付き合う相手のタイプ。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

ココナッツさん、回答が遅くなりすいまぜんでした。
ご相談内容をお読みして、思うのですが、ココナッツさんのお悩みが仰るようにメンタル面での事であれば、私は夫婦問題に関して、メンタルカウンセリングではなく、どちらかと言いますと、具体的な解決策に取り組むコーチングのような手法をとりますので、少しお望みの答えは、出せないと思うのです。
そこで怒りや気持ちの抑揚のコントロールであれば、この悩み辞典でご活躍の、心理トレーナーの川崎先生やメンタルセラピスト　椎原　澄先生がいらっしゃいますので、その先生方にご相談をされる事をお勧めします。
しかし、せっかく私の過去の回答を読まれて共感して下さったので、私なりの思いを書かせて頂きます。
まずココナッツさんさんは仕事場での同僚の男性とか同性の女性友達との付き合いは、うまく行っているようですので、ついキレてしまう対象は、必ず付き合った男性のようですね。
と、言う事は、やはり相手の男性へのギブアンドテイクが、同等の物を望むような考え癖があるようです。つまりこちらのギブした愛情と同じ分量の・・・または同じ種類のお返しを望みたがるのですが、
人生と言う物は、不公平な事の連続です。
思う人には思われず、とか、こちらが誠意を示しても,それに応えてくれないなんてよくあります。

ココナッツさん、私が思うには世の中、思うようにならない事ばかりだと思うのです。
特に男女の愛はお互いのボルテージのすれ違いばかりです。
ココナッツさんがお付き合いする男性が、ココナッツさんが掛けた思いを同じタイミングと同じ分量で応えてくれる事はなかなかすれ違う事の方が多いと思うのです。
ですから、応えて貰えば儲けもん、くらいの方がいいのです。
私はこれまでの人生の中で、無償の愛ほど美しいものはないと感じてきました。
見返りを求めない、一方通行でもいいとする潔さ。
この無償の愛ほど、純粋なものはないと考えていますが、実は無償の愛とは、親子の間にしかないのでは、とも思います。
幾ら非行息子でも、親孝行はしてくれなくても親は子供を責めません。
見返りはなくても当然なのです、愛する息子ですし
その子の長所も短所も母親の身体から生まれ物なのです。

さァ、そこで、相手がココナッツさんの思う期待どうりの反応でなかった場合への怒りの感情ですが
その相手の反応もココナッツさんの内なるものへの答え、つまりアンサーだと思うと、それも仕方がありません。
ココナッツさんさんは、別れは仕方がないと諦められても、別れていった彼を許せないと思っているのは、単にそれは「別れというマイナスの現象をもたらした彼」に怒りが向いてしまうという考え癖が在るようです。
普通は罪を憎んで人を憎まず、と言う事なのですが、ココナッツさんの場合、罪を憎まず人を憎むという心理が働くようですね。
これのメカニズムを考えると、罪と言う言葉を、「彼との付き合いの内容」と言う言葉に置き換えて下さい。そうすると、やはり彼が去っていくことには、色々な理由があると思うのです。
もちろん、人との別れには付き合いの中で、色んな性格や価値観の違いなどが起因します。
でも大概、別れる時に人は・・・・特に男性は別れの理由を説明しません。
何故なら、今後付き合って行きたいと思う相手には、相手の善くない部分を注意しても、
もう別れると決めている相手には、わざわざ嫌な事は言いません。黙ってフェイドアウトして行くのです。
だからココナッツさんは、腑に落ちなくって、突然去っていったり、音信不通になる彼の態度のみを
責めてしまうのです。
普通は「何故去って行ったか？」と言う所に関心が行く物を、「去った彼」に怒りが向かいます。
これは自分は悪くないと言う事の「逃げ」でもありますし、去った原因より、去ると言う事でココナッツさんを苦しめた、と言う事を責めています。
しかしその原因については「仕方がない」とあっさりスルーしています。

