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音が怖い

ご相談者:10代/女性

初めまして。
私は今高校三年生なのですが、最近いきなり鳴る音が怖くて怖くてたまらないんです。
怖くなったきっかけは、学校のチャイムです。
私の通っている学校は教室によってチャイムの音量が違うのですが、ものすごい大音量で鳴る教室があるんです。
はじめはびっくりしたー!という程度だったのですが、日が経つにつれてチャイムを意識するようになり、意識すればするほど怖くなってしまいました。

そのことを母に相談してみたら、かかりつけの病院で軽い精神安定剤をもらってきてくれました。
しかし、頓服と常薬するのとはまた違うんだということを知らず、ある一週間約毎日服用してしまいました。
それからはもう一ヶ月ほど全く飲んでいないのですが今では、それも関係しているのかは分からないですが「怖い」という気持ちがすごく大きくなってしまい、授業中も手汗はすごいし今すぐ外に出たい!と思うくらいつらいんです・・・。

そして私はここ何年か緊張すると首が震えてしまうのですが、緊張している状態でびっくりしたときにも震えてしまいます。
震えるのはすごく恥ずかしいし、見られたくないとおもうから余計に怖いという気持ちも膨らんでしまうのかもしれないです。
私は通信制の学校に通っているので毎日6時間絶対にでなければならないということはないのですが、最低一日2時間は出席しなければ卒業が危うく、一時間目の授業が終わったらとてもつらく限界を感じそれ以上その場に居座ることができずとても困っています。

安定剤を飲むことも考えているのですが、できたら何かに頼ることなく治したいです・・・。
安定剤を飲むのをやめられるかも不安ですし。。。
何か方法は無いでしょうか?

宜しくお願い致します。

人間関係の問題じゃないのですが、すみません。

10代/女性 | 日付:2011年10月19日(水) 01:10 JST | 閲覧件数: 4,905

サインを上手に活用しましょう

メンタルセラピスト/コーチ 椎原 澄

nanasuke さん、こんにちは。メールありがとうございます。椎原 澄です。
大きな音が貴女を脅かすのですね?それでは解決方法をご一緒に考えてみましょう。

メールから察すると、nanasuke さんが今怖いのは「音そのもの」というよりは、意識すればするほど怖くなることや、緊張による首のふるえ、そして何よりも「これって、どうなっちゃうんだろう?」という、これからへの不安ですよね?
もちろん、安定剤を飲むことへの不安もあるでしょう。
nanasuke さん、人間の不安や恐怖って、どのくらいあると思いますか?私が敬愛するあるドクターの長年の研究からすると、子供が恐怖を持つものは煎じつめると「大きな音」と「落下する恐怖」なのだそうです。
それ以外の不安や恐怖は、実は「過去にこうなってしまった」とか「また起きるに違いない」とか「やっぱりそうなってしまった」という、マイナスの体験を積み重ねることによる「想像力」だというのです。見えないから怖い、悪い予測が生じるから怖い、というわけですね。
一方、「大きな音が怖い」の意味を見て見ましょう。耳は口や目と違って自ら塞ぐことができない器官です。
それは何を意味するかと言うと過去には「危険を知らせてくれるサイン」だったのではないでしょうか。
大きな音は危険のしるし。だから「怖い!」と思ったら逃げ出す事ができる。
そういえばサイレンや警報はたしかに「危険信号」ですよね?チャイムは「何かの相図」にしか過ぎませんが、大きすぎたら不安を呼び覚ますかもしれませんね。

私たちメンタルセラピストは、痛いや痒いを含むあらゆる「症状」は、私たちの身体が真っ先に感知してくれる「サイン」または「危険信号」「アラーム」だと考えます。
ちょっと考えてみて。nanasuke さんは大きな音の後、大きな危険に遭遇しましたか?
今は大きな音で連想されるのは、緊張による首の震えや安定剤を飲まなくてはならなくなる=もっと悪くなるかもしれない。という「悪い予測」を産んでしまっていることですよね?
そうすると、「大きな音」というサインは実は危険の知らせそのものではなく、音による危険は何もないのに、「安定剤を飲まなくてはいけなくなるかも」という事をnanasuke 自身が感知している、ということになりませんか?
実際、対症療法として飲む「お薬」は、「症状と言うサイン」を消してしまうので、安定剤を飲むことに疑問を感じるnanasuke は、とても正しい直観を持っていたことになります。
あ、頓服を続けて飲んでしまったことも不安のひとつですね!
でも大丈夫。人間の新陳代謝も大したもんです。その影響が残ることは考えなくてもいいですよ。

nanasuke さんにして欲しいこと。それは「大きな音そのものは、私に何の危険ももたらさなかったじゃないか」ということをきちんと自分で再確認すること。「安定剤を飲まなくちゃいけないのか、という不安ももういらないこと」も次に再確認すること。そして「症状はサイン」ということを、これからも大事にして、サインを闇雲に消そうとせず、「不安や恐怖の根拠」を見直していく習慣を身につけることかな。
最後の項目に関しては、いつでもメンタルセラピーがお手伝いできます。ご自分の敏感な感受性を大切にして、サインをプラス方向に廻していく思考の癖をつけて下さいね。

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回答日時:2011年10月20日(木) 10:20 JST

回答有難う御座います。
御礼遅くなってしまいすみません。

サインという考え方すごく納得できました。

ですが、音への恐怖は安定剤を飲まなくてはならないかもという恐怖はなく、首が震えてそれを人に見られてしまったときの恥ずかしさを味わうかもしれないということへの恐怖だと思います。
それに学校でびっくりしたら大抵震えます。。。

安定剤も、飲まなくてはならないかもという不安よりも、飲んで、やめられるかという不安です。

説明不足だったかもしれません。ごめんなさい。

ありがとうございました。
がんばってみます。

| 10代/女性 | コメント投稿日:2011-10-24 |

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