隣人とのトラブル　自分の感情を見つめてみましょう

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

ご相談ありがとうございます。
隣家との関係に悩んでおられるのですね。
名字を言いながらの暴言は、気にしないようにしようと思っても気になると思います。
身体にも症状が出ているとのこと。
つらい思いをされているんですね。

子どもの頃など、涙をこらえるといつまでも悲しかったり、笑いをこらえてもどうしても止まらないという経験、Ｒさんにはありませんか？
人間の感情は、時として、抑えると余計に後を引いたり大きくなるという事があるようですし、時には形を変えて身体の症状として出ることもあるようです。

ご自分の感情にＯＫを出して、いっぱい感じてみませんか？

参考までに方法を１つあげてみますね。

１）椅子に座って目の前の椅子に隣のおばあさんが座っているイメージをします。

２）そのおばあさんに向かって日頃言いたくても言えないでいる言葉をすっかり言ってください。
誰にも聞かれませんし、本人に直接言う訳ではないので何を言ってもかまいません。
その言葉は、たぶん「腹が立つ」という感情からの言葉ではないでしょうか？

３）言い尽くしてスッキリしたら、目の前の椅子を見えない所まで持って行って、気持ちを切り替えてください。

今日はこれで終わりです。
その後のご自分の感じ方が変わってないか、様子を見てくださいね。

４）まだすっきりしてないようでしたら、先ほどのように椅子に座り、隣家の暴言を聞いている時の感覚を思い出してみてください。
Ｒさんは悲しいのでしょうか？
怖いのでしょうか？
もしそんな感覚があるように感じたら、小さい子どもに話しかけるように
「悲しいよね…悲しくていいよ」
「怖いよね…怖くていいよ」と
自分に話しかけてみてください。

そしてその感情をいっぱい感じてみてください。
感じている内にスッキリしてくると思います。

これは隣家のおばあさんだけではなく、あらゆる場面に使うことが出来ます。
感情を適切に感じる事ができると、心地よく生きることができると言われますので、ぜひやってみてくださいね。

「近所の方は知ってくれてますし、解決策を考えてくれてます。市の福祉の人にも話をしているので近い内にご家族の方にも知らせると思います」とのこと。
早く問題が解決するといいですね。

回答日時：2011年9月 2日(金) 22:58 JST

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