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回答プロ:心理カウンセラー(うつ・人間関係・労働・教育) 渡辺 裕子
ご相談者:30代/女性
初めまして。
私は広島県に住む30代女性です。
生まれつき心身が弱く、耳は聞こえるけど精神疾患のため「失声症」があります。
先月から、職場でトラブルがあって異動になり、今までやっていた事務補助の仕事から、全く逆の清掃業を命じられました。
私としては元々体が弱い上に、以前ハローワークで適性を見ていただいたら「清掃は合わない」と言われたこともあり、今回の異動は不本意だと感じています。
私は子どもの頃から絵を描くことが好きで、ずっと芸術に関する仕事をしたいと考えています。
20代後半には、某通信教育を受けて、色彩コーディネーターの資格も取りました(3級・2級同時)。
最近では、デジカメで写真を撮ることも好きで、やっぱり自分は芸術が好きなんだなと感じます。
ただ、今の職場は知人のつてで入社したため、自分で就活をした経験がありません。
芸術関係の仕事をしようにも、まず自分が本当にどういう道に進みたいのかがあいまいで、まずどんな
“自分を売る”活動をしたらいいのか、把握できていません。
まずは知人に相談することも考えていますが、他には、絵を描いたり写真を撮ったり、チラシを作ったり、
そういう体を使わず、喋ることも必要なくて芸術の仕事をするには、どうしたらいいでしょうか?
学校に通うとか通信教育とか、それくらいしか思いつかなくて、ジタバタしている状態です。
30代/女性 | 日付:2011年7月10日(日) 09:10 JST | 閲覧件数: 2,145
こんにちは。心理カウンセラーの渡辺です。
失声症を患われており、職場でも不本意な異動を命じられたとのこと。
ただでさえ、辛い状況の上に、さらに心にも体にも負担をかけることになってしまい、ほんとうにお辛いことでしょう。
そんな中でも、希望を失わず、芸術の仕事をしたいと思うあなたのお気持ちは立派だと思いますよ。
そして、何をしたらよいか…というご相談ですが、
まず、優先順位をつけるなら、失声症を治すこと。です。
どれくらいの間、患っていらっしゃるのかわかりませんが、失声症は、適切なカウンセリングや各種療法を使うことで、治る病気です。
今現在、心療内科にはかかられていますか?カウンセリングは受けていらっしゃいますか?
芸術に造詣が深いようですので、芸術療法で心を癒しながら、心のエネルギーを回復されていくものよいかと思います。
ぜひ、カウンセリングを受けられることを検討してみてください。
芸術の道に進みたい。というお気持ちはすばらしいと思いますが、自分を売り込むということは、とても心のエネルギーが必要です。
ただ、絵がうまいだけでは仕事をいただるわけではなく、やはり、多くの人とコミュニケーションを取りながら、作品を創ったりしなければなりません。
声が出なければ、筆談をするなど工夫しながら、自分がこんなことをしたい、という熱意を伝えていかなければ、人は動きません。
体を動かさなくても、人と話さなくてもお仕事をもらえることを考えるより、まずは心のメンテナンスを行い、心のエネルギーを回復させることが、今後のあなたにとって一番必要なことだと思います。
それを行いながら、少しつづ、絵の勉強をして、たくさんの作品創りをしてください。
今は、ブログなどでも自分の作品を多くの人に紹介できる機会ができました。
そんな方法も取り入れてもよいと思います。
そして、ご自分と戦う強さを持ちましょう。
問題から目を背けていても、何の解決も見出すことはできません。
まずは、自分の心の問題としっかり向き合う強さ。取り組む強さを持つことです。
あなたが、真の問題解決へと目を向け、それに向けて行動すれば、必ず道は開けます。
あきらめずに、前を向いて取り組んでみてくださいね。
回答日時:2011年7月17日(日) 21:47 JST
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ありがとうございました。
“心のメンテナンス”ですね。私は今、月に数回、心療内科と精神リハビリに通っています。
目的は、自分の思いをどんどん伝えられる練習をすることにあります。
失声症を治すつもりは今後もありませんし、これは私の個性なので、今さら変えたくないです。
いろいろとハンデを抱えて難しい状況もあるかと思いますが、私はこれまで30年間、それを
周りの人たちに支えられながら、がんばって乗り越えてきました。
今は、一旦仕事をやめて、デザインの学校に通ってみようと考えています。
「まずは行動。結果は後から付いてくる」と、よく聞きます。
先生のアドバイスも含めて、自分が楽しいと思えることは、どんどん挑戦していきたいと思います。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2011-07-18 |