大丈夫です！　 至って普通ですよ！

柳 康治

この度はご相談頂き、ありがとうございます。
また、対応が遅くなってしまい、すみませんでした。

では早速、ご回答致します。

まず、セクハラが起きるときには、必ずと言って良いほど、ひとつのパターンがあります。
それは、相手との人間関係において、明らかに弱者と強者の立場にハッキリと分かれてしまっている状況のときに起こるのです。
また、この場合の強者の立場になっている人は、実は精神的にはとても弱く、常に不安や不満を抱えていて心配性であることが多いのです。
見方を変えれば、精神的な弱者であるとも言えます。

ならば、 あなた自身が精神的な部分で強くなることが、一番の解決方法なのです。

だからと言って、強がってみたり、意地を張ったり、強い口調でしゃべる、ということではありません。

あなたの中で、良い事と悪い事、受け入れられる事と受け入れられない事、許す事と許せない事を、ハッキリとさせることです。

恐らく、今のあなたの頭の中には、部長からのセクハラや口頭で罵倒されることに精神的なダメージを受けながらも、好きな仕事が出来ていることや以前部長にお世話になったこと、ご主人との生活や経済的な収入のことを考えて、良い悪いの判断が出来ずに混乱しているのではないかと思います。

そのあなたの心の揺れが、無意識のあなたの行動に出ていて、相手に付け入る隙を与えてしまっているのだと思います。

要するに、あなたの頭の中を整理するのです。

あなたが勤務されている会社が、具体的にどの様な事業をされているのか判りませし、そこで部長が今までにどの様な実績を残されて来たのかも判りませんが、ただひとつ言えることは、部長は目に見える現実的なことや物質的なことに強い執着を持っているということです。
だからこそ、社長にも何も言わせないようにするために実績を上げているのではないでしょうか？

そのようなタイプの人は、ちょっとした周囲の状況の変化に心が揺れ動くことが多いのです。
だから、言っていることがコロコロ変わるのです。

あなた自身が常に、毅然とした態度を示していれば、部長の態度も変わらざるを得なくなるでしょう。
そしてその時に、現実的には訴えることはしないにしても、そこまでする可能性もあることも伝えた方が良いと思います。

人が本当の意味で強くなるのは、気持ちを安定させ、自分の考えをハッキリさせることしかないのです。

これは、ビジネスやスポーツの世界などで成功している人達に共通している、ただひとつの方法であり、これが出来ている人、若しくは、それを意識して実行しようとしている人には、周りの誰も太刀打ちが出来ないのです。

そんなに難しいことではありません。
意識さえすれば、誰にでも出来ることです。

ひとつひとつの物事の考え方や捉え方については、活字ではなかなか表現しづらいところがありますが、もし必要であれば、直接ご連絡いただければお話させて頂きます。

どうか、頑張って下さい！
応援しています！

ちなみに、セクハラに関する案件で労働基準監督署に相談に行くのもひとつの方法ですが、結果的にこじれることがよくありますので、最終手段となるでしょう。

法的な補償を国から得られることはなく、相手からの補償を得るための第３者機関という位置づけとなります。

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回答日時：2011年6月30日(木) 13:03 JST

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