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回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:30代/女性
主人との付き合い方を真剣に悩んでいます。
私の主人はオーストラリア人で、向こうで知り合い2年の交際後に結婚し日本に来て5年になります。小さい子供が2人おり、私も主人も30代です。
育った環境がまるで違うので、文化や慣習の違いからくる意見の相違はあるであろう、と想像はしていましたが、何かにつけて意見が分かれ大喧嘩になります。
私から見た彼の性格は...明るく社交的。仕事(自営業、子供英会話講師)は真面目で一生懸命。子煩悩。短気、ひどいことを言ったり物にあたることも。頑固でプライドが高く自分が常に一番正しいと思っている。人から「あーしろ、こーしろ」言われるのが大嫌い。
例として
1.子供たちだけで遊んでいるとき、1歳半の娘が泣き出した。主人は何が起こったかすべてを見てないのにいきなり長男を怒鳴りつけた。長男は「やってないのに~」と泣き始め、私が「なんでいきなり怒るの。何が起こったか見てないでしょう。」と言うと「長男の手が見えた。やったに決まってるだろう。子供の前で俺に質問するな。なんでお前は俺を信じないんだ。」と言いドアを蹴っ飛ばして出て行ってしまった。似たようなことがよくあり、主人のすることを黙って見るしかないのでしょうか?子供が可哀相になります。
2.記念写真を撮りに行った時、私が店員と話をし、主人は子供2人の面倒を見ていた。1歳の娘にちょっかいを出してきた子供がいて主人がその子にやめるよう注意したがやめず、私のところに来て「この子の母親に文句を言って来い。」と言ってきた。私は「違う場所に移動すればいいじゃない。」と言うと怒った主人は、その子の親に文句を言いに行ってしまった。私は「子供同士そういうこともあるだろうし、いちいち親に文句を言うことではないと思う。」と後で言ったが、「お前が言わないから(外人の)俺が言う羽目になった。お前は自分の子供がいじめられて何もしないなんて育児放棄と一緒だ。」とさんざん怒鳴られました。主人に言われたとおりするべきなんでしょうか?もう少し大きく構えてもらいたいのですが...
3.子供が熱を出し家に薬がなく、主人が「大人用の風邪薬を半分飲ませてやれ。」と言った。私が「大人のでは成分も違うだろうしやめたほうがいい。」と言うと、「なんで俺の言うことを信じないんだ。」と怒り出した。信じる、信じないも大人の薬を子供に与えないのは常識ではないのですか?
4.日常の些細なこと(お金の使い方、休日のプラン、電化製品の選び方などなど)で、私が理由を挙げて「こうしよう」としたことを、「いや、こっちにしよう」と理由もないまま主人のやり方に変えてしまう。そして当然期待した結果にならず、「だからこうしようって言ったのよ」と言うと、「うるさい。しょーがない。」と怒る。私は自分の意見も通らず、結果も悪く、さらに主人に怒られるのでかなりイライラします。かと言って主人のやり方が良いと思わないのにただ従うのも嫌です。
5.英会話教室で仕事中、向かいのお宅から「子供たちが騒いだり、ドンドンする音が響いてうるさいので、窓を閉めてもらえないか。」と何度も言われており、「窓閉めて暑い時はエアコンつければいいじゃない」と私が言うと「法を犯してるわけじゃない。節電にも節約にもなるからエアコンは使わないし窓は閉めない。」さらに「お前は誰の味方なんだ。俺の言うとおりにすればいいんだ。本当に使えないやつだ。」と怒鳴り散らした。いまだに、窓の件は解決していません。
どうしたら主人とうまくいくでしょうか。お願いします。
30代/女性 | 日付:2011年6月 8日(水) 14:51 JST | 閲覧件数: 7,793
WOBBLIEさん、私の友人で国際結婚したカップルが2組います。
その一組は、ご主人がベトナム戦争に参加した米兵で、心にトラウマを抱えており、自分だけのワールドを持っている人です。
