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回答プロ: 谷 満
ご相談者:30代/男性
ヘルパーT様、よろしくお願いします。
私は、自営業で保険代理店を営んでいる30代男性です。
元々、父親が営んでおり、今は親子二人三脚でやっています。
保険会社の委託を受けて、保険代理店を営んでいます。本来は別事業体であるはずなのですが、保険会社からの要求というものがあります。
そのため、何かを行うにしても、保険会社の許しが必要で、自営業でありながら、半分サラリーマンという特殊な業界です。
そこで相談なのですが、自分の信じる道と現状のギャップに悩みを感じています。
保険会社の考える構想がどうしても自分に合わないのです。
さらに、その構想が今は良いかもしれませんが、「永続性」という観点で考えた場合、将来的にはうまくいかないと思う部分が多々あります。
私自身は、その将来性を考えて行動していますが、
その考え方が保険会社からの要求と異なるため、理解が得られない状態です。
結局、従順な人が現状は得をし、道を外れているものが損をしています。
保険業界と言う特殊な世界で話をしても分かりにくいと思いますので、
一般的な場合に置き換えて書いてみようと思います。
「自分の考える夢・目標」と「会社からの要求」が異なる場合は
どうするべきでしょうか?
1.自分の考えを置いておいて、取りあえずは今を生きる
2.何が何でも自分が正しいと主張し、貫き通す
(この場合は、リストラの可能性もあります)
3.従うふりをしておきながら、少しずつ自己実現のために準備も始めておく
将来的に絶対に採算が合わないと分かっていても、それが今は正しいと判断されている場合、逆らうことはリストラの可能性も高まります。
自分の夢と考え方が一致しない場合いは、思い切った転換も必要なのでしょうか?
中途半端にいるから、色々言われるのであって、短期的に業績を残し、
それが正しいと証明するのも必要でしょうか?
具体的に書いてみましたが、大丈夫でしょうか?
よろしくお願いします。
30代/男性 | 日付:2011年6月28日(火) 23:43 JST | 閲覧件数: 3,155
質疑者さん、悩み辞典をご利用いただき有難うございます。また、多くの専門家の中から私を選んでいただき誠に光栄です。
さてご相談ですが、悩みと言うものはご自身の性格や生まれ育ち、現状の金銭的なことなど様々な要因から湧き上がるものです。そしてそこに生まれた「悩み」は質疑者さんにとって一番の重苦しい存在となってお辛いと思います。
「保険代理店」をめぐる市場動向を考えてみますと、日本は既に人口減少に向かっていますし、また、生命保険の世帯加入も飽和状態ではないでしょうか。その上「格差社会」が現存し、収入の少ない人が多い中、保険加入を見送る人もいるでしょう。したがって、楽に契約を取れる状況ではないと思われます。しかし、ピンチがチャンスとも言えます。経済状況が厳しい時ほど、個人の生命保険へのニーズが多様化するとともに、加入した保険を見直す人も増えるはず。そのような中で、質疑者さんの保険に対する考えが変わってきたと私は推測しております。
すみません、保険業務に関しては業界でお仕事をなされている質疑者さんの方が、私よりずっと詳しいでしょうから、質疑者さんからご提案のあった、
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保険業界と言う特殊な世界で話をしても分かりにくいと思いますので、
一般的な場合に置き換えて書いてみようと思います。
「自分の考える夢・目標」と「会社からの要求」が異なる場合はどうする
べきでしょうか?
1.自分の考えを置いておいて、取りあえずは今を生きる
2.何が何でも自分が正しいと主張し、貫き通す(この場合は、リストラ
の可能性もあります)
3.従うふりをしておきながら、少しずつ自己実現のために準備も始めておく
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こちらの方をベースにお答えしたいと思います。
「自分の考える夢・目標」と「会社からの要求」が異なる場合は
どうするべきでしょうか?
とのことですが、
4.退社して、夢・目標に向かって準備、スタートする。
これが、私であったならの答えです。
1~3の中で選択するのであれば、「1」です。
もともと不況のさなか、東日本大震災が起きて世の中が暗澹(あんたん)としています。そこで安定した収入を得れるなら、今の夢・目標を暫く脇に置いて生きるのが人間らしく、またそれも素晴らしい選択に思えます。
「2」は、百害あって一利なし、生命保険という完成された商品、それを販売するシステムの中で、自分の主張が正しいと声をあげられるのは、会社設立とともに苦労してきた役員がすることです。もしかしたら、内部では少しずつ、質疑者さんの考える方向性を探っているかも知れません。会社は皆さんの生活をかなりの部分担っているのです。他の就労者にとって、質疑者さんの行為は迷惑になってしまいます。
「3」は、このような仕事の仕方を選択すると自分の生きざまが狂い、しいては有力な人や友人も離れていきます。
ご自分に現状から飛び出して成功する自信があるのなら、「4」という選択肢があったはずです。親の期待を裏切る思いがあるのか、新しい方向に踏み出すとどの時点で収益があがるか予測不能で往生しているのか、成功するに足りないものを感じているのかも知れませんね。
別な比喩をしてみます。
質疑者さんは、おとうさんの紹介で良家のお嬢さんを紹介していただいた。お付き合いすると誠にしっかり者で古風な考えの持ち主でした。その当時は別段、他に考えることがなかったため、お付き合いも深まっていましたが、ここへ来て新しい感覚の女性と知り合い、ぐんぐん心が引き寄せられるのです。でもその相手が自分を好いてくれるかは分かりません。なので、良家のお嬢さんとは一緒に苦労してきているので簡単に別れられないし、「実は好きな女性が出来た」と告白して付き合いを続けるべきか、内緒にしておいて、新しい彼女がこちらを振り向く算段をしながら、別れる機会を伺うか・・。そのような相談をされているのです。
「夢・目標」というものは、自分の生きざまを具現化するということです。
あなたの生きざまを「親孝行」にするのか、「世の人々」に向けるのか、「金銭的成功」に求めるのか。そこを定めたら決断するのみ。先のことは考える必要はありません。決断後、実直に生きるなら例え失敗して大事なものを失ったとしても、それは「結末」ではなく「途中経過」になるからです。その時、あなたには今にも増して生きる力が備わっているはずです。
「夢・目標」を定めて生きることは、失敗とはうらはらに別な宝物をあなたに授けていきます。
揺るぎない意思を持って関係者にお話しすれば、周りの方々にも必ず理解されるでしょう。
「1」か「4」で腹をくくって決断し、どちらを選んでも「生きていける」感謝の気持ちを持って、実直に事を進めましょう。
回答日時:2011年6月30日(木) 11:23 JST
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相談に乗っていただき、ありがとうございました。
予想外の回答もあり、驚きましたが、何となく自分の中で回答がでました。
助かりました。
ありがとうございました。
| 30代/男性 | コメント投稿日:2011-07-02 |