相談&回答 |
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回答プロ:心理カウンセラー 伊東 香
ご相談者:30代/女性
お互い、バツイチで、彼からの積極的なアプローチで付き合い始めましたが、私の方は忘れていた前の相手と彼が重なることが多々あり、無意識に比べていました。
彼も時折、前の相手とのことを話しました。が、特に何も感じませんでした。
話してくれる素直さと、話せない自分の葛藤で、彼からの気持ちが不安で信じきれなくて、責めてしまいました。
そしたら、もう無理、と一蹴され、別れを告げられました。
これは自分が招いた結果です。
ただ、前の相手のことを話すのはルール違反だと思っていたので、気になっても言えませんでした。
前の相手には質問しても、関係ない、と打ち切られて会話を終わらされてましたから。DVもありました。
今の(もう終わりましたが)相手には、質問しても妙なはぐらかし方をされたこともありました。
多分、本人にはそんな自覚ないと思いますが。
今の相手は自分の気持ちを率直に話す人でした。それが時折、凶器に感じることもありました。
相手が離婚した本当の理由は知りませんが、私の方はDVのことだけは話しました。
その時に、「自分も悪かったんじゃないの?」と言われたのは、ショックでした。
こんなことも言えませんでした。
未だ、過去のトラウマが払拭されずに、彼を信じきれなくて、わがままで自分勝手でした。
責めたかったわけじゃない。
ただ、話を聞いて欲しかっただけだと今なら分かります。
前はこんな別れ方をしてるから、愛されることが怖いと言えれば良かった。
愛するのに臆病になってると言えればよかった。
全ては後の祭りです。
謝罪も、お礼も、何も聞き入れてくれません。
友達の頃なら、はっきり言えたのに、恋人になった途端に言いたいことも言えませんでした。
疵付けた代償をどうやって償ったらいいか分かりません。
私には子供もいるので彼のことで悩んでる姿を見せたくありません。
まだ、子供に紹介する前だったので。
30代/女性 | 日付:2011年10月17日(月) 11:45 JST | 閲覧件数: 3,688
相談して頂きありがとうございます。また、お返事が遅くなり申し訳ありません。
ご相談を読ませて頂いて、このような思いを持ちながら、日々の家事やお子さんのお世話をされているのは、とても大変な事だろうなと、まず思いました。
お子さんに悩んでいる姿を見せずに、がんばっていらっしゃるのですね。
本当は彼に伝えたかったことが、しっかりあなたの中で言葉にされていて、それを伝えたいと思われているのに、彼は謝罪も、お礼も聞き入れてくれないのですね。
私にはAさんのはりさけそうになっている気持ちが、痛いほど伝わってきました。
素直に話せないのはどうしてなのか、ということも過去のトラウマという言葉を使って、 それが理由で、素直に話せず、彼のことを信じ切れなかった、とご自分のしてきたことを認識されています。
前の相手のことを話すのはルール違反だと思っていらっしゃるのは、前の相手(前の結婚のお相手)に質問しても会話を打ち切られ、DVもあったこと、今の相手に質問してもはぐらかされたことが理由なのですね。
その時のあなたの気持ちはどうだったでしょうか。もしできるようでしたら、客観的にご自分の気持ちをみてみてくださいね。
私はあの時、悲しかったのかな、それとも腹が立っていたのかな、怖かったのかな、という言葉を参考にしてください。
何か気持ちが出てきたら、私はそうだったんだなーと、その気持ちをご自分の中で大切にしてください。
そして、話せない葛藤の中ででも、過去のDVのことを話したら、「自分も悪かったんじゃないの?」と言われてショックを受け、そしてそのことが伝えられなかったことを、後悔していらっしゃるようですが、そんなことを言われてショックを受ける、そして言えないということは、とても自然なことだと思います。
ショックを受けて、言えなかった時の気持ちはどうでしたか。これももしできるようでしたら、自分の気持ちを探ってみて下さい。そして、何か気持ちがみつかったら、その気持ちを大切にしてくださいね。
気持ちを感じてみると、一つだけでなく、二つ、三つと出てくるかもしれません。どれもそれぞれ、大切なあなたの気持ちですから、よしよしとお子さんをかわいがるような気持ちで接してみて下さい。
その後、もしまだ相手に謝罪やお礼を伝えたかったら、素直な気持ちを伝えるのもいいと思います。それに対して相手がどう反応するか、また聞き入れてくれないかもしれませんし、違う反応をするかもしれません。でもそれは相手が決めることです。
Aさんの相手の気持ちを考えられるところは、とても素敵だと思います。その部分を大切にしながらも、自分の気持ちもより大切に扱っていただければと思います。自分の気持ちを大切にできた後ならば、より相手を思いやれるのだと思いますから。
そして、相手のことを変えることはできませんが、あなたは自分のことを、これからどうしたいか決めることができます。
これからも、Aさんとお子さんが毎日幸せに過ごせることを願って、応援しています。
回答日時:2011年10月20日(木) 15:49 JST
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真摯な回答、ありがとうございます。
厚かましいですが、欲しかった答えで、気持ちが晴れました。
離婚理由を訊かれて、DVもあった、と話せた初めての相手でもあったので、余計にショックだったのだと、
今は理解できます。
その時は嘘でも、「辛かったんだね。」と肯定して欲しかったのだと思えます。
それを 「自分も~」と言われたことで、否定されたのと、前の相手とのが重なり、不安が不信になったのかもしれません。
それを何も伝えられずに、別れ、になったのは自分の責任です。
本当に率直に話して、こちらにもそれを求めて来る人でした。
今思えば、銃撃戦のような感情の応酬です。
伊東先生の温かい回答で、自分自身をもっと見つめられるようになってきました。
こんな相談に乗っていただき、また、子供のことも応援していただき、ありがとうございました。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2011-10-20 |