ある程度の投薬治療と認知行動療法などのカウンセリングなども検討されてみてはいかがでしょうか。

野崎 るみ花

はじめまして、カウンセラーの野崎るみ花です。
ご相談いただきまして、ありがとうございました。

もともと心配性で完璧主義な上に、気分の変動や浮き沈みが激しいと、クリスさん自身がとても辛くて、苦しいですよね。　自分ではなかなかコントロールできずに、周りに迷惑をかけてしまうことは本当に辛いですし、申し訳なさで自分を責めてしまうと思います。

適応障害の診断を受けた時は、特にお薬は飲まれなかったとのことですが、今も精神的には大変苦しんでおられますから、気分を安定させる気分安定薬や、不安感を減らす抗不安薬、憂うつな気分を改善する抗うつ薬などを飲まれて、ある程度の投薬治療を受けられるのがよいのではないでしょうか。

またクリスさん自身の思考や感情をコントロールできるように、認知行動療法などのカウンセリングを受けられるとよいかと思います。自分で行う認知行動療法の書籍も何冊か出版されてますから、よろしければ本屋さんで一度ご覧になって下さい。

気分が不安定になりやすい原因としては、クリスさん自身のものごとの捉え方や、よく陥りやすい思考のパターン（否定的、悲観的に捉えがちな考え方）の他に、様々なストレスによって脳の神経伝達物質のバランスや、女性ですと女性ホルモンの体内バランスが崩れることなどが考えられます。

思考パターンに対しては認知行動療法が有効ですが、体内物質バランスを安定させるには、先ほど紹介した薬物療法がよいと思います。副作用に抵抗があれば、漢方薬による治療もあります。

できるだけ規則正しい生活とバランスのとれた食事、適度な運動や気分転換なども、気分を落ち着かせるには大切です。

いろいろと申しましたが、まずはクリスさんがやれそうだと思うことから少しづつ、始めてみてはいかがでしょうか。

投薬治療もカウンセリングもすぐに効果が現れるわけではないので、焦らず思い詰めすぎず、症状の改善に向けて少しづつ取り組んでいかれるとよいと思います。

回答日時：2011年7月29日(金) 20:52 JST

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