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今の会社について

ご相談者:20代/女性

はじめまして。
今、飲食店で、正社員として働いている23歳です。
今回、賃金の不当さと、勤務環境の苛酷さについて、何か出来る事は無いのかと思い、相談させていただきます。
私たちの会社は、飲食店ということもあり、みなし残業の手当てが給料についています。
協定も結んでいますが、その書類の有効期限は23年1月までで、更新の書類はありません。
給料が変わっているというわけでもないのですが、現状、店舗を運営するに当たり、全く人員が足りていない状態です。
私自身、朝の10時出勤で、定時は18時です。
週6日勤務の環境ですが、実際、飲食店では、当たり前の環境だとも思っています。
我が社では、直営店が現在6店舗展開されているチェーン店なんですが、店舗の売り上げや営業時間に関わらず、各店舗9名までの定員となっています。私が勤めている店舗は、その中でも最も売り上げも多く、営業時間も長い店舗なんですが、会社の社労士の方がそのように指示したとお聞きしました。
正直、今の営業時間、売り上げでは、全く人が足りない部分が多く、シフトで分かれているにも関わらず、時間外に仕事に出てくることが、常になっています。
私も、今年の元日から開店準備から、閉店まで(10:00~02:00)の時間を店舗に拘束されている状態です。しかし、これは今だけの事というわけでもなく、以前から、週に1,2回、多くて3回あっていました。
みなし残業があるせいか、給料ももちろん変わりはなく、頑張りに対しての見返りも無い。
他の店舗の従業員の方たちも皆、限界が来ていると耳にします。
現状、年末年始の繁忙期が落ち着いてきた今も社員は、休みを取る事が出来ません。これから先も休みを取る事は難しいと思います。
我が社はタイムカード制ですが、まともに、お店にいた時間(勤務時間)をタイムカードに残しておくと、事務所(経理担当)から、怒られてしまいます。そのせいで、皆がサービス残業で、1日の勤務時間の倍近く働いているのが現状です。
私個人としては、人件費に関してはそのお店の売り上げの3%まではあってもいいと思いますし(現在は2%を切っています)、その店舗の広さや売り上げ、営業時間などに応じて人数は割り振られるべきだと思います。勤務時間に関しては、その人の労働時間の分は、きちんと支払うべきだと思いますし、タイムカードの偽造は許されないと思います。
現在、我が社には有給制度がありますが、私たちはそれすらも知りませんでした。
有給は、連続して勤務しすぎている日などに、事務所(経理)が勝手に有給を当てているらしく、働いているのに、休んだという扱いをされているらしいのです。
有給制度のあり方も、勤務環境の苛酷さも、給料の不満も、みんな限界です。
今、労働基準局に行こうかと、何人かで話しはしていますが、改善されるべき点になるんでしょうか。

長文になり、文章もまとまらずに申し訳ありません。

出来れば出いいので、早めの回答をお願いします。

20代/女性 | 日付:2012年1月 6日(金) 15:01 JST | 閲覧件数: 2,678

まずはお仕事、お疲れ様です。

柳 康治

ご相談頂き、ありがとうございます。
では早速、お答えします。

まず、文面にもありましたが、週の所定労働時間を超えた残業や休日出勤に対する会社側の対応については、当然、改善されるべき項目になります。
例え、毎月の給与の中に見なし残業手当が加算されていたとしても、現実的にそれを超える超過勤務をしている場合には、それに対する賃金による報酬の支払いは成されるべきです。
タイムカードやその他の協定書などで、書類上はつじつまが合うように調整していたとしても、現実的にサービス残業をしているのであれば、例えばあなたのプライベートで使用している手帳に日々の出勤時間と退社時間を記録しておけば、それを元に交渉することは可能となります。

また、有給休暇についても、本人が休暇を取得していないにも関わらず、会社側で勝手に取得したものとして扱われているのであれば、明らかに労働基準法違反となり、タイムカードの虚偽の打刻を強要されていることと併せて、事業主は厳罰に処されることになります。

以上の点については、従業員の目線から見た労働基準法に基づく見解となります。

但し、各店舗における売上げやスタッフの配置人数、またその人件費の比率については、企業経営をしていく上での経営者の判断となるので、結論から言うと、あなたの勤務している会社の社長が、売上げや利益を最優先しているのか、または従業員を大事にすることに重きを置いているのかによって大きく変わってくるのです。
要するに、悲しいことではありますが、社長の度量や考え方次第ということになります。

一般的には、これらの分野について労働者が経営者に交渉したとしても、聞き入れて頂けるケースは非常に少ないのが現実です。
反対に、会社や他の従業員のためにこれらのことを進言したとしても、結局、発言した本人が貧乏くじを引かされる、ということは良くある話です。

「では、どうすれば良いのか?」ということになりますが、冷静に賢く行動するのであれば、まずは経営者の度量や考え方をよくリサーチすることです。
そして、その上で、例えば労働基準監督署に相談に行った場合に、あなた自身にとってどのようなメリットがあるのか、反対にどんなデメリットが考えられるのか、極端に言えば、難癖を付けられて解雇され失業する場合も考えられます。
それらのことを総合的に考えて行動されることをお勧めします。
勿論、同僚の方々と話し合うのも良い方法でしょう。
同僚の皆さんにもそれぞれの立場があり、抱えているものがありますから、ここは慎重に行動されるべきだと思います。

そして、とても重要なことは、例えどんな行動をとることにしたとしても、その行動から生じる結果を自分が責任を持って受け止める、ということを覚悟することです。
なぜなら、どんな行動を選択したとしても、必ずメリットとデメリットが生じるからです。
上手く行くことが多ければさほど問題は無いのですが、反対に大きなダメージを受けてしまった場合には、とかく人は相手のせいにしてしまうのです。
実は、これが人生を不幸へと導いてしまう切っ掛けとなってしまうのです。
これは、メンタル面での話になってきますが、とても重要なことなのでしっかりと認識して頂ければと思います。

人生は苦難の連続です。
しかし、それはすなわち 「多くのことを学べる絶好の機会である」 ということでもあるのです。
このちょっとした考え方の違いが、あなたの人生を大きく左右してしまうのです。

今の現状を一歩引いた視点から眺めてみて、あなたにとってどの選択が一番良いのかを判断してみて下さい。
そこには必ず良い答えが見えてくるはずです。

あなたの人生の幸せと成功を心から祈っております。

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回答日時:2012年1月 7日(土) 19:41 JSTお礼のコメントを書く

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