あまり人の意見に耳を傾けず、自分勝手な振る舞いをします。
特に買い物に関しては、欲しいと思ったら我慢が出来ないようで、新婚の頃に
車を欲しがっており、どちらか選べないという理由で、ポルシェとベンツの2台を一度に買ってきました。(中古車ではありますが・・・)
要は妻と相談しながら、物事を決めようという姿勢が最初からないのです。
では、これが国際結婚のせいと言う事ではありませんよね。
WOBBLIEさんのご主人のようなタイプは日本にもいますし、他国にもいます。
国民性とかではなく、やはり性格による、行き違いと考えるべきですね。
ではご主人の考え方の特徴として、とにかく問題の内容よりも、「自分の考えが一番」で、それに同調しない人間は、「別の考え方もある」とうより「俺に逆らう者」という位置づけになるようです。
ですので、日々起きて来る問題の個々の内容よりも、ご主人の守ろうとしているプライドは何なのか、
その頑固の正体を分析する事の方が先決です。
妻という自分の唯一の味方が、ことごとく逆らう存在だと感じる事は、ご主人に取っても辛いと思うのです。とは言えWOBBLIEさんにも考えがあるでしょうから、個々の内容の前に、WOBBLIEさんとご主人の間で、まず夫に盾付く関係を否定しておく必要があります。
お互いの意見の違い=イコール盾付くという考え方をご主人に改めてもらうという、話し合いをしておくことです。
但しそれはご主人に求めるだけではなく、WOBBLIEさんもご主人が嫌がっている事はしないという決心が必要です。
つまり、二人の間で、まずルールブックを作る必要があると思います。
話は反れますが今の国会にも言える事だと思うのです。
個々に起きて来る問題、特に今目の前に東北の被災者に対して、中々義援金も届かず、実際の手を差し伸べる事が叶いません。
それは、答えはあるのに、それを進めるルールがないのです。
国はどんな事を進めるにも、まず最初に基本線から外れないように、法律や条例を作り、その枠内で
問題解決に当たります。
ですので、個々の問題に異論点を調整する前に、問題が起きた時は、どのうように意見をすり合わせるか、どのような会議を持つか、と言う事が先に決められてあるので、そういう議会に則って話し合いを進めて行くのです。
WOBBLIEさん、私も結婚生活を送っていた時は、結婚したら当たり前に生活が出来て行くと思っていました。でもいくら夫婦とは言え、思った事をすべて話すと、それがいいとは思えません。
基本的にお互いの親兄弟の悪口は言わないようにしていましたし、相手が嫌がる部分には触れないという最低限の礼儀は守っていました。
結婚したら、それなりに生活は出来て行くと、考えていましたが、共同生活ですから、ある種ルール作りは必要だと判ったのは、もっと後でした。
上手く行っている夫婦を見ると、無意識にこういうルールを持ってらっしゃるカップルでした。
会話法と言うのがあって、人と良い関係を築くには、話始めの頭に、まず共感や褒める言葉を述べます。例え違う意見を持っていたとしても、まず最初に「あなたの考えは間違っている」という印象を与える話の仕方は、カチンと来てしまいます。
「あなたの事はいつも尊敬してるわ、でも今回の事は少し私の考えも聞いてくれる?」という形で話のスタートを切った方がいいと思うのです。
私はWOBBLIEさんのこのメールを読んでいて、ご主人はこんな甘語に騙されるとは思わない、頑固な物を感じます。
だからこそ、何故ご主人が自分にはイエスマンしか必要としないのか、WOBBLIEさんもご主人の本来の性格や、育った環境、周りとのこれまでの人間関係を考え、ご主人のプライドの正体を突き止めて、
痛いところに触らない会話の方法を会得してほしいのです。
その為に、ご主人には子育ての事に意見の違いがあっても妻に対して「まず、怒らない」という
ルールを作って欲しいのです。意見の違いは話し合いで調整すべきで、お互いの立場の保持のような会話に先になってしまう事が、問題を他の方向へ走らせてしまいます。
またWOBBLIEさんの話の仕方も工夫してほしいのです。
良いか悪いかはともかくとしてご主人にすれば、WOBBLIEさんの意見はとにかく俺に盾付くとしか感じないようですから、その盾付くと感じられないように、言葉を装飾するしかないでしょう。
私も、この相談内容をお読みしていると、「子供へ大人の半分の量の薬を与える」というのは、とても危険だと感じます。これは日本が、とかオーストラリアでは、とか国民性の違いではなく、とりあえず子供への投薬は素人判断でしないと言うのが鉄則だと思っています。しかしご主人は大人の半分と言う事になると、じゃ1歳の子供も6歳の子供も同じかというと、そうではありませんよね。
でも子供の安全を考える前に、やはりここでも「俺に逆らう」という論法になりますので、こうして意見の違いが出た時には、まずは調べましょう、とワンクッション置き、冷静になる事が必要です。
そして、医学書などを見せ、WOBBLIEさんの意見ではなく、専門家の意見だという目で見て判る知らせをすることも、大事です。
この相談をお読みしていて、とてもご主人の性格の偏りを感じますが、それを変えるのは、まずむりですので、ご主人の扱い方を変えるしかありません。
夫婦が二人で向き合い、「私が正しい」と言えば逆に「あなたが間違っている」と言う事と同じ意味になります。
そういう事でご主人の特性をよく考え、とりあえず「俺が一番」なのでしょう。
そこに逆らう訳ではないでしょうかWOBBLIEさんの開口一番に、問題の中身より「立場」の死守するご主人の考え癖を回避する為には、まずは相手を否定するように取られる言葉をチョイスしないようにするしかありません。
そして子育てにおける意見の違いが生じた時には、その場はそこそこにしておいて、子供が寝静まった夜にでも、話し合うと言う事にしましょう。
何故なら、子供の親が目の前で喧嘩をしている方がずっと教育上、よろしくないのです。
そうして、お互いの事を責め合うより、子供にとって、どうなのかという視線も大事だという観点に立ち、
今後のルールを作りましょう。
多分WOBBLIEさんは夫婦は平等、フラットな関係を思いたいでしょうけれど、ご主人はいつも善悪より
自分が上に居たい人ですから、そこを傷つけず、本当は水面下で上手く操縦するというのが妻の役目だと思うのです。
何も、正面切って談判することが正しいのではなく、ご主人はそういう妻が前面に出る事は夫を尊敬していないと解釈する人なのでしょうね。
昔の日本女性は夫を立てるふりをして本当は実験を握っていたものです。
何か、ご主人は日本人以上の封建的なタイプですね。
こんあ頑固おやじはとりあえず、おだてて育てるしかないかもしれません。
頑張って下さい。
回答日時:2011年6月 9日(木) 07:30 JST
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お忙しい中、お返事どうもありがとうございました。
こんなすぐにお返事をいただけると思っていませんでしたので、びっくりしました。
まさに、おっしゃるとおりです。こんな私のメールでも、私や主人がどんな人間なのだかわかってしまうのですね。私も主人に対しての口の聞き方を注意しなければと思っていますが、理不尽に怒鳴られたりすると、こちらもつい感情的になってしまい余計なことやキツイ言い方で言ってしまうことがよくあります。
あえて「ルールを作る」というのは、今まで考えたことがありませんでした。すんなり話を聞いてくれるとは思いませんが、主人の機嫌が良いときにでも話してみようかと思います。
主人を手の上で転がせるようにしなければ...と、いつも思っていますが、その心得を体得できるのはまだまだ先のようです。
こんな主人ですが良いところもたくさんあるので、なんとかうまくやっていこうと思います。
本当にどうもありがとうございました。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2011-06-09 |