捺さん　さっそく投稿してくださりありがとうございます

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

捺さん　さっそく投稿してくださりありがとうございます。
悩み辞典には字数制限があるのですね。
思いの丈をぞんぶんに投稿していただけなかったのが残念です。
投稿して頂いた範囲で取り急ぎお答えしたいと思います。

３週間前にあった仕事上の事が引っかかり、つらい思いをされているのですね。
そんなにも長い間、抜けないトゲが心に刺さったままでは、さぞ苦しかった事とお察しします。
仕事でストレスを感じたら、家族への接し方も変わってしまうのは仕方のない事だと思います。
どうかご自分を責めたりしないでくださいね。

捺さんがもし私のカウンセリングルームにいらしたら、まずはじっくりとお話しを聞かせて頂きます。
それから椅子を１脚用意して、３週間前のすごく怒っている社長がそこに居ると感じながら、「怖い」「悲しい」「腹が立つ」の感情を１つずつていねいに感じてもらいます。
（その後は、クライエントさんの状態に応じて再決断療法等のカウンセリングを行い、いま問題となっている事柄の根っこを探っていきます。）

どの感情があるでしょうか？
もしかすると３つ全て感じておられるかもしれませんね。

一人になれる時間を見つけて、カウンセリングルームと同じようにやってみてください。
「私は怖い」と何回か言ってもらうと、出せないでいた心の中の「怖い」という感情が動くと思います。
そうしたら「社長の言い方（態度）って怖いよね。怖くていいよ」と、ご自分の肩を抱きしめて十分に感じてください。

「私は悲しい」も同じ様に感じてみてください。
「こんな風に言われたら悲しいよね。悲しくていいよ」とご自分に話しかけてあげてください。
もしかしたら涙が自然にこぼれてくるかもしれませんね。

「悲しい」を十分に感じたら「腹が立ってくる」かもしれません。
例えば「何でそんな風に言われなくちゃいけないの？ちゃんと教えると言ったのに、教えもしないで怒鳴り散らして！署名まで自分にさせて！あー腹が立つ！！」という具合に、目の前の椅子に社長が居ると思って、言いたかった事を言いながら腹を立ててください。
怒りはエネルギーにつながります。
怒りを出さないで自分の中に溜めておくと、形を変えて「自分が悪い」とか「やる気がない」という気持に変わる事もあります。
どうか存分に感じて表出してください。
新聞紙を軽く丸めたもので椅子を叩いてもいいですね。
「あーすっきりした」と思えるまでやってみてください。

どうでしょう？少し心が軽くなった気がしませんか？
心の中に溜まった感情の大掃除をすると、元気が出てきます。
一度ですっきりしなかったら、何度でも繰り返してみてくださいね。
相手に対して感情的になるのではなく、目の前の椅子に相手を想定しつつ、自分の感情を認めて外に出すことで、溜め込んだ感情は無くなっていきます。
すっきりすると、自然と力がわいて来て、お母さんの看病も家事にもやる気がでてくるかもしれません。
ぜひぜひやってみてください。

何回も試してみて、すっきりしなかったら、またご相談ください。
「お礼のコメント」を書く欄もありますので、様子を知らせてくださいね。

捺さんの気持ちが軽くなって元気が出てくる事を祈っています。

回答日時：2011年10月17日(月) 16:48 JST

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