物事の原因は、自分にも心当たりがあるから、イラッとしてしまうのですが、そこを即座に蓋をしてしまい、相手に怒りの感情が湧いてくるのは、責任転嫁お自分が傷つく事の防御です。
人は人と別れを繰り返す中で、何故うまく行かなかったか、という原因を知る事で、人との付き合いを学ぶのです。
人はつまづいて傷ついてしてこそ、成長があります。
そこを人のせいに押し付けていては、成長がありません。
ここで私は思うのですが、ココナッツさんは、自分が相手に掛けた思いの分だけ応えてほしいと言うより
ココナッツさんを大切にしてほしいのだと思います。
でもココナッツさん自身、自分で自分をを大切にしていますか？

ここでお書き頂いた内容だけでも、数人の男性が登場します。
一見すると、よくモテルとも言えますが、本当はそんなに良い人と出会う事に難しさが在ります。
逆にいうと、そんな簡単にいい人は、たくさん転がっていません。
だから出会って、そんな簡単に付き合える事になるとは、思えないのですよね。
それなのに、お付き合いに進んでしまうと言う事は、相手の人選があまりなされていないか、
または付き合いへ入るハードルが低いと言う事に他なりません。
と、言う事は、それほどココナッツさんが期待する人物像かどうか、判断をする前に交際に至っているのかもしれません。
もっと言うと相手の内面や素性を知る前に付き合いに発展している為、その人物がココナッツさんに対して、大切にして下さる人か、どうか見極める前に付き合いが始まるので、ココナッツさんの不満因子が、こぼれ出てしまって、つい暴言などを吐いてしまうのだと思います。
それを聞いた相手は、冷めてしまい去っていく事になり、音信不通の男性を責めてしまうという悪循環の繰り返しになるのではないか、と思うのです。

特にココナッツさんのメールをお読みしていて、気になった所は、別れた彼が他の女性との結婚式を前にして、ココナッツさんとホテルに行く事です。変な話暴行をされたのでなかったなら、被害者ではないのです。ここはココナッツさんも大人なのですから、拒否をすることだって出来た筈です。
そして、相手に怒りをぶつけていますが、これはお門違いです。
人にココナッツさんを大切にしてくれない事の怒りをぶつける前に、ココナッツさん自身が自分を大切にしなければ、誰もココナッツさんを大切に思ってくれません。
他の女性と結婚する男性と一緒に、ホテルに入る女性は軽く見られて、相手に取れば遊びの道具でしかなくなってしまいます。
そんな心ない男性に、誠意を求めることが間違っています。
ココナッツさんを遊びの女性としか捉えないような男性とは、本来付き合ってはいけないということでした。しつこいようですが、男性と付き合う前に、何度も石橋を叩いて下さい。
そして、付き合いに入る前に、身体の関係になる事は、もっと慎重になって下さい。
男性は、女性に身体の関係を求めてくる癖に、簡単にそうなる女性を信用しません。
矛盾するのですが、勝手ではありますが、これが男性の本音です。
ココナッツさん、自分を大切にして下さい。

これを心理的な感情の起伏のコントロールなどという話に持っていけば、トレーニングが必要になるでしょう。
でも、本来尊敬出来るべく交際相手を、選ぶ段階で、ココナッツさんに、合った人とは違う人と付き合っている物ですから、腹が立つことが起きてくるのだと思います。
ですから、要はメンタルな話などではなく、付き合う相手を選びましょうと、言う事と、付き合い方は
慎重にと言う事を心掛ければ、嫌な事件は防げると思うのです。
まずそこから取り組むべきでは、と私は思います。
良い人とのめぐり合いを期待しております。

このプロに有料相談

回答日時：2011年8月13日(土) 16:33 JST

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。

夫婦問題カウンセラー

村越 真里子相談件数：1338件

プロフィールこれまでの回答

このプロにすぐ相談 このプロに有料相談