精神的なことの法的なことについて

心理カウンセラー 太田 祐也

このたびは、ご相談ありがとうございます。
お父様について困られているようですね。
カウンセラーの私の立場からも気になる点が何点かございます。

・怒りの気持ちをコントロールできない点
・他者の気持ちが、分からないと思われる点
・女性についての偏見もあるように思われます。

こうした状況の中で、家族を支える存在として、がんばってらっしゃいますね。
本当に大変だろうと思います。

最近特にひどくなっているとのことで、できれば病院に行っていただきたいですが、
自分では行かれないだろうところが、大きな問題ですね。
ご家族の方のケアも大切なことになると思います。カウンセリングなどを活用したり、
ケアをしていただければと思います。

新しい環境でやりなおしたいと言うお気持ちは、本当にこの大変な状況を表していると感じました。また家族を守る立場としての責任感も感じます。大きな決断をする場合には、家族とよく話し合い、方向性を決めていただければと思います。

お父さんは冷静に話し合いができないと言うことですが、「自分のためにも病院に行ってほしい」ことや「このままでは一緒に住めなくなる」ということも冷静な場面で話し合いをしたいところです。場合によっては、冷静な人物（男性がよいかもしれません）に同席していただくとよいかもしれません。

またご質問の法的な方法についてですが、事件性がない場合、家族であっても他人が無理に初診前の患者を病院に連れて行くということは、難しい場合があります。

精神科の治療については、「医療法」や「精神保健福祉法」に基づいて行われます。
法的なことについて、一番詳しい所は精神保健福祉センターです。もしまだ相談されていない場合は一度連絡されることをお勧めいたします。電話でも相談にも応じていただけるはずです。

各都道府県に設置されている機関ですので、お住まいの県と精神保健福祉センターとで検索をして相談いただけるとよいかと思います。

文章でのやりとりのため、分かりづらい点やお気持を汲めない点がございましたら、ご了承ください。ご家族にとって少しでも良い状況になればと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。

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回答日時：2011年9月14日(水) 17:25 JST

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