今は信じるか、否かの話ではないです。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

Patochanさん、まず一番最初に申し上げたい事があります。これまでのPatochanさんの生き方は心優しいウブな妻であったと思います。
しかし、こういう経験をし、もうこれまでと同じ人格、これまでと同じ生き方であっては、駄目なのです。この経験を生かし、生まれ変わらなければならない時が来ました。
今、心身ともに傷ついておられる方に対して、傷口に塩を塗ることのような事は言いたくないのですが
そこをあえて心を鬼にして申し上げたい事があります。
Patochanさん・・・・
Patochanさんのご主人を見る目はあまりにも甘すぎた。
ですので、これからは夫を信してどう生きたらいいか、なんてふにゃふにゃした事を言っていてはいけません。これからは目を皿のようにしてご主人を「疑う」という事をしなくてはいけません。
実は、こうのタイプの相談は過去沢山あったのですが、男性の借金する場合、二つのパターンに別れます。
それは変な話ですが、どう言う訳か大企業に勤める収入の多いサラリーマンと、逆にあまり仕事が続かず転職を繰り返す、収入の低い男性です。
これは前者は、毎月の給料も高いし、ボーナスも100万単位で入るので、無駄使いという範囲を超え、ネジがはずれちゃった方です。こういう方は退職金も何千万クラスですので、仕事さえしていれば、
とどのつまり退職金で返済すればという頭があり、何度も借金を完済しても同じ事を繰り返します。
それに引き換え、後者の方は、悲惨です。結局生活費を蝕む事になりますので家庭が破綻します。
と。言う事で今後の人生をどう読むか、と言うことになると、相当な覚悟が必要となってきます。
例えば経済的な事だけをとっても、普通のサラリーマンが一生真面目に働いても、今の日本の経済状態では中々楽になると言う事は望めません。
そこに来て義両親の問題も加わって、今心身ともに疲弊しているPatochanさんには荷が重すぎます。
そして義両親はこれから高齢者の抱える問題を全部なぞっていくことになります。
では、これを回避しようと思うと、これも簡単ではありません。
ですので、今後の事を考えますと、行くも地獄、帰るも地獄となります。
絶望的な言い方で本当に申し訳ないのですが、これが現実です。
そしてPatochanさんの望みも、そんな贅沢な夢を持ってらっしゃらない事も判ります。
この段階にきて、バラ色の生活があるとは思ってらっしゃらない事は私も判ります。
ご主人のお仕事ぶりを考えても、名誉挽回も出来そうにありませんので経済的に生活が挽回できるものとは思えませんし、甘い夢は抱いてらっしゃらない事は判ります。
しかし、その中でも、Patochanさんはご主人が反省し更生すれば、これ以上良くはならなくても、悪くはならないと期待してらっしゃるかもしれませんが、この考えは危険です。
これ以上、ご主人が借金をしないと言う事は、何の保証もないのです。
傷ついてらっしゃるPatochanさんの傷口に塩を塗るような事で申し訳ないのですが心を鬼にしてもすします。
そんな希望的観測で、人生を乗り切れるわけがありません。
Patochanさんの物事、人物を見る目が甘すぎる。特にご主人に対しての検証力がなさすぎます。
だったら、一緒に生活もしていない、この村越が何が判るかと思われるかしれませんが、Patochanさんのようなケースは山ほど見てきている為、Patochanさん以上にご主人のタイプが読めるのです。
そこで失礼な話ですが、Patochanさんはご主人の言葉のみならず、ご主人という人物像の検証の能力が低すぎます。
もちろん、好きで結婚された夫でしょうし、ご主人を信じたいとも思えるでしょうけれど、そこに信じるという根拠はありますか？
信じるとは疑わしい部分がないと言う事です。
私はこれまでの経験で、自分の借金を周りがカバーしてくれて、返済の苦労を自分で味合わなかった人が本当に反省したという話は聞いたことがありません。
例え何かの間違いで借金をしたとしても、借金は朝晩寝ずに働いて、爪に火をともすような貧乏して、己の力で返済してこそ、初めて本当の反省をするのです。
そんな年老いた両親の住まいまで奪うような事をして、借金を返済したとしても、今度はそのご両親が寝たきりになって、施設に入れない場合は、仕事を休んででも介護しなくちゃなりません。
要するに、全部しわ寄せが将来自分たち夫婦に掛ってくるのに、そんな事を考えもしないというのは、
目先の事しか、考えていない証拠です。
義両親は、義両親、あくまでも別個の家庭です。保証人にでもなっていないのなら、別に家を手放す必要はありません。
これまでも、むしろ何も持たないご主人に自己破産、もしくは債務整理をさせていればよかったですね。
（すいません、お金を貸して下さった企業の方には、申し訳ないですが・・・）
しかし今回はご主人のされた横領ですが、本当に仕事上のミスでそんな大きなお金を個人が被るかは疑わしい・・・結局遊ぶ金欲しさであったのでは？と疑いたくなります。
親の家を提供すると言うのは、本当にご主人の会社との話か、もしくは作り話で、どこかのサラ金との話ではありませんか？Patochanさんが立ち会いましたか？
お給料を減額されるのも、ご主人の作戦かもしれませんし、本当に企業は義両親の家の提供と
ご主人の減給とで賄うとおっしゃったのですか？
私は会社が、義両親の家まで差し出せというように思えないのですか・・・・
結婚前の借金があって、それをサラ金でカバーして、金額が大きくなったので、両家が貯金を出して
完済したと言う事ですが、そもそも結婚前の借金って何？ってところから始めないといけません。
どなたも、借金と聞くと、利息が高いので心配だと言って、周りが寄ってたかって、すぐに完済されますが、それは本人の為にはなりません。
本当に怖いのは利息ではなく、人に返済してもらうような人は、また同じ事を繰り返すと言う事です。
その事の方が、いくらか高いツケが人生に回ってきます。そしてそのトウリになりご主人は相変わらず借金を繰り返した訳です。
何故、じゃここまで借金を繰り返すのか、という事の防御策も出来ないまま、
「今後は心を入れ替えて・・・」なんて口だけの反省を信じるのは、甘すぎます。
口約束なんてどうでもいいのです。本当に心を入れ替えたかどうか、その眼力を持ちましょう。
とりあえず、義両親の家を手放させるなんてかわいそうな事はおやめなさい。
その家があるからこそ、まだPatochanさん夫婦が生活できるのに、同居でもすれば完全に
Patochanさんに親を押し付けて、このご主人は逃げます。
本当に心苦しいのは、その義両親を見捨てられずに共倒れになる時です。

言いたい事はいっぱいあるのですが、このオープンなサイトでは書ききれません。
出来れば、非公開相談に切り替えて下さい。
有料ですから気の毒ですが、今Patochanさんが知らないと、もっと損をする事ばかりですから、
多少の出費は勉強代としてお支払いください。頑張って。

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回答日時：2011年11月13日(日) 11:38 JST

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