扶養的財産分与と言うのがございます。

中野 浩太郎

初めまして、夫婦・男女問題法務手続き専門の行政書士の中野でございます。

離婚理由が、性格の不一致で、どうやら裁判上の理由にはならない
案件ですから、ご相談者様が、離婚に応じなければ、離婚にならない
ケースとも言えます。
財産も無いと言う事ですから、離婚するメリットがご相談者様にあるかどうか
難しいところでしょうね。

ただ、男性が、離婚を申し出るのは、女性の影があるか
将来的な財産の喪失（退職金や不動産等）を恐れる場合がございます。
不貞行為があればまた話は違ったものになりますね。

まず、離婚をご相談者様がしたくないのであれば
すぐにでも市役所に行かれて離婚届の不受理の届を出しておくことです。
意外と離婚届を勝手に出す方はいらっしゃるものです。
注意が必要です。離婚するにしても、話し合いが終わるまでは離婚できないように
する手もございます。

仮に離婚する場合、預貯金は折半です。
それ以外に養育費の発生があります。
年金分割と将来的な退職金の分割、生命保険の解約返戻金の問題等
いろいろ決める事がございます。

不動産は、いろいろな分与方法がございますが
マイナスの財産分与は基本ないので、売却しない方が良いかもしれません。
また、売却も大手と中堅の不動産屋の鑑定は全然違いますので
いろいろ見積もりを取る事ですね。大手がたいてい安く言ってきて
問題になっています。
今回は、ご主人が住むのであれば、義理のお母様からの支援は除いて
今まで払ったローンの半分はご相談者様のものでもありますから
返してもらうと言う考え方はあります。ただ、家賃計算のこともあり
複雑なものとなります。

とりあえず、離婚をするのであれば、正社員として働かないと厳しいでしょうね。
その上で、扶養的財産分与と言うのがありますので
しばらくは生活費をプラスで補助してもらう感じです。

いずれにしろ、離婚専門の行政書士に離婚協議書を公正証書で作成をご依頼されると
良いでしょうね。当事務所でもできますので
よろしければご検討下さい。
頑張って下さい。

回答日時：2011年10月26日(水) 12:26 JST

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