST

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