無理せず取り組めるといいですね。

門間 絹代

お話してくださって、ありがとうございます。

ご相談の文面に「心身ともにつかれ切って…それでも疲労は取れません。」と、
ありますが、文のあちこちから、お疲れの様子が手に取るように伝わってきました。

よく頑張っていらっしゃいますね。
過去のご相談も読ませていただきましたが、病気治療を続けながら、
ご家族のために、歯を食いしばって仕事をしていらっしゃるような姿が
イメージされました。

とても立派なことだと思います。

身体が資本となるフォークリフト作業やピッキング検品は、健康な人にとっても
容易な仕事ではありません。
そのような業務に約10時間/1日、携わり、更に往復2時間の通勤を5日間/1週、
強いられているのですから、
それだけでも疲労感は、かなりのものでしょう。
それに加えて睡眠時間が5～6時間となると、疲労感を1晩で解消するのは
難しいことだと思います。
週末に寝て過ごしてしまうのは仕方のないことです。

病気をされる以前は、仕事での疲れを、趣味を楽しむことで解消されていたことが
あるのではないでしょうか？
そうでなくても、仕事の疲れが原因で、好きな趣味を楽しめないとなると、
それは辛いですよね。

心が疲れてしまうと、好きなことを楽しめないとか、集中力が続かないということは、よくあることです。
病気の1つの症状にすぎません。

日本では、「弱音を吐くな、泣き言を言うな」という教育がなされていた時期があり、
現在でも、その考えが根強く残っている地域もあるようです。
しかし、心の健康を考える上では、自分の中にある弱い部分に目を向け、
それに気づくことがとても大事なことです。

弱音や泣き言は、決して悪いものではありません。
そういう考えが頭に浮かんだら、「そう思うんだね。気づいてるよ。」と自分自身に
伝えてください。
考えを肯定して、認めてあげてください。

少し日常の人間関係を思い起こしてみてください。
その中に、弱音を吐いたり、愚痴をこぼしたりできる間柄の人はいますか？

この弱い部分を無条件に聴いてくれる存在の人がいれば、口に出すことで
更なる変化がみられたりもします。

インターネットで検索してみましたが、お住まいの地域にも、うつ病の
自助グループがあるようです。
身近に話せる相手が見当たらない場合や、費用の面からカウンセラーを
頼れない場合は、このような自助グループを利用されるのも1つの方法かと
思います。
ただし、決して無理して利用する必要はありません。
お休みの日に寝てばかりなのは、身体が休息を求めているからなんです。
その欲求に応えてＯＫです。
だって平日お仕事を頑張っているんですから。
「よく頑張ってるね。」と、ご自身に褒め言葉のシャワーをかけてあげてください。
「早起きできた。」でも「出勤できた。」でも何でもＯＫです。
1つでも多く、できるだけたくさんが、ポイントです。
自分では、やって当たり前と思ってることでも、それをできない人が
いるかもしれませんよ。

最後に睡眠についてですが、時間が5～6時間というと、人によっては
満足する時間かもしれませんが、量ではなく、質が非常に大事です。
眠りが浅い・熟睡感がないとか、夢をよくみるとか、中途覚醒があるとか、
何か思い当たるようなことがあれば、主治医の先生に相談してみては
いかがでしょうか？
お薬を見直すきっかけになるかもしれません。

以上となりますが、文章のやりとりのため、内容を誤解をして回答している点や
表現がきつく感じる部分があるかもしれません。
取り入れられそうな部分があれば取り入れていただき、そうでなければ、
参考程度に「そういう考え方もあるんだな」と
読んでいただきたいと思います。

回答日時：2011年12月27日(火) 12:00 JST